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仮面ライダードライブ 第47話「友よ、君はだれに未来を託すのか」

「ドライブ」としての物語本編も今回で完結。
世界を停止させようとするシグマにドライブとハートが挑み、何とか破壊に成功する。
そして108体最後のロイミュード、ハートとの決着をつける…。

シグマに関しては早々に退治し、遂にハート様と対峙。
途中、仮面ライダーゴーストが出て来た事には驚きました。
登場の仕方自体は劇場版よりも自然でありましたが、どうせ来週の特別篇で出て来るんだから、ここで出なくても…と思いたくなるのも心情。
これアレかな…編成の都合で全47話になるか全48話になるか見えない段階で最終話を作らなきゃいけない事情があった…みたいなコトでしょうかね?
特別編が無ければ、ここでゴースト登場するのはむしろ腑に落ちますし。「ダブル」も49話になるか48話になるか分からないので、どうなってもいいように作っていたという話ですしね。
テレビは生き物なのだなぁ。

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仮面ライダードライブ 第46話「彼らはなぜ戦わなければならなかったのか」

ゴルドドライブと戦いチェイスは爆散した。
剛は残されたチェイスのシグナルバイクを使い、チェイサーマッハとなって蛮野に挑む。
機械と人間がタッグを組む姿が仮面ライダードライブですが、剛とチェイスが融合したチェイサーマッハはテーマ的にもドライブと同様の最強地点にまで到達したというコトでもある。

今週のクライマックスは完全に前半のゴルドドライブ戦なワケですが、もうここまで来ると異様なテンションを感じますね。
仲間が死んで弔い合戦をするという燃えの展開としてはとてもシンプルな中に、この何ヶ月間も剛の中に渦巻いていた感情を爆発させることで、本当に「なんだこれは…!」と思わせるほどのテンションの上がり方を見せています。

チェイスの免許証も、剛のチェイスへの反抗心も、蛮野への信頼から怒りも、全てがこの瞬間の為にあったのだと信じられるほどにこのシーンのテンションと背景にある密度が重いのです。

「俺の全身から溢れる怒りが見えないのかッ!」というクサイけど最高にキレキレの台詞に痺れるしかない。
実に漫画的でクサくて熱い言葉が、どうしようもなく三条さんらしいです。堪らんね。

しかし、このラスト終盤の「ドライブ」のテンションの上がり方は凄まじいです。
「キョウリュウジャー」の時もそうでしたが、それまでは「面白いけど例年と比較して特筆するほど際立っているって程でもないな…」ぐらいに見ていたのに、終盤でこれまでの要素が集約し始めてドラマが構成され始めると、話の流れは想定されていてもテンションが想定以上に跳ね上がって驚いてしまいます。

進ノ介らはグローバルフリーズを起こして人類を完全管理しようとする装置シグマの元へ。
メディックは身体を捨て最期の力を振り絞って進ノ介を救う。
身体を捨て、“愛”という感情のみの存在になり、消えていく。
怒りの中、再びドライブとハートはシグマに挑む。

前述した通り、人間と機械の協力した理想の姿こそがドライブです。そしてラスト1話(+番外編)となった今、ドライブとハートは想いを一つに同じ敵に立ち向かう。
心を持つ人間と機械の協力という理想を体現したチームで、心持たぬ機械が人間を支配しようとする装置に対峙する。

そして次回は実質最終回。
うわぁぁぁん。

仮面ライダー 各話レビュー

仮面ライダードライブ 第45話「ロイミュードの最後の夢とはなにか」

蛮野らがグローバルフリーズを起こそうとしていた場所が特防センタービルであると判明した。通りでここへ来ていきなり新しい場所が紹介されたわけです。
剛の機転で爆発の難を逃れた仮面ライダー達はセンタービルへとカチコミをかける事に。

特状課のドライブピットは破壊されてしまうものの、早瀬を中心とした協力者が別のピットを用意してくれていた。進ノ介らの思いは警察内部の中にも広がって来ているのでしょうか。
早瀬さん、いつ裏切って敵になるかとずーっと思っていましたけど、とうとう最後までイイ友人でしたね。ざんね…良かったね。

ピットでの調整を済ませ、とうとうカチコミへと出向く仮面ライダー。
OPにいつも出ていた地面から突き上がって来る牙がここで登場!
いつ出るかいつ出るか…もうこれ出ないだろう…とあきらめかけていた頃に出て来るとは! 忘れてなかったんですね!

蛮野らはグロバールフリーズによって世界中を静止させ、人間をナンバーにして完全管理することが目的だったという。
石ノ森版「仮面ライダー」でも、ショッカーと繋がった日本政府が国民全てに番号を発行して管理するというネタがありましたね。うむ、つまり今の日本政府は…。
仮面ライダーは正義ではなく人間の自由の為に戦うというテーマが終盤になると非常に顕著に出てきます。

人間を番号にして生命活動を完全に管理する…というのは正しく酷いコトですが、しかしそれは人間がロイミュードにしていた事と全く同じコトなんだと気付かされる。
それを悪と見做すならば、人類はロイミュードをどうすべきなのか…そのボールが人類側に投げられているような。
人間と同じ感情も名前も持つロイミュードを番号で管理する事は認められるのだろうか…。
鉄腕アトムみたいな話になってきましたが。

チェイスは剛を守って爆散。
あの免許証って映画の劇場プレゼント販促ぐらいにしか思っていませんでしたが、それをドラマのアイテムとしてきっちり活かしてくるのは流石。
免許証はチェイスが人間として認められた証なのね。わざわざ自動車学校のシーンを撮影していたのも、ロイミュードだって人間になれるというテーマを描くためのモノだったと。

ピノキオ…いや、石ノ森的にはキカイダーか。
仮面ライダーチェイスのデザインもキカイダーオマージュですしね。

残り2話(+1)。

仮面ライダー 各話レビュー

仮面ライダードライブ 第44話「だれがハートを一番愛していたか」

前回の進ノ介の動揺に被せて霧子の動揺を描くくだりが面白くて何度も再生してしまう。
かたやブレンの最期を情緒的に描いたりもしていて、巨匠のこの振り幅が堪らぬ。

ミスターXを名乗る人物からの情報でロイミュードの決起場所を突き止めた特状課。
実際に蛮野らが集まるもののそこは約束の地ではなく、蛮野の狙いは超進化したハートらの力を装置に蓄え、自分一人でグローバルフリーズを達成することにあった。後は用済みだとまずメディックを処分しようとする。あーん鬼畜。

ハートの最も大切な存在はメディックだと確信したブレンは、メディックの身代わりに散る。それがハートの為であるからと。
顔芸面白幹部のブレンで泣かされてしまうという…視聴者最大の失態を犯しました。ぐぬぬぬ…。
嫉妬の感情をベースに持ちながら、最後は一番の嫉妬の対象であったはずのメディックを助けて散るか。そう思うとこれまでのブレンいじめも全てはこの瞬間の為だったのかとすら思えて来るなぁ。
ブレンが散るという事は予想がついていたので準備出来ていたけれど、ハートとメディックの方でグッと来てしまったりする。

これによってライダーもロイミュードも蛮野討つべしで完全に固まりますが、ミスターXの正体蛮野は、関係者を一挙に葬るべく決起場所をリークしていたのでした。そして004の爆発に巻き込まれる一同…。

スタインベルトをコピーした004。意外と出番は少のうございました。ベルトをもう1本作るという役割と映画のミスリーディングを誘っての登場という解釈で宜しいのだろうか。
このゴルドドライブのベルトが未来ではダークドライブさんのベルトになっているのかしら? それなら割と筋が通るけど…最終回で壊されませんように。

ベルトさんの方は不穏な事を言い…平成2期お馴染みの消える消えるラストが待っているやも…。

仮面ライダー 各話レビュー

仮面ライダードライブ 第43話「第二のグローバルフリーズはいつ起きるのか」

愛について思考を巡らせるチェイスの影響で、進ノ介は自分が霧子の事を好きなのだと認識することとなった。
てっきり、デートだと思ったら特状課のみんなも来ていてガッカリ事件の時からそういうモンだと思っていましたが、認識は無かったんですか。そうですか。
ここの、動揺する進ノ介の巨匠演出が本当に最高でテンション上がります。
次のシリーズで巨匠×竹中直人がどう出来上がるのか楽しみで仕方ありませんぞい。

第2のグローバルフリーズは地球全土を停止させる強力なモノになると予想されている。そうなれば、いくら人類側も対抗手段を手に入れて来たとはいえ、止める事は難しい。
人間にも機械にも愛が無い蛮野に対し、ハートはロイミュードが人類を管理支配するという乱暴ではあるが共存が目的だと言っていますので、目的がグローバルフリーズにあるのかどうかまだ判然としないようにも思う。

約束の数を揃える為に消えたブレンを捕獲しようと動き出す蛮野。
更にクリムの死の間際に記憶と肉体をコピーしたロイミュード004も姿を現す。スタインベルト本人ではありませんでした。
この人、劇場版と繋がるかのように登場しながら、繋がっても繋がらなくてもどっちでもいいという実はかなり自由な立ち位置で登場していたのですね。そうきたか。

人間と機械(ドライブ)、機械と人間の心(ロイミュード)、機械と感情の無い心(蛮野)という三つ巴。
蛮野さんが出た事で重要なのは感情や心であると明確化してきた印象ありますが。
残り4話(+特別編1)。

仮面ライダー 各話レビュー

仮面ライダードライブ 第42話「女神の真実はどこにあるのか」

女性ばかりが昏睡する謎の事件。
それはメディックがコピー元である女性・美鈴を覚醒させ真実の愛という感情を手に入れるためであったが、他者の昏睡は完全に計算外の事態であったという。
美鈴をコピーして手に入れた真実の愛という感情。それによって仲間を治癒する能力を得たものの、直すたびにそのロイミュードの感情が流れ込み、いつの間にかメディック自身も黒く染まってしまった。だからこそ、再びオリジナルから真実の愛をコピーしなければならないのだと。

美鈴が探していたショウは愛犬の名でありました。
昏睡した女性は犬好きという共通項で美鈴と波長が合ってしまった…とのこと。
自分が死にそうでありながらも愛犬を助けようとしたその愛情こそがメディックが探していた感情…ではなく、むしろ犬の持つ絶対的忠義心こそがメディックの求めていた超進化への鍵なのでした。
美鈴とワンコロの二つがメディックのコピー元ってことかな。

だからメディックは犬を飼い始めたのか…とブレンが言っておりましたが、あの犬とショウは別犬ってこと…なんですよね? 美鈴はメディックの元に居たのだから、同じ犬だったらとっくに美鈴が覚醒しているだろうしなぁ。
わざわざ同じ犬種で撮影してるからちょっとややこしい印象を受ける。

彼氏を名乗っていた男性は美鈴を殺そうと狙っていた犯人で、久しぶりに刑事ドラマであることを思い出しました。

超進化に必要な4体のロイミュード(蛮野博士含む)が揃うものの、蛮野の野望を阻止する為にブレンは姿を消す。ライダー側とロイミュード側の共通の敵が現れ、ブレンにも仲間のために涙を流す感情が湧いてきたりと、人間と機械生命体の未来に一縷の希望が見えてきたりもする。

ドライブという存在自体が、人間と機械のタッグという理想を体現した姿だけに、そこに話も収まるのかしら。
人間か人間でないかではなく、感情がある者と無い者との戦いになってきましたからね。

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仮面ライダードライブ 第41話「黄金のドライブはどうやって生まれたのか」

病院で次々に女性が昏睡する事件が発生。
原因はメディックのコピー元である女性にあるらしく、その女性を病院へと連れて来たメディックたちを探すことに。

女性はバレリーナの美鈴、巨匠がメディック初登場回で何故かバレエを踊らせた回収がここで成される。
メディックは超進化に至る為に、「愛」の感情を高めなければならない。自身だけではどうにもならないと見て、コピー元である美鈴の愛情を甦らせることでその感情の本質を掴もうとしていた。
病院に美鈴を連れて行けば、美鈴の会いたがっている人物を警察が探してくれる…と計算してのコトなのかな?
犬を飼ってるのがどういう理由なのかはまだ分かりませんね…

「愛」の感情を得るために試行錯誤しているメディックですが、何せ悪い女を出す事に定評のある長谷川回なので、その「愛」が友愛や博愛であるか分かりません。メディックが愛情を手に入れたら優しくなるんじゃ…と思わせて、どす黒い邪悪な愛情で超進化するかもしれないわけで油断なりません。

黄色いベルトさん蛮野博士はロイミュード006のコアだけを破壊し、その身体を奪取。金色のドライブとして身体を復活させる。
愛など要らぬな蛮野博士は、肉体も感情もない人間。
これは人類と、感情を持つ機械生命体、その両者にとって共通の敵として頑張ってくれるのだろうか。
今のところ蛮野博士と進ノ介に直接の確執がないので、蛮野さんがラスボスの場合、「親殺し」という仮面ライダー的テーマでは剛やハートさん達の方が強い印象ですね。

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仮面ライダードライブ 第40話「2人の天才科学者はなぜ衝突したのか」

トルネードに霧子が拉致され、蛮野博士に襲撃され、ロイミュード004にベルトさんは奪取され…と、てんやわんやな前回。

トルネードの狙いはコピー元である人間のナルシズム溢れる欲望を叶える事。首の美しい女性に自分の作ったネックレスをつけるという…。
これまでロイミュードを超進化させてきた事象に比べるとせせこましく感じますが、ハートやブレンを超進化させたそれに匹敵するほどの感情なのかと思うとよほどですね…。
まぁ、失敗しているので本当に超進化したのかどうかは分かりませんが。

蛮野によって生み出されたハートは、蛮野への恨みを忘れていない。
個人的な憎しみを晴らす為だけにハートの外見を憎い相手の姿にし、痛々しい実験を行っていたとのこと。
生身だった時代のベルトさんもそれに耐え切れず袂を分かった。
実は何か狙いがあってドライブとマッハを攻撃したのかとも思っていましたが、蛮野さん普通に邪悪だった…。

蛮野博士はベルトさんを解析し、新たなドライブドライバーを作成。
ついでにベルトさんには謎チップを埋め込みます。それが映画の話に繋がるのかしら…? だとしたら大体全部蛮野博士のせいですね。前シリーズに引き続き邪悪な科学者の多い事よ。

邪悪な父親に失望し、しかし再び仮面ライダーとして戦う事を決めた剛。私の居場所ではないと去るタブレットもいれば、元の居場所に戻る者もいる。
一応のひと安心を感じた矢先、死亡フラグっぽい直球のモノローグを語るチェイス。
存在からして死亡フラグっぽいからなぁ…はたして。

仮面ライダー 各話レビュー

仮面ライダードライブ 第39話「旋風の誘拐犯はいつ襲って来るのか」

ドライブ中の美女を狙う誘拐事件が多発。
犯人はロイミュード006・トルネード。どうやら自身が超進化するために必要な事らしい…ですが、それにしても条件が限定的過ぎる。どういう感情を集めているんだ…。

一方特状課では、タブレット蛮野が一同に正体を明かす。
今後は伴野と協力しようと言う剛ですが、ベルトさんは聞く耳を持たない。ロイミュードを暴走させ、ベルトさんの研究も盗んでいた蛮野を信用は出来ないと。
ベルトさんからすると、蛮野のおかげで肉体を失ったわけですからね。恨み節も消えませんわな。
しかし肉体は死んだはずなのに登場して来た悪スタインベルトさんの方も何者か気にかかります。TVシリーズ本筋に関係しているのか、あるいは映画の絡みと宣伝で出て来ているだけなのか…。
まだ分からんよ…。

タブレット蛮野が教えてくれたトルネードの居場所には確かにトルネードと誘拐された女性たちが。
これで蛮野博士が味方だと証明されたと剛が喜んだ矢先、蛮野が操るライドブースターによって進ノ介たちは攻撃され、ベルトさんは謎のロイミュード004に連れ去られる。

蛮野さんの真意も気になりますが、個人的にはその後の映画用ショートドラマがテレビ本編の内容に触れているのが気にかかる。
テレビと映画が互いに作用しあう内容になる…のでしょうか。
構成厨としては非常に気にかかるポイントなのです。

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