2009/03/06
本日放送は「天の川鉄道の夜」でした。
車掌が肝付兼太さんだったら色んな意味で神だと思ってしまいましたが、勿論そんな事はありませんでした。
いや、でも姿だけでなく声まで完全にゴンスケだったのは…嬉しかったじゃねーか…。
ドラえもんの落とした天の川鉄道の乗車キップを勝手に使ったのび太達は、SL風宇宙船で銀河の旅に出発する――
ちょっとした劇場版のようなエピソードでした。
あれよあれよという間にどうなるのかどうなるのかと観てしまい、最後には爽やかな感動を持ってくる…とても美味しく頂く事が出来ましたねぇ。
鉄道に乗ってからの展開からは原作を離れてのオリジナルなだけに、この後どうなってしまうのかが全然分からず、素直に興奮してしまいました。
え、そこでジャイスネが! 電車来た!どーするどーする! ちょ、ドラえもんここで! 早ぇ! …みたいな。
原作では天の川鉄道の終点までやって来たのび太達が廃線になるとそこで初めて知り、もう地球には帰れないと泣いている所にドラえもんが助けに来てくれるという話でした。だので、まさか中盤でドラえもんが助けに来てくれるなどとは思ってもいませんで、いやぁまんまと騙されちまいましたよ。ッチィ。
原作は天の川鉄道に乗るというコト以外はさほど展開もありませんが、それを長尺にして廃線となるSLの悲哀愛からなる感動エピソードに仕立て上げるというのが上手いモンです。
パパのざぶとんの時といい、ここの制作陣はホントどんな話でも感動話に持っていこうとするよなー(ちょ)。
この後どうなるのかというサスペンス性や、廃車となるサブローとの交流、みんなで協力してピンチを脱しようという展開のスケール感やウェットな感動などなど、今回はやたら“劇場版ぽさ”を感じる満足感を得る事が出来ました。
サブローとの出会いと別れなんて、のび太的にはピー助やフー子とのそれとほとんど同じテンションでしたもんね。それが生命体か無機物かという微々たる違いこそありますが(微々たる…)。
のび太の射撃の活かし方とか、サブローの隕石突破方がとんでもなくアナログだとか、燃え要素もしっかと兼ね備えてくれていて、色んな楽しさが詰まった長尺に相応しいエピソードになっていたと思います。チクショー、面白えー。
相変わらず寺本演出回の外れの無さに嫉妬するわー(え)。
あぁ、そして宇宙開拓史は明日から公開。
ですが、やたら長いネタバレ映像はホントにやめて下さい、マジでマジで。
…って毎年書いてるな、これ。