2008/07/18
本日放送は「ぼくよりダメなやつが来た」と「ボディガードは背後霊」でした。
あ~ぁ、今週も普通に面白かったよぉ~。(何故か残念)
「ぼくより~」は、何だかよく出来たジュブナイルだった気がします。
自分よりも勉強が出来なくて、足も遅い転校生の多目くんに対するのび太の接し方が、凄く胸にチクチクと来るものがあります。
自分よりダメなヤツが初めて身近に現れたことによって感じるのび太の優越感。
「自分はまだ良い方だ」と、自分よりも不幸な存在を知ることで頑張るコトが出来る。
それは確かに事実ではあるけれども、やはり同時にそれは卑しい事であるのだと思う心も必要なのです。
誰もが持っているであろう卑しさをまざまざと見せつけて心に小さなトゲを刺したかと思いきや、最後に少年同士の友情話で落とす…うん、いいジュブナイルエピソードやね…。
くそぅ、夕陽が目に沁みる…。
また、いつも「のび太はダメなヤツ」と思ってのび太を卑下して観ている視聴者側と、今回の多目くんを下に見るのび太とを同化させ、これは自分の事なのかとふと感じさせる、そんなメタな仕掛けだったりするのかもしれませんね…。
え、そうでもないですか? あ、そ。
「ボディガードは~」で、背後霊ロボットやママや静香ちゃんの主観で動くカメラワークがグッと来ました。Aパートとはコンテも演出も違う方ではありましたが、今回はどちらの話も構図の角度に変化が付いていて、観ていて素直に楽しいんですよねぇ。
なんだろう、最近フツーにこの番組が向上して来ている気がする…。
あくまでSFである「ドラえもん」において登城する霊的物体は、その全てがひみつ道具であるというコト。覚えておこうね(え)。
見えない背後霊とシーソーに乗っている演出とか好かったです。ほんの少しだけ非日常な日常という空気がね…。
のび太がロボット背後霊を従えて町に繰り出す件で、のび太がまた調子に乗ることを心配するドラえもんの台詞。
ドラ「あんまり無茶するなよー。…ま、いっか。ドラ焼き買ってこよう~っと」
いいね。この、心配した次の瞬間にもうどうでもよくなっているドラえもん(え)。
またわさびさんが凄く薄情な感じで言っているのが、凄く素敵。
こういうダメなドラえもんが大好きですからね、ボクは!
えと~…まぁレギュラーの話はこの辺りで切り上げて。
来ましたね。来年の予告編がぁ!
「新・のび太の宇宙開拓史」宇宙開拓史! タタミの下の宇宙戦争! 赤い月と青い月!
てか、「新」の付け方が「新魔界大冒険」みたいじゃなくて、「新・のび太の~」になっています。凄くややこしいです。統一して下さい。
監督:腰繁男 脚本:真保裕一
まぁ失礼ながら監督は存知あげないのですが、脚本は「新魔界」の真保さんだよぅ!
「新魔界」の時のように、原作の穴を補填しつつドラマを強化してくれたと願います。まぁ、「開拓史」は「魔界」ほどギミックに凝っていないから穴がある原作でもないと思いますけど。
個人的に勝手に推測するとですねぇ。
クライマックスはロップルとのび太の約束が軸になるのではないかと(え)。
「新魔界」で「必ず助けに戻る」というのび太と美夜子さんの約束。あれって、真保さんの書いた「ホワイトアウト」で、主人公が親友と交わした「助けに戻る」という主人公の行動の根幹を貫く約束とリンクしている気がするんですよねぇ。
「新魔界」を観た時、「うわ、ホワイトアウトぽい!」て思ったものです、ええ。
ということで、今度の映画でも「ロップル、必ず助けに行く!」みたいな熱い約束ドラマがあるのではと勝手にドキドキ妄想しておこうかなぁと思います(え)。
さらに予告編を観る限りでは、前の映画では変更されてしまったのび太×ギラーミンの椿三十郎対決がちゃんとある模様です!
くそぅ、それだけでも今からドキドキだ!
しかし、チャーミーの手が少し大きくなって可愛くなってますね。
いったい声は誰がアテるんでしょうね。
そうだなぁ~、仙台エリとかどうだろう? いや、全然他意はないですけど、何か?

何とかクレムを今風に出来ないかとして撃沈(うわ)