2008/05/30
今日のドラえもんは…要するに時を越えたノロケ話(え)
本日放送は「しずかちゃんへのプレゼントはのび太」でした。そのサブタイはどうなんだろうね。いや、ホント。
てゆか、秘密道具クイズが番組ラストからアバンに移って来ました。
とてもとてもイイ事だと思います!
しずかちゃんへの誕生日プレゼントに刺繍のハンカチをプレゼントするのび太。
しかし、ひらがなを間違えるという凡ミス。
かたや、奥さんへの誕生日プレゼントの到着指定を25年前にしていた事が分かり、それを食い止めようと画策する未来ののび太…。
今回はオリジナルエピソードの中では結構…てゆか、かなりイイ話だったのではないでしょうか。
先週みたいに狂喜乱舞して面白いぜー! と吼えまくるほどではありませんが、結構高水準な話で楽しませて頂きましたよ、奥さん。
まぁ、途中ののび太改造計画やチェイスシーンのギャグパートは著しく必要ありませんでしたけどね。面白かったけどさ。
とにかく普通に素敵な話なのですが、ボクがとにかく感心したのは、非常に「ドラえもん」的な雰囲気を上手く活かしている話のように感じました。
実際この話が原作の中に紛れ込んでいたとしても、かなり違和感が無いのではという、そのぐらい「ドラえもん」の空気とギミックをキレイに落とし込んでいるエピソードだったかと思います。
時間モノの面白さや、初期っぽいドタバタコメディなんかも勿論そうなのですが、未来ののび太や静香の関係性や描き方、捉え方などが「りっぱなパパになるぞ!」や「雪山のロマンス」「のび太の結婚前夜」等のエピソードを踏まえた、とても温かくて優しい感じを自然に描いているとでも言いましょうか。
これは、原作をよ~く読み込んで理解し、そのコマとコマの間にある描かれていない部分までをも推測し、そのパーツとパーツを組み上げながら丁寧に作られているのだなぁ~とひしひし伝わります。
非常に真摯に「ドラえもん」という物語を作ろうとしているんだなぁ、とね。
もうね、大人のび太が素敵過ぎて困る。あと大人静香が一児の母とは思えn(ry
いやぁ、オリジナルでこんなにもドラえもんらしさを感じられるエピソードが作れるなんてなぁ。どうしても「ドラえもん」のオリジナルエピソードというと、奇妙奇天烈な話の印象の方が強いから…。
ドラミュラ? なにそれ、食べ物?
そんな感じで今週もすこぶる面白くって、先週から株が上がりまくりの「ドラえもん」。
そのミニバブルもそろそろはじける頃合な気がしてなりませんがね(ちょ)。