2012/07/17
幼い頃に宇宙からの声を聞いたというユウキ。
その話を聞いた理事長はユウキにふたご座・ジェミニのスイッチがある事を見つける。
江本教授に替わる自分のパートナーに相応しいと。
いつかライダー部の面子がゾディアーツになる日が来るのではという危惧はありましたが、それがまさかユウキだとは…。
ジェミニはホロスコープスでありながら本体の人間と分離するゾディアーツ。
それはスイッチャーの中にある光と闇の分離でもあるという。
元々、ゾディアーツはラストワンで長時間スイッチを押したままだと元の人間に戻れなくなるというコトが言われていましたけれど、ジェミニを放置すると分身であったはずのジェミニと本体のユウキが入れ替わってしまうのだとか。
本体としての顔を奪われたユウキを助けるためにはとっととジェミニを倒すしか…ないのか…。
前に白鳥ゾディアーツ・キッグナスが出た際、多重人格ネタは使っていましたが、今回はそれが更に強化されたような現象。もう1人の自分が物理的に出てきて本体と入れ替わる、ふたご座の能力。
見ている最中から、切り取った影と本体が入れ替わるという「ドラえもん」の『かげきりばさみ』が脳裏をよぎって仕方ない。塚Pである事を考えれば、当然モチーフはそこなのでしょうね。
「ドラえもん」の汎用性は高いなぁ。
ジェミニとは別に、弦太朗とユウキが幼馴染である事に触れた話も進行しておりますね。
弦太朗がユウキとの約束を覚えていない事と、一番に校内でイタズラした犯人の疑いを持った事で友情に亀裂が入る。
シリーズ序盤で、現在の弦太朗に対してユウキが「前の弦ちゃんと違うけど」みたいなコトを言っていたのと、今回の約束を覚えていない弦太朗というくだりから、もしかしたら今と昔の弦太朗は別人なんじゃ…と背筋の凍る憶測が立ってくる。
と思いきや、次回予告で約束を思い出していたので別人では無さそう。なんでい。
今回は番組開始時点から既に友達だったユウキとの友情が崩れ、そこからもう一度友情を復活させるお話。
…なんだろうけれど、もしかしたらこれはジェミニと友達になるお話かもしれないなぁとも思う。
ジェミニはユウキの中に存在していた暗部の化身。
行動こそ危険だけれど、その思い自体が本音である事には違いない。
それが本音でありさえすれば、弦太朗は友達になってしまうのではないか…と思うのだよなぁ。
いや、弦太朗がというよりも、ユウキ自身がジェミニと友達にならなくてはいけないのかもしれないのかも。
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仮面ライダー 各話レビュー