2009/06/26
本日放送は「のび太を愛した美少女」でした。
ターリネーナーが玄田さんじゃなくてガッカリ(そこ?)。
世界征服を目論む二人組みの男たち。
その妨げとなるのび太を消去すべく、21世紀に送られた少女型ロボット“ルリィ”。
のび太のお世話役として近付きつつ、その暗殺の機会をルリィは伺う――。
ルリィが釘宮ボイスというだけで、途端にライトノベル原作みたいなアニメに見える不思議(ちょ)。
そりゃまぁ、確かに「ドラえもん」はジャンルで言ったら間違いなくオチモノですけどね。もし「ドラえもん」という作品が存在しない現代があったとしたら、ドラえもんはネコ型ロボットじゃなくて美少女ロボとして野比家にやって来るという安易なカタチで創造されるのだろうか…いや、でも、そもそも「ドラえもん」を始めとするF的作品群こそがオチモノというジャンルを確立したのであって、「ドラえもん」が存在しない世界では美少女が空から降ってくるなどというジャンル分けが成される事自体ナンセンスなのでは…とゆーどうでもイイ事を10分ほど考える(おい)。
お話は「ロボ子が愛してる」と「ターミネーター」を足して2で割って、くぎゅでパッケージングし直したって感じのエピソード(え)。
のび太が世界征服の妨げになる存在という、ジョン・コナーみたいな扱いになっているのですね。
蹴った石ころが色々あって実は何か重要なことを成しているというのは、「TPぼん」からの引用でしょうね。あれも主人公の蹴った石ころが何やかんやあって実は人類にとって重要な未来を決定付けているコトへと繋がっている、のだという話がありましたからね。
ははぁ、のび太がタイムパトロールの存在を知っても存在を消されないのは、それが要因だったのかー(え)。
タイムパトロールは意外と鬼畜なコトもしやがるから気をつけないとですよ、ええ。
そんなお話自体はとてもオーソドックス。
のび太を消す為にやってきたルリィだけど、のび太と一緒に過ごすうちに芽生えた絆でのび太を消すことは出来ず、最後はのび太を守る為に爆弾を背負って爆死。
これでもかというぐらい「ベタだなぁ~」なんですけど、寺本さんの細かいトコロに目が行き届いた演出とか、ルリィの可愛さなどで楽しく拝見できました。
てか、純粋に釘宮は上手いな(何を今更…)。
ただ、どうして悪党二人が4時4分までにのび太を消さなきゃいけないのかとか、そもそもどういう目論みの世界征服がしたいのかなどの悪役側背景の説明は少ないですね。よく分からないまま進んで分からないまま終わった部分もちょっと多いかなぁ。
あと、ルリィの自爆のくだりも…もそっと煽っても好かった気はします。意外とあっさりと爆発しちゃっていたんですが、あれこそ走馬灯とか去り際のイイ台詞とかでイヤらしく狙ってくれてイインじゃないかと(えー)。
でも爆発したルリィの光が青い鳥のように輝くのはキレイな画でした。
お世話役ロボとして周りの人を幸せにしようと頑張るルリィはドジばかりしてしまい、前にいた家からは追い出されてしまう始末。まぁ、家庭用お世話役ロボットに竜巻機能とか必要かという素朴な疑問は浮かびますが…。
幸せを運ぶ青い鳥のようになりたかったのに、周りの人を困らせてばかりのルリィ。
野比家にやって来ても同じようにドジを踏みますが、のび太はルリィに“人を褒める天才”だと言ってくれる。
幸せを運ぶ青い鳥。
じゃあ、その青い鳥自身は幸せなのだろうか…。
ルリィは確かに不良品だったのです。
人に幸せを届けたいと願いながら、自身は幸せでは無い。
自分のコトをドジばかりする不良品だと思ってFUKOに抱かれるままのルリィでは、誰かを幸せには出来ない。
でも、のび太に“人を褒める天才”だと言われたコトで、ルリィは自分自身の事を好きになれる。
そうやって幸せになった青い鳥は、やっと本当に他の人を幸せにすることが出来る。
のび太の消去というFUKOを届けに来た筈なのに、のび太と出会ったことでルリィは青い鳥に生まれ変われた…そんなイイハナシでした。
それにしても今回のバトルはあれですね…なんか生々しいバトルでしたね。
標識のポールで串刺しにしようとか…ルリィ、マジ怖ぇよ…。
あとルリィじゃなくてのび太の方が「うるさいうるさいうるさい!」て言ってた事にキュンと来ました(え)。
いや、そんなコトに引っかかるからってオレは別に全然釘宮に毒されてなんていないんだぜ? ほ、本当だぜ?
なんやかんやと結局ルリィについてばかり書いてしまいましたね。
まぁ、そういう話だったので仕方ありませんが。
しかし…あれはあれでツンデレキャラと言えないコトもないよな…?(え)
追記

ツンの時(ちょ)