本日放送は「のび太の町にブラックホール」と「ジャイアンのいい所はどこ?」でした。
どちらも演出が冴えていて楽しいお話でした。さりげにレベル高いですね、いいなぁ。
「のび太の町に~」はブラックホワイトホールペンでどんなモノでも自在に出し入れしてしまうというアイテムのお話。んなコトしなくても、どこでも行けるドア的なモノだったり、四次元的なポケットにしまって運ぶとかすればイイんじゃなかろうか…てなコトを考えたりしましたが、そんなコトが頭をよぎる様ではまだまだ修行が足らないですね、ふむ。
のび太の消し忘れたブラックホールが次々に町の人を飲み込んで都市伝説にまで達している事態が面白い。てゆか都市伝説の伝達速度速くね、練馬(え)。
また、ギャグと理屈がピタリと合わさったオチが本当にキレイです…。いや、いいオチです、ホント。
吸い込まれる対象が増えていて、原作よりもさらにカオス度が上がっているのもまた楽しい。ホワイトホールから出てきた直後だってのに、ママと先生がのび太を叱る順応性の高さは特筆すべきものがある。素晴らしいな(えー)。
「ジャイアンの~」は(たぶん)オリジナル。友達とペアになり互いの良い所を作文にするという宿題、ジャイアンと組む事になったのび太が四苦八苦…そこで書いた事が実際にそうなるソーナルペンが活躍するとゆーお話。て、またペンかよ。
いやはや、オリジナルながら原作付きに負けないドラえもんテイストをまとった好いエピソードでした。
良い所なんて見つからない→ウソは書きたくない→じゃあウソを本当にしてしまえばいい。
この素晴らしい論点の変換がカッコイイです。相変わらずドラさんの思考変換には憧れるとしか言いようが無い。
オレが世界に合わせるんじゃない、世界がオレに合わせればよいのだ!という痺れる様な傲慢さ。抱いて(え)。
「甘い言葉にご用心」という皮肉めいたポスターも好いのですが、ジャイアンの顔にのび太の靴が当たるシーンは何度見ても笑ってしまう上質な瞬間。演出にまんまと負けた気がする。っち。
こちらのオチもよく出来た面白いモノに仕上がっておりました。
最後は本当のジャイアンの良い所を見せ、二人の友情、夕景…キレイなシーンと思わせて本オチへ。
のび太がペンを壊すにいたるまでの流れ自体も自然だったし、良い所なんて無さそうなジャイアンの良い所ってモンををちゃーんと提示しているし、それでいてギャグも忘れず付随してくる。余す事無く盛り込んだまとめ方だったと思います。イイ話ともギャグとも受け取れるようになってますしね…。
そんなんで、どちらも好く出来た楽しいお話でしたともさ。至福。
次回はクリスマス1時間スペシャル…で、さらに映画の新予告とかもあるんでしょうね。
人魚人魚言いながら、これまでの情報には人魚ちらりとも出て来てませんしね。
海の話だとばかり思っていたら「宇宙船」とか紹介されるし…全容見えませんなぁ。

全然カンケー無いけど、最近なんとなく気になっているキャラ…。
何気にレベル高いんじゃないかな、あの子(おい)。