本日放送は「世界をぬりかえよう」と「ドラえもんに休日を!」でした。
「世界を~」はオリジナル…ですよね? 原作があるのかしらと思って見ていたのですが、そんな筈がないと途中で気付きました。
モノクロ二階調で表現するしかない漫画で、こんなカラフルな色彩をモチーフにした話が作れるはずが無いです…。
つまりこれはアニメだからこそ出来る、とってもアニメらしい話だったとゆーワケですね。もっと言えば、デジタルだからこそ、あれだけ容易に色を変える事が出来るンですよねぇ…。
あと、世界が黒に支配される描写なんかが、ドラえもん的には少し尖った演出な冒険を感じたりして嬉しかった…。
色と音楽は一般的な漫画においては表現しきれない分野だからこそ、テレビオリジナルとしてそういう部分に切り込んでいくのはとても正しいと思います。テレビだからこその強みを生かしてのエピソードを今後も期待したいですなぁ…。
逆に「音のない世界」とかはテレビで出来ないという弱点もありますけどね(あう)。
「ドラえもんに~」はスマートに作られていて、素直に楽しかったです。
ジャイアンとスネ夫が割と早い段階で意地悪心から友情へシフトしているのがクライマックスにも自然に繋がりますね。あとケンカの場所が土手の高架下というのも、原作より雰囲気があって素敵。
何ていうか…筆舌に尽くすまでもなく、相変わらずイイ話です、この話は。
のびジャイスネの友情モノといえば、この話が筆頭だもんなぁ…まぁ他にあるかと言われると困るんだけど(ちょ)。
それにしてもせっかくの休日にタイムマシン使ったら何の意味も無いのでは…とか思っていたら、来週への布石だったんですね。なるほどー。
この番組は最近この手をよく使うからなぁ、うんうん。
ゲストキャラの折笠富美子を何の違和感も無く折笠愛と読んでました。
いや、それはそれだけ「ドラえもん」に殉じているという意味なんですよ…きっと。
うん、まぁどうでもイイコトですけどね。
本日放送は「ジャイアンズをぶっとばせ」でした。
静香の無茶振りによってジャイアンズと野球をするコトになったのび太率いるファイト・ガールズ。
練習の過程で、ある意味とても子どもらしい、互いに自分勝手な理由でケンカするのび太と女子チームですが、のび太の頑張りを触れて和解に至る両者。
ABパートぶち抜きにするには原作が短いだろうと思っていましたが、のび太と女子チームとの反発と和解の方を軸に組み立てて、ドラマを作り上げたようですね。
最終的には秘密道具を使わずに試合に挑むという展開が気持ち好かったです。
実際のび太が道具を使いながら試合をしている様は、試合自体の面白さは無いというか…もう野球じゃないだろ、あれ…。たとえ実力では敵わないと分かっていながらも、道具を使わずに全力で戦うというところに落ち着くのは、いいスポーツ精神。
原作はギャグ傾向の強いエピソードだけに、のび太的には救いのない感じで終わってたりしますけども(うわ)。
のび太の孤軍奮闘ぶりや女子たちのやる気を見て、サポートに回るジャイアンも今回はちょっとカッコイイですね。
敵チームを認めるとかスポーツ精神の準拠、さらに負けの×ゲームにこだわりを見せなかったジャイアンだとか、今回は割と純粋にスポーツアニメとして作りたかったのだろうなぁ~、というのが見て取れます。
それにしても静香ちゃんの友達は結構毒ッ気の強い女子が多いんだなぁ…。
学校であのグループが固まっていたら近づけないよなぁ…絶対。
で、うち一人が樹元オリエだってんで、耳をかっぽじって声を聞いていたんですが…うむぅ~よく分かりませんでした。
やっぱ難しいもんですな。かといって、そちら方面の絶対音感が欲しいとも思っていないんですけど、ええ。
本日放送は「石器時代のホテル」でした。
放送を観終えてから原作を読み直してみると、後半部は丸っきり違う様子が見て取れますねぇ。
原作の方は、大昔には学校も宿題もピアノも無くて良かったというある種の懐古主義から物語は始まり、でも大昔の方が今よりも大変じゃないかという流れに落ち着いていきます。
先週の「人生やりなおし機」とも少し通じるかもしれませんが、過去をやり直したいとか、昔は良かったなどと仰る方も多いですが、じゃあ果たして本当にそうなのかという問いかけにも思えます。
確かに学校も宿題もピアノも無い石器時代だけど、石器ひとつ作るにも、火種ひとつ起こすにしても大変だし、怪我や病気になっても病院なんて無いし、氷河期だし、想像よりも現実は厳しいという状況が次々に押し寄せて来ます。
過去や昔を美化したりするよりも、今とこれからを明るくする為にもっと頑張ろうぜ、というメッセージを感じたりしてしまうんですよねぇ…。
実際、昭和は良かったよねぇ~とか軽々しく言う人とかホント腹立つもんなぁ(おい)。
で、アニメの方はと言うと、この後半部が丸っきり変わっているわけで。
原作は当時の人々の暮らしぶりを垣間見える描写が多かっただけに、ちょっと残念といえば残念。
余談ですが、原作に描いてあるホテルの自販機で買ったご飯が凄い美味そうに見えるんだよなぁ…(よだれ)。
そのオミットされた部分の代わりに作られていたのが、スネ夫とジャイアンの友情モノ…です。
人間同士のドラマという意味では若干薄めの原作を補完するような意味合いがあったのか…それとも単に同じ事ばかりしたくなかっただけなのか、理由は定かではありません。
正直、最初からスネ夫とジャイアンの友情にスポットを当てた作りになっているとかではなく、後半部からそのクライマックスへと進んでいるような印象なもので、すごくあっさり風味でした、はい。
もっと言えば、この原作でそれをやる必要性は無かったとすら思ってしまうワケで(ちょ)。
それなら素直に知的好奇心を充足させてくれる原作寄りの話でも好かったのではないかと…ねえ?
それとも、何かアニメ化しづらい理由でもあったのかしら…サーベルタイガーはNGです、みたいな(え)。
なんというか、久しぶりに辛い事を素直に吐き出すと、凄く気持ちイイですね。
「ドラえもん」はそうでなくちゃな♪(おい)

もしかして凄くシュールな画?あらすじ
「私は宣言します! ツメだけじゃなく、恐竜の丸ごとの化石を発掘してみせます!」
勢いで口が滑ってしまう春日野うらら。
かれんの家に置いてあるティラノサウルスの爪を見せてもらっていたものの、自分だけ触らせてもらえなかった悔しさから、ついそんな強がりを言ってしまったのだ。
「うららさん、嘘はいけないわ」
「そうよ、そんなコト出来るわけ無いでしょ」
こまちとかれんの冷静な反応。
「ほ、本当ですよ! 嘘だったら、鼻でスパゲティを食べてみせます!」
しまった! また余計なことを…
「言ったわね?」
「あとで冗談だったなんて無しよ?」
にやにやと笑いながら釘を刺す上級生二人。
もはや引き下がれないうらら。
まずはありとあらゆる恐竜の書籍を読んで勉強する。
その必死に勉強するうららの姿を眺め、メルポは感心していた。
「メメメメメメ…(あの頭では半分も理解出来ないと思うし…、すぐあきてなげだすだろうけど…)」
「メメッメェー(自分の力でやってみようという心がけはりっぱだ!)」
「メメ、メメメメェー(失敗してもいいさ!あたたかい目で見守っててやろう!)」
「メェ~…(あったかーい目……のつもり)」
「…なにメルポ? ニタニタとしまらないうすわらいなんかうかべて…」
「メーッ」
そしてうららは近所の崖の地層から古代の卵の化石を発見する。
その化石をメルポのくれた時計の絵が描いてある不思議な布で包むと、なんと化石になる前の卵に戻っているではないか。
うららはその卵を孵すべく、来る日も来る日も布団の中で暖めた。
そしてとうとう――
「ピューイ…」
卵から一匹の首長竜の赤ちゃんが生まれた。
「メメメ…(これは首長竜の一種で、フタバスズキリュウだ!)」
「ピューイ」
「よしよし。私のコトをお母さんだと思ってるのかなぁ」
「ピューイ」
「あなたの名前は……ピー助。ピー助よ」
「メメメメ!(ババァたちに見せて驚かせよう)」
「そこがメルポはオッチョコチョイなのよ。こんなちっこいの見せたって、トカゲとかなんとか笑われるに決まってるわ。それよりも…」
「メメェー!!(育てる!それを!!)」
「少なくとも十メートル以上にね。迫力満点の大公開といきましょ」
うららとメルポ、そのひと夏の思い出が始まる――
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本日放送は「誕生日は計画的に」と「人生やりなおし機」でした。
どちらものび太に対して結構痛い反省を促す話で、胸にチクチクささるモノがありますねぇ…。
「誕生日は~」は時間の大切さを教えてくれるエピソードですね。
こういう、時々本当に取り返しの付かない事をやってしまう話が背筋を寒くするというか…。これがSF短編集なら、お爺ちゃんになってもう戻れませんでした…みたいなゾゾッとするようなラストになるのかもしれませんけど…。
そういえば秋にWOWOWで
SF短編集がドラマ化するそうで。楽しみですねん♪
無人島に十年間のび太が漂流する話とかありましたけど、あれも取り返しの付かない話というか…最終的にはタイムマシンで十年前に戻ってタイムふろしきで子どもの身体に戻って助かりました、みたいな話ですけど。
子ども心に、その解決法は何か違うと思う…と感じたものです。
結局十年間という時間がのび太に圧し掛かってしまったわけですもんね…。
「ドラえもん」の中に密やかに込められている毒ッ気が怖いわ…。
「人生やりなおし機」は、タマシイムマシンとちょっとこんがらがります(え)。
あの時ああしていればという人生の後悔をタイムマシンがあったらやり直したい、などという例え話をよく耳にします。実際にはタイムマシンで行っても、自分と過去の自分とを成り代わらせないといけないだろ、とか思うので…こんな事を考えた時はタイムマシンではなく、「人生やりなおし機があったら…」を言い換えるのが正しいと思います、はい。
人生をやり直したいという欲求と、本当にそれで幸せになれるのかという問いをスマートに見せている話ですね。
幸せになるのなら、過去ではなくて未来を変えなければならないのだというメッセージも込められていて、これって凄く普遍的な内容だよなぁ~なんて思ったりして…。
相変わらず二本ともスマートな出来でした。
最近、アニメ化に際してのオリジナリティ要素追加で「やっちゃった~」みたいなのがホントに無い気がしますなぁ…。
原作とアニメとしての面白さが擦り寄っているような、そんな気がしてしまいます。
これじゃあオレの毒ッ気が溜まる一方じゃーないか(え)。

名護さんは割と無茶を言う。うわー…書いておいたレビューを気付いたらデリートしていた…。
といっても、別にまた頑張って書きたいと思うほど内容があったわけでも無いんだよなぁ。
そもそも何を書いたのかすら思い出せないわけで…。
とりあえず…名護さん、ファイトー。
⇒
仮面ライダーキバ 各話レビュー

サムライワールドから伐鬼なる怪人を呼び寄せたり、ゴーオンジャーもさりげに映画のタイアップですね。
しかもサムライワールドの怪人たちはゴーオンジャーの力だけでは勝てないそうです。
だったら、映画でゴーオンジャーたちはいったいどうなってしまうんだろう~…ということで、是非劇場で確かめて下さい(ちょ)。
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[炎神戦隊ゴーオンジャー GP-24「最初ノエガオ」]の続きを読む
本日放送は「しかしユーレイはでた!」でした。
いやぁ~、面白いねぇ。
演出も原作のイメージを大事にしつつ、アニメとして面白くしてくれているし、作画もかなりイイ動きをしていました。ドラえもんの眉毛が宙に浮いていたのが凄くグッと来ました(え)。
あと、しずかちゃんも可愛かったしね。
そもそも、この原作自体が凄く好き。
いつもとは違う、イレギュラーな匂いがそこかしこに溢れているんですもの。
それは、いつもの町から飛び出して、のび太たちだけで山奥のお寺に泊まるという普段とは違うイレギュラーなシチュエーションもあるでしょうが、「ドラえもん」では珍しく回想シーンが挿入されているコトも大きい気がします。
時間軸が一旦戻るってのは、「ドラえもん」ではそうそう使われない文法ですからね。
今回の話は秘密道具を使ってのサスペンス謎解き要素があるだけに、そういう方法論を用いているのでしょうけども。
ちなみに、今回のCMの入り方は抜群ですね。あそこ以外ありえないというタイミングでピタッと入って来てくれました。なんならDVDより本放送の方が楽しめるつくりだとすら思います、うん。
いやぁ~存分に楽しかったです。
だから本物のユーレイは「ドラえもん」で出しちゃダメなんだってばーという思いも、面白いからいっか、と思わせてくれますね。
まったく、最近の「ドラえもん」はどうかしていますね。
こんなにフツーに面白い話ばかり放送するだなんて(え)。