2010/02/05
本日放送は「豪華!スネ夫の貧乏バースデー」でした。
気にしてチェックしていないのでアレですが、スネ夫のママとチルチルが活躍する話っていつも同じ演出家さんなのかしら? いえね、やたら暴走のノリにいつも安定があるなぁと思って、骨川家専属演出家でもいるのかと…。
スネ夫のバースデーパーティに招待されたのび太たち。
しかし、せっかく持ってきた貯金箱や手作りクッキーの誕生日プレゼントと、スネ吉兄さんの作ったハイテク貯金箱、一枚1000円のクッキーなどを比べられて怒り心頭。
遂には「ボクちゃん、一度でいいからキミたち庶民の暮らしを味わってみたいのよ」と言い出す始末。
もしもボックスで「ウチのお金が全部なくなったら」とお願いして、貧乏生活を始める骨川家…。
お金持ちの生活に慣れたスネ夫が貧乏生活をすることでお金の大切さ、自分の今までの態度を反省するというお話になるんだろうなぁー…と当たり前に思っていたのに、なんだか全然そんなコトは無かったぜ!
家もお金も失った骨川家は裏山に居を構えて新たな生活をスタートさせましたが、何故か原始人チック、何故か裏山で狩り(周り住宅街だよ!)、何故か壁画、何故か小麦畑、何故か紙すき。
いや、もうそれは貧乏生活とかそういう概念じゃねえ! いつの間にか時代がトリップしてるし、一日で小麦が実ってるし、乳牛がいるし…なんだこのツッコんだら負けのゲーム。
お金を失った貧しい生活(?)の中でも骨川家はやたら逞しい。なんか普通に楽しそう。
しかもそんな生活の中にあっても、結局スネ夫の自慢癖は改善されていなかった。
スネ吉兄さんが裏山で拾った枝から作り上げたカラクリ貯金箱、スネ夫のママが作った無添加クッキー、スネ夫のパパが作った手作り最上質和紙…。
結局、スネ夫の自慢癖な性格は金持ちとか貧乏とかそういう理由ではなく、もっと根本的なトコロから生まれ出でたモノだったのですね…。
スネ夫が自分の短所を反省する成長話かと思っていたら、ベクトルがあまりに違いすぎて素晴らしく感心しました。貧乏でも自慢を怠らない魂に清々しさすら覚えた!ここまで行ったら立派としか言えないよ、うん。
少しまともにまとめるならば、骨川家はお金を持っているから金持ちらしい生活をしていたのではなく、常にその状況で出来る限り最上質な生活を営もうとしている人達だったてコトなんですね。だから、たとえお金が無くなってもその中で出来るベストの生活スタイルを作り上げる。その為になら努力は惜しまない。
ちょっと骨川家を見る目が変わったなぁ。
てか、骨川家ってマンガの金持ちのクセに金持ち具合が生々しいレベルの金持ちですよね。
最近のマンガやらラノベなどでよくある、軍保有とか、敷地が東京都の半分とか、そういうとんでもない金持ちじゃないんだけど…リアルな生々しさを感じることの出来る金持ちね。
なんていうか…ぜひ、お友達になりたいです(え)。
次回は再来週。
早口言葉で劇場版のゲストが出演してくれていますけれど、この調子で田中理恵さんも出たりしないだろうか。
うん、出ないよね。分かってる。