2018年 07月 20日
本日放送は「きもだめしめがね」「いきものおりがみ」でした。

「きもだめし~」は、かけるだけで世界がおどろおどろしく変化して見え、気軽に肝試しが体験できる。
道行く普通の人々がオバケに見えたりするという、オーバーオーバーに似たアイテム。
単純にVR・AR体験が可能なメガネとも思えるし、自分の見慣れぬ世界や住人をオバケと呼んでいるけど実際は一枚めくればただの人であるという視点のようにも感じる。見慣れてしまえば、それはそういう人だとかモノに過ぎないだろうし、それこそ「モジャ公」のヌエのようなもんで。
ま、作中そんなことは一切語られていないけど、視点変化といういつものテーマが垣間見える一編よね。

「いきもの~」は、折った動物が本物のように動き出す折り紙。
ペーパー型のロボット、近いうち出来ない事はないって気はする。
ゴキブリだったりカブトメシの雌だったりホタルだったり、同じもののハズなのに、人間側の認識によって動きが変化しているようにも見える。
これも認識によって変化する世界かもしれない。

まだ映画の情報ない…? 遅くない?
≪メッセージもどうぞ。
2018年 07月 06日
本日放送は「天の川で星釣りを」「ねがい星」でした。

「天の川~」は、“星釣りセット”によって宇宙にある星を釣ってしまおうというお話。
時空を繋げて宇宙の星を写し取った水面で釣り糸を垂らすと、色々な星が釣れるという。恒星から小惑星まで。
七夕なので、天の川に船を浮かべて釣りをするというビジュアルは分かるんです…分かるんですけど、星を釣るというアイディアがかなりぶっ飛んでて咀嚼し切れません。しかも釣った星は本物と同期しているので宇宙から消えるという…あまりにスケールの大きい設定。
何を食ったらこのイカれたアイディアで話を作ろうとなるのか…いや、すごい。

「ねがい星」は、願い事を言うと叶えてくれるアイテム。しかし、やたら聞き間違いが多いので使い辛い。
いらない道具を処分する為、土に埋めてしまおうと言いだすドラえもん。早速のジェネレーションギャップ。連載当時ですらOKだったのか、はなはだ疑問ではありますが、今話でもドラえもんの相変わらずの倫理観が炸裂します。しかも野比家の庭ではなく他人の土地に埋めるんですからね。まぁ、ママもいらないモノは窓から捨てる人だしなぁ。この辺り、連載当時の価値観が知りたい…。
≪メッセージもどうぞ。
2018年 06月 29日
本日放送は「録験機でたのしもう」「アセッカキン」でした。

「録験機~」は、他人の体験をカセットに記録して自分の脳で疑似的に体験出来てしまう道具。
カセット式というトコロに時代の流れを大いに感じます。ドラえもんの説明によれば、人間の体験は全て脳で処理している事なので、この道具では脳に疑似的な情報を与えて同じ体験を味わえるようにしているとのこと。
VRの更に先を行く技術なわけですが、改めて見ると脳に直接コンタクトを取っていると分かり、ヤバそうな機械だなと感じられるのも好い(ぇ)。
こんなモノが実在したらサービス産業が滅亡するぐらいヤバイのではないかと…いや、人類滅亡まで考えられるレベル。

「アセッカキン」は、額に汗して労働すると欲しいモノが手に入るという、労働を現物支給してくれるアイテム。
関智一さんのアイディアが実った秘密道具でのオリジナルエピソードでしたが、他人を利用してラクして儲けようとするのび太や、人情味ある展開と怠け癖のラストなど、「ドラえもん」みが詰まった話になっていたなぁと感じました。説教臭くならんように、しかしそのテーマは描かれているし、上手く出来ているのう。
≪メッセージもどうぞ。
2018年 06月 22日
本日放送は「テレビ局をはじめたよ」「人の身になるタチバガン」でした。

「テレビ局~」は、テレビののど自慢に出演したスネ夫に羨望し、自らもテレビに出たいのび太達が“ミニテレビ局”でテレビ番組を放送するお話。
ミニテレビ局と言いながら、ご近所から日本全国まで放送可能とのことで、何なら県内にしか放送できない通常のテレビ局よりも圧倒的に強いです。
自分たちで手作りのテレビ番組を作ってしまうというのが面白いと同時に、スポンサー企業との関係なども描いてテレビビジネスがどう成立しているのか勉強になるお話でもあります。初見時は幼かったのでスポンサーの概念がよく理解できなかったなぁ。
しかしこのお話、今見るとどう見てもYoutuberなんですよね。そんなコト出来るかいなと思っていた話が出来るようになってしまう。現実社会が原作に追いついたという感慨深いです。

「人の身になる~」は、相手と自分の立場を入れ替える“タチバガン”の一編。
自分に不利益が被られる際、近場に居る人間と立場を交換してしまう事で回避することが出来る。これを使用してジャイアンやスネ夫への復讐を試みるのび太。何せ射的が上手い分、やたら的確に使いこなしてしまう。
相手の身になって考えてみる、というのはずっと書いている通りF作品において頻繁に登場するテーマで、これはそのテーマをまんま具現化したようなアイテムでありつつ、話自体はテーマを悪用している(嫌な事を押し付ける)内容に捻られている。
ついこの前、親を交換してみるお話が放送されていましたが、同じテーマ性でありつつその描かれ方はかなり違ったモノに仕上がっている。
イイも悪いもリモコン次第じゃい。
≪メッセージもどうぞ。
2018年 06月 15日
本日放送は「ジャイアンの子守歌」「おれさまをグレードアップ」でした。
そうです。ジャイアン誕生日当日です。

「ジャイアン~」は、知り合いの赤ん坊を預かる事となったジャイアンの奮闘記。
普段暴力と恐怖によって他者とコミュニケーションを取っているジャイアンですが、赤ん坊には通用しない為にあたふたとするばかり。
赤ん坊にコエカタマリンを飲ませたりして色々とわちゃわちゃしておりますが、赤ん坊の世話をすることで母ちゃんの気持ちをジャイアンが理解するというお話。F作品定番の相互理解なテーマ。
人情エピソードですがオチはギャグにしているコトに安心感ありました。

「おれさま~」は、1時間だけ性能を強化出来る“グレードアップえき”で色んなモノをグレードアップして楽しむ一編。
調子の悪い掃除機、宿題を早く終わらせたいのび太の頭…。どんなモノでも性能をアップ出来る。
面白くない漫画にかけると面白くなるとかいう、大変ありがたいようなありがたくないような機能もある。作者はどんな気持ちで描いたのかな…。
大変便利なような…しかし頼りたくないような…恐ろしい道具であるコトには違いないなぁ。
≪メッセージもどうぞ。
2018年 06月 08日
本日放送は「ハー灯に火をともせ」「雨男はつらいよ」でした。

「ハー灯~」は、人の心に灯る炎を具現化させ、さらにそれを外的要因によって大きくしたり小さくさせたりできる道具。
人の興奮、喜び、哀しみなどを具象化した炎に水や油を足して操作できる。恐ろしや。
心の内を具象化して見せるところまでは大発明のはずなのに、何故それを操ってやろうとしてしまうのか…やはり未来は怖い。
ドラえもんの道具の半分ぐらいは闇ルートから入手しているのかと思える。人は人のままであればいい(アンノウン)。

「雨男~」は、雨男のパパを助けるために“雨男晴男メーター”で晴男を連れていこうというお話。
未来の科学では雨男と晴男なる現象も解析されているのです。かなりの確率で天候に影響を与えると分かったパパの雨男能力を打ち消すような強い晴男を探し出す。
この雨男晴男なる概念もこの漫画で初めて知ったのだったなぁ。
オカルトを科学っぽくこじつけるというお馴染みのパターン。SF的には確率操作のジャンルになるのだろうか。
困った時は確率操作能力で何とかなるからめっちゃ便利です。確率は万能だからね…。

≪メッセージもどうぞ。
2018年 05月 18日
本日放送は「のび太は世界にただ一匹」「地平線テープ」でした。

「のび太は~」は、絶滅危惧種への効果を疑似的に作り出す“国際動物保護スプレー”のお話。
スプレーをかければ、どんなに珍しくない動物でも絶滅危惧種の如く丁重に扱ってくれるとのこと。
のび太は不幸な境遇にいた動物を助けようとスプレーを使っていたが、自分が最も不幸ではないかと気付き、自分自身にスプレーをかける。そのおかげで世界に一匹ののび太は周囲から絶滅危惧種として丁重に扱われ始める。
原作では冒頭に紹介される動物はトキでしたっけかな。数十年の間に保護施策もかなわず実際に絶滅してしまった哀しみが溢れます。
絶滅危惧種側の視点になってみる話で、チヤホヤされつつも結局は周囲の人間の思惑に翻弄されてしまうコトが分かる。人間の都合で絶滅しかけ、人間の都合で保護されて閉じ込められる。SF短編「絶滅の島」では更に強烈にその理不尽さを描いていますねぇ。

「地平線テープ」は貼るだけで何処までも地平線が続く超空間に行ける道具。
土地を作り出す系のアイテムの一つなんですが、今になって思うとこれ、「背景描くの面倒くさい」という発想もかなりあったのではないかという風に思ったりもします。いや、この回のアシスタントさん達は大喜びでしょ…。
この原作、地平線の概念も知らない幼い頃に初めて読んだので、変な風景だなぁという印象だったのだけど、アニメで見てもやっぱり変な風景ですね。そしてアニメ美術においてもあまりにありがたい風景。直線にグラデかけるだけや…。
漫画としての実益とSFが融合する、素晴らしいアイディアじゃないか、うむ。
≪メッセージもどうぞ。
2018年 05月 11日
本日放送は「ママをとりかえっこ」「ざぶとんにもたましいがある」でした。

「ママを~」は、こっぴどく叱られて家へ帰るのが嫌になった子ども達がそれぞれの親を交換してみるお話。
別の母親と接することで、母親と言う存在を客観的に判断し、また自分の事も見つめ直すことが出来る…という、なんとも教訓みの高い話です。
親の愛情という話を描く上で、変にイイ話にすると大人視点での押し付けになりやすいけれど、自分の親が変わったらどう感じるかと想像し、子ども視点で自分の結論を得られるのが良く出来ているなーと感じる。
「結局親だって人間だもんな」というのは好いセリフですよね。パパがおばあちゃんに甘える話でも、「おとなは甘える相手が居なくてかわいそうだ」と、子どもにとって絶対的な存在に映る大人を、子どもと同じ不完全な人間なのだと描いてくれている。結果共感しやすくなる。
同時に、いつも描いている価値観の変化、相手の立場で考えてみる様を見せているんだよなぁと。

「ざぶとんにも~」は、どんなモノにも魂を宿らせることが出来る“たましいステッキ”のお話。
SFなので実際の魂というよりかは、ロボット的な効果をもたらせるという解釈の方が近いのかもなぁ。
これまた、普段想像もしえないモノたちの身になって考えてみようという教訓性があったりして、実にF漫画らしい。
「せっかく魂が入ったのに戻させるか!」とモノたちから反乱が起きるのもSFの定番やなぁ…。
≪メッセージもどうぞ。
2018年 04月 21日
本日分放送は「ぶんぶくドラ釜」「一生に一度は百点を…」でした。

「ぶんぶく~」は、タイムマシンの修理中による事故で過去へやって来たドラえもんが、ぶんぶく茶釜のタヌキとなるお話。
過去へ飛ばされたドラえもんは古い茶釜にすっぽりはまってしまい、糸の上を歩けるようになる“クモノイトン”以外の道具が使えなくなってしまう。またあまりにマイナーな道具縛り。
クモノイトンによる大道芸でお金を稼ぐドラえもんはさながら「ぶんぶく茶釜」のタヌキのよう。あの有名なおとぎ話に描かれていたタヌキはドラえもんだったのだというお話。
オリジナルエピソードなのですが、ファンタジー的な原典をSF的解釈で再構築するというのはF漫画の常套手段で、これもそこにしっかり則している。
一個だけ言うとしたら、原典の「ぶんぶく茶釜」のストーリーを話の中で紹介してくれてもいいかなーというコトでしょうか。漠然とタヌキが茶釜になるというコトだけ覚えているけど、物語の流れが記憶に無くて…いや、これはボク個人の知識の問題でもあるが。

「一生に~」は、どんな問題も鉛筆が回答を勝手に書いてくれる“コンピューターペンシル”のお話。
誰もが一本は欲しいコンピューターペンシル。宿題に苦闘するのび太に手っ取り早くそれを渡すドラえもん。しかし、それをテストに使うのはカンニングと同じだぞ!と怒り心頭。
そもそも何故宿題にはOKだったのかという、その基準がどうしても気になります。ドラえもんの倫理観は難しいのだ…。
のび太は葛藤の中でコンピューターペンシルは使わない決断をする。この原作、てんコミ1巻に収録されているというコトは、先生的にも大事な話として位置づけられているのかもしれないなぁ(話選びの段階で2巻目が出るという保証もなかろうし)。
ドラえもんの謎倫理観はともかくとして、のび太を立派な大人にするという本来の目的に珍しく沿ったお話だけに(ぇ)、優先的に収録されていたとしても納得なのであると。
≪メッセージもどうぞ。
2018年 04月 13日
本日放送は「動物変身ビスケット」「進化退化光線銃」でした。

「動物~」はその名の通り、食べるとそのカタチの動物に変身するビスケット。
お客さんにビスケットを食べさせてしまい、ママにばれないように何とかごまかそうと画策するのび太達。
動物になってその能力でどうこうする…ではなく、ママに怒られないように乗り切ろうというお茶の間スケールのみで展開する。
凄い道具を小さいスケールで使うというのは、とてもドラえもんらしい。動物に変身するアイテムは他にもあるけど、動物ビスケットという実在するお菓子モチーフなだけに、お茶の間スケールで繰り広げられるスラップスティックコメディとの統合性が取りやすくて、アイテムと話のスケール感が合っている。

「進化退化~」は、光線を当てるとモノや動物を進化・退化させた姿に変えることが出来る。
原作では光線銃ではなく放射線源でした。カタチはドライヤーだったけど。
ラジカセをMP3プレイヤーに進化させたり、ネズミを古代爬虫類にまで退化させたりと出来る。
原作で登場する腕時計型プレイヤー、原作読んだ際は未来感ありましたが、今となるとスマートウォッチでしかないだけに未来感が失われてしまったのではと危惧されましたが、3Dホログラムを付ける事で原作にはない未来感を付与させることが出来ました。よかった。なにせ40年以上前の原作だ…。
狙いなのかどうか分かりませんが、人がお猿になる話が連続している。
Aパートから変わって、こちらはより科学考証が明確でSFらしいお話。ネズミのご先祖はこういう生き物なのかと古代へのロマンと、学術的興味が掻き立てられるのが楽しいです。まぁ、単純に恐竜的な生き物が出るだけで楽しいという気持ちだったりもする。
≪メッセージもどうぞ。