FC2ブログ
2009年08月14日
2009年 08月 14日
今週放送は「幸せな人魚姫」でした。
おのれドラえもん…お前の所為でこの世界も破壊されてしまった…!みたいなお話(え)。

主人公が報われない事には抜群の定評がある「人魚姫」のお話。
ドラえもんは絵本入りこみ靴でそのお話の中に入って、物語を幸せな方向へと改変する。

いやぁ~楽しかったです。
元の原作も「人魚姫」にある幾つもの不条理、フラストレーションを発散させてくれる面白いお話でしたが、今回はそれにプラスして人魚姫が王子様ではなくドラえもんに恋心を抱く展開がドキドキでした。
それをどうやってハッピーエンドに繋げるんだ…!?と先の読めない展開になってましたね。結果的には“なかったコトにする”というズルい裏技を使いましたけど(え)。
「この辺は変えなくてもイイだろう」と言っていた王子救出シーンが、最後にはやっぱり変えられてしまうミスリードになってたりしていたんやなぁ、うん。

それに魔女や王子に半ギレして、読者の直情的な感想をぶつけているドラえもんはやっぱり気持ちイイ。おかげでむしろ魔女の方が可哀想に見えてしまうのがミソ…。

本来、人間の足を手に入れる代わりに声を失う人魚姫。
そんな人魚姫が王子様と結ばれずに海の泡となってしまうってのは、逆説的に人に気持ちを伝えるコトの大切さを言っている。だから、たとえ声を失わずに人間になったとしても、その気持ちを言葉に出さなくては幸せにはなれない…。

そんな現代的解釈が成されている今回のお話でしたが、実際には声に出して「ドラえもんさんが好き」と言ってもドラえもんは応えられないし、「王子様を助けたのは私なんです」と言っていたのだって本当はドラえもんだったりで…何か最後はテーマに対して物語が逃げた気がせんでもないです。
でもまぁ、面白かったから特に気にしないさ(え)。

あと、何となく嫌味なキャラにされつつ、実は隣の国の王女様って凄くイイ人じゃないかというポイントにキュンと来ました。実際に看病して王子様助けて、何も悪い事していないのに当て馬のようにされる…。

結局「人魚姫」ってのは誰かが報われない話でしかないんですね…哀しい話だ。
≪メッセージもどうぞ。