2009/12/11
本日放送は「聖夜ののび太クロース」と「マッチ売りのドラミ」でした。
何気にゲスト声優が豪華だった気がしたなぁ…まぁ釘宮降臨みたいなインパクトは無いんだけれども(おい)。
「聖夜の~」は、今までサンタクロースに碌なプレゼントを貰った事が無いと嘆くのび太がサンタメールを使うというお話。
まぁ、サンタクロースってのは大概において碌な物をくれないもんですよ。ボクもかつて、トランスフォーマーのコンボイが欲しい!と必死にお願いしたのに、実際にくれた物がカスりもしないモノで、よくよくサンタの人格を疑ったものです。ヤツは期待させるだけさせて、コッチの意に沿わないモノをあげて子どもがガッカリする様を見てほくそえむ、とんでもないヤツなんだよ! くっそぅ…!!
アニメオリジナル要素として、母を恋しがる兄妹のお話が加えられていました。
クリスマスイブの夜も仕事で忙しい母親、その母親と一緒に過ごす事が妹の願い…。
てか…妹が欲しいモノで「ママ」と書いたから、てっきりお母さんが既に黄泉の国へ旅立たれていらっしゃるという何とも重たいお話…なのかと思ったらそんなコトは無かったですね。お父さんの方は旅立ってるみたいでしたが。
まぁ、あれですね…イイ話への舵取りが相変わらず強引って気はしてしますねぇ…。変なサンタがやってきて店番を代わってくれるとか、ちょっとチカラワザすぎて乗れなかった部分が…うん。
だって普通に考えたらあの状況怖いでしょ、絶対。サンタが急に「店番します」って言い出すとかさぁ…しかもよく見るとプラスチックの人形だろ?(うお)
おでん屋の女将ものび太のパパ達も心が広すぎるぜ…。
でも、パパ達が言っていたおでん屋の女将が兄妹の母親だったり、三田おもちゃ店のサンタ人形を活用したり、予想だにしなかった伏線の敷き方には素直に驚かされました。まさかそれが伏線かよ…って。
まあ、そんなコトより何よりも。
今回のアニメは原作のあの重要なテーマが完全に改変されてアニメ化されていたコトが悔やまれます。
そうです…
原作にあった、あの…「サンタ?なにそれ?そんなオッサンいるはずねーじゃん(笑)」
…という、あの幼い読者の心をあざ笑うかのような、あの悪意が抜け落ちているんだよ!!(え)
当たり前のように、“クリスマスプレセントは親にお願いするもの”という常識がまかり通っている原作の「ドラえもん」。それは子ども心にサンタの非存在性を植えつける、悪魔のような教材なのだよ!!(ちょ)
だのに今回のアニメでは小学五年生にもなったジャイアンまでもが、サンタの存在については一切否定の言葉を連ねない。まるでチビッコ達に何かの配慮をしているみたいじゃないか…。あの純朴な空想をあざ笑う悪魔はここにはいない…いないのだよ。
ホント、それだけが悔やまれる改変でした(おい)。
それにしても改めて見ると、イブとクリスマスの時間を何度も何度も行ったり来たりしているだけに、結構ややこしいお話ですね。油断してポケ~ッとしていると、今がいつで何してるのか失念するかも。
あと個人的には若干テンポがユルい…て気もしてしまいました、へぇ。
「マッチ売り~」は、「聖夜の~」の話では冷静に観るとドラミ要らないよね?とついぞ思う疑問を吹き飛ばすかのごとく、お転婆ッぷりが発揮されたお話でした。いや、お話しというほどのアレでもなかったのですが、短いながら楽しかったです。
さっきまで居場所に苦慮していたドラミが、明らかにこっちでは活き活きしてましたよね、うん。
そして公式サイトもリニューアルの「人魚大海戦」新予告編。
これまで人魚と言いつつ宇宙船とか何やかんや言ってきた理由も明らかに。
人魚族は5000年ほど前に地球に引っ越してきた異星人なんだってさ。ふぅん。
ノンマルトってワケじゃないんだね。
ヒロインは田中理恵さん。
おぉ、何か凄い安定感を感じる…。
Sッ気の無さそうなキャラで残念ですが(え)。
予告を観る限りではやっぱり真保節炸裂って感じで、期待感膨らみます。
相変わらず主題歌もクオリティ高そうですね。
え、作画監督は金子さんじゃないの!?
そもそも違いを見極める眼力は無いけれども…。
人魚に宇宙戦争に聖剣伝説。
是非とも美味しく仕上げて頂きたい寄せ鍋ですなー。
でも、やっぱりドラミは最後にちょこっと出るだけって気が…。
次回は大晦日。
バイバインとドラミ海賊の話を再放送するらしいです。バイバインは面白かったけれど、何故あの海賊の話をやるのか…理解に苦しむ。