2008/09/05
本日放送は「ドラえもんの青い涙」でした。
ドラえもんドラ焼きを頬張りながらの優雅な観賞にふけってみました(え)。
しかし来年でアニメ化30年とゆーのは…純粋に凄いなって思ってしまった…。
30年…ずっと続いているんだもんなぁ…当たり前の事だけどスゴイです…。
日テレ版? あぁ、そんなモノは正史には存在しない歴史ですから(ちょ)。
いや、それにしても…お・も・し・ろ・す・ぎ・る・!
寺本さん凄いなぁ…。
何だろうな、この安定したハイクオリティを提供する演出…。
正直、先週の予告を観た段階では、よくある怪盗モノがやりたいだけなんかなぁ~ぐらいの期待しか抱いていなかったんですよねぇ…ほら、井上さん的な意味で(ちょ)。
それが実際に観てみるとどうですか、このスゲーいいドラマ。
凄い充足感。
特にドラえもん1時間SPでは稀にみる充足感です(おい)。
22世紀の花屋で働くネコ型ロボットのベルは、“青い涙”なる宝石を狙って闇を彷徨う怪盗ローズ。
青い涙は婚約者であるロボットの動力システム。恋人を助ける為に、ベルは何としてでも青い涙を取り戻さんと駆け巡る――
ベルさん、先週観た感じだと優しいお嬢さんって感じでしたけど、実は意外とお姉さん肌で勝ち気な感じもして素敵でした。
ドラえもんはベルに一目惚れするも、ベルの心は婚約者にある。ベルに協力する事は自分の恋を砕く事。切ないわん…。
ドラえもんがベルに渡したコスモスの花が(フエルミラーでというのが優しいなぁ…)婚約者の手に渡されていたのが哀しいぐらい切ないですね…。
ドラえもんの優しさも真心も、ベルの心には映っていなかったのだと…ベルの心には、その向こうにいる婚約者の姿しか映っていなかった…。
婚約者ロボにあってドラえもんには無かった“青い涙”とは、ベルの想いそのモノのようにすら思える…。
それなのに…それなのにドラえもんはベルの為に立ち上がる。
漢の中の漢やでぇ、あんさん…!
実際、ドラえもんは婚約者ロボに負けず劣らず優しくて真心のある温かいヤツなだけに、ほんの少し出会うタイミングが違えば、結末だって違っていたのかもしれないんですよね…。
はぁ…もう恋なんてしない …なんて言わないよ、絶対(え)。
今回のシナリオは構成もやっている水野宗徳さん。
毎週このお名前を見る度に「やぐちひとり」を思い出します…あ、凄くどうでもいいですね。
基本的には「怪盗モノ」というやりたいベースがありつつ、でもそこにはちゃんとベルが怪盗をするだけの切ないドラマも潜んでいたりして、それはそれでとてもベタではあるんですけど、凄く好い話に出来上がっていてありがたい。
お話自体も、ドラえもんの1時間SPとかでよくある「結局あの話要らないよねー」みたいな尺伸ばしのエピソードもなく、全部が全部無駄なく繋がっていてスッキリ快適。
さらにそこにディティールの冴え渡る尖った演出が乗っかって胸キュンなのさぁ。
凄くちょっとした動きの所にまで気を配って動かしているんですよねぇ…。
首輪を付けるだとか、ベルが飛んだり着地したりする、割とすんなり流してイイのではと思うトコロでやけにリアルな芝居をしていたり、ママの小芝居が効いていたりとか。
そういう丁寧なディティールに寺本節を感じるというか、「新魔界」も地味にママがフィーチャーされていましたしねぇ。
あぁ、あと通気口を通る際のベルのお尻ね。
やけにイヤらしかった気がするのはオレだけかしら(バカ)。
でも実際、男性だと気が引けてあそこまで直球で投げられないと思うんですよねぇ…女性だからこそ、かえってお色気に引け目が無いのだと…うん。
画こそ、勿論ドラえもんではありますけれど、ファミリー向けアニメとは思えないような尖ったモノが随所に感じられ、グッと来ざるを得ないって気がします。
やっぱ凄いなぁ、寺本幸代…。
寺本さんはオレの嫁。あぁ~他にもドラえもんの妄想が現実では逆になっているのとかも楽しいところでしたなぁ~。
終始、ビミョーにエロチックさを感じるベルさんとかも忘れられない(爆)。
最後の少ししょっぱいドラえもんの失恋まで、本当に楽しい1時間SPでしたわッ!
てゆか、てっきりこれで三週間ぐらい空くのかと思っていたのですが、まだ来週あるんですね。
アドベン茶…そうか、来週はパパが大活躍ドナッ!

調子に乗って描いたわけですが…違うんだよ、もっとエロスがだな(ry