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騎士竜戦隊リュウソウジャー 第32話「憎悪の雨が止む時」

お久しぶりの騎士竜記事。だいぶ怠けてしまった…。

怠けている間に先輩騎士のナダが現れてからガイソーグの浄化まで色んなことが起きておりますなぁ。

「リュウソウジャー」は縦軸となるお話がほぼ無いまま進んでいる、近年ではちょいと珍しい構成のシリーズですね。
その数少ない縦軸が婚活とガイソーグなのですが、今回はその一つに決着がついたのです。

ガイソーグの鎧は人の弱い心に付け入って装着者を支配する。そして、スーパー戦隊最強バトルでも言及されている通り、過去の装着者の記憶を見る事が出来るのです。
リュウソウジャーが死者(マスター他)のソウルを受け継いで行くのに対し、ガイソーグさんは人のソウルを消し去ってガワだけで生き続けている鎧という反転した存在です。

騎士に必要なのは強さ(外的要素)か、心か(内的要素)。

それはバンバに絡んだ話の中でも描かれていますが、いわば“闇落ちしたバンバ”という意味合いで登場したナダによって、そのテーマが如実に描かれる事となりました。

ナダさんがだいぶ描き回す存在になっていて結構好きになってしまったのだけれど、次回でもう死にそうな気もするのが怖い…。

騎士竜戦隊リュウソウジャー 第22話「死者の生命!?」

死者と生者が反転している謎現象の正体は、お馴染みマイナソーさんのお仕事であるとのこと。
これを知らせてくれたのは、ういのお父さんの身体に宿っているリュウソウ族の魂・セトーさん。これまで妙な暗躍をしていたのはお父さんではなくセトーさんなのでした。
別人格だと判明し、OPでの吹越満に対する不穏な空気は解消されました。なるほど。

今回のマイナソーさんの生みの親はマスターピンクであるとご本人から教えられますが…お亡くなりになられている方からマイナソーが誕生するという新たな現象に困惑でもあります…。え…ええ…?

マスターといえども、心の中には死への無念と理不尽さへの恨みがある。それが死者と生者の反転となったのだろうと。
そのマスタ―の中にある不安や憤りを解消することが今回の騎士の役目でもある。
マスターの役割を弟子が受け継いだり、母親の味を娘が教わったり、死者の想いが生者に受け継がれる事によって解消し得ると描いている。

光と闇の騎士竜が合体するように、死者と生者は共に存在しうるコトが出来る。その魂を受け継いでさえいれば。

マスターってもしかして生きてるのでは…という可能性もあったのですが、ピンクさんは死亡が確定されてしまった。ジェダイマスターみたいに好きなタイミングでひょいと来ても良い気もするが。
しかしイブキはまだ分からないのだなぁ…。

騎士竜戦隊リュウソウジャー 第17「捕らわれの猛者」/第18話「大ピンチ!変身不能」

虹の写真が撮りたいという少年の願いの為、モサレックスさんが一肌脱ごうとしたところを網で捕まえられてしまう。網っょぃ…。
催眠術をかけられすもカナロとの強い絆と精神力で乗り切るモサレックスさん。両者の姿を見て自身と重ねるバンバという構図です。

虹の写真が見たかった老婆はバンバの昔の恋人であったと最後に明かされますが、この如何にも美味しそうなお話が今回の主軸に置かれていなかったというコトに驚くラストでした。

スピノ登場回なので主軸はカナロとモサレックスに置いておくというコトなのかしら。
モサとディメボルケーノが合体し、絆を信じるお話になっていますが、バンバはまだそこまでには至ってないというコトかな。伸びしろがある。

既存の騎士竜をふたつ合体させて新たな騎士竜スピノサンダーになるというアイディアは、まさかそんな手が…と感心でした。若干ゴリ押し感があるのも、それはそれで良い。
今年は合体パーツの数を絞っているのかなあ?


人の願いを聞く願い石から生まれたマイナソーは、人の願いを吸収して成長する。
箱のマイナソーと違い、おれは石を破壊してもマイナソーは倒せない。箱は破壊すれば箱ではなくなるが、石は破壊しても石のままなのだ。

このマイナソーの前ではリュウソウジャーの変身が解けてしまう。それはマイナソーに勝ちたいと思う願いが吸収されてしまうからだという。それを言い出したらもう何からでも吸収出来てしまう…恐ろしい相手です。

それに対して、マイナソーを倒したいというのは願いではなく、ただ人を守りたいという強い意志だと切り返す。あ…石だけに…。
でもそれ、守りたいと思った時点で願いになりそうな…いや、もうこれは気持ちで勝つ勝負でしかない。そして勝ったのだ。なら仕方ない。
石より硬い固い意思を共有し、新たな合体を得る。

騎士竜戦隊リュウソウジャー 第15話「深海の王」/第16話「海に沈んだ希望」

海のリュウソウ族カナロ、その妹であるオトもまた地上へと遊びに来る。陸のリュウソウ族は危険だと教わって来たカナロ達の話では、かつてドルイドンが地球を去った後、リュウソウ族の間で争いが起こり、海へと追いやられた者たちは海底で暮らすようになったという。
以来、海のリュウソウ族の守り神となっているモサレックスにとって、陸のリュウソウ族は信用できない相手なのであると。

リュウソウ族は地球を守る立派な人たち…という前提の積み重ねから、ノンマルト…とまではいかないまでも不都合な消された歴史が掘り返される。
ディメボルケーノも過去に哀しい思い出があったり、リュウソウ族も過去に禄でもない事を繰り返す、並の人間と変わらない面を持っているのかなーとも捉えられる。

妹の救出に協力して貰ったことからカナロ自身はリュウソウジャーを信用するものの、モサレックスはまだ頑な。モサレックスさんにとっては陸のリュウソウ族との戦争は過去の歴史ではなく、自分自身が体験した鮮明な記憶の中にあるから。

過去の辛い体験も恨みも忘れるとは言わないまでも、未来志向の気持ちでモサレックスも協力してくれる。迫害した側とされる陸上人のアプローチで未来志向でと言われても困惑が残るので、バランスがナイーブよなぁ。難しい。

リュウソウジャーの過去の技を研究し尽くして対抗するガチレウスさんには、まだ見ぬモサレックスさんの力、つまりは未来の力で戦うしかないというコトで、ドラマとバトルの一体的テーマが語られる。

騎士竜戦隊リュウソウジャー 第14話「黄金の騎士」

1通りすがりに発見された新たな騎士リュウソウゴールドことカナロさんは、結婚相手を探す為に人間社会で暮らしているらしい。リュウソウジャーの仲間となれないのも、婚活に勤しむためだという…。そっかあ…。

リュウソウジャーの攻撃がまるで効かないマイナソーは水を操る能力を持つ。その生みの親はホストをしている男性。ホスト…水商売…なるほど(なるほど?)。
マイナソー退治にはあまりやる気を見せないカナロさん。渋々退治しているように見えますが、使命感なのか、目を付けた女性のためなのか。それまで迷いが見えたのは、マイナソーを倒すと恋敵である男性を助けることになるから…なのか? などゲスな勘繰りも出来てしまい、まだカナロさんの人物像は掴めない。

ガチレウスさんの登場でクレオン君の明日はどうなるのかという新たな縦軸(?)が出来てしまう。シリーズも前半で寝返りフラグ…なのか?
でまた、巨大戦が全く無かったのも珍しいような。

騎士竜戦隊リュウソウジャー 第13話「総理大臣はリュウソウ族!?」

総理大臣をしている狩野澪子さんが実はリュウソウ族の一人であると明かされる。
そんな総理からマイナソーが生まれたものの、倒すのは自分が死んでからにしてほしいと頼まれてしまうバンバ兄弟。

数百年も人の世で生きてきた結果、愛する人々が自分よりも先に旅立つ事に耐えきれなくなったのだという。
しかし、人生はカードゲームと同じく、配られたカードで戦うしかないのだと語るのはバンバ。自分の条件の中でしか生きることは出来ないというそれは、乗り越えるしかないという厳しいエールでもあるし、新しいカードは与えられないという苦しみもあるような。
というか何で急にカードゲーム…事前にカードで遊ぶくだりがあったかな…。

コウのマスター達が弟子をかばって死んだ事と比べるなら、総理の願望は誰かに思いを託すでもなく消え去りたいという事であり、命と心が無に帰すだけと言える。
それでは行き場のないソウルがマイナソーとなって暴れるのみ…。

マイナソーが倒されると総理は自ら行方をくらまし、再登場を匂わせます。というか現時点では総理である必然が見当たらなくて、どういうコトなんだと思うばかり。

日本においての「王様」的な存在としての総理なんでしょうかね…それなら騎士との関係性からドラマが発生するかも…。

騎士竜戦隊リュウソウジャー 第12話「灼熱の幻影」

やけにメタっぽいギャグが多い…(好き…)。

前回、幻を見せていたマイナソーさん、実は幻術ではなくミストに映像を映写していたのだと判明します。
ディメボルケーノさんが見た目に惑わされず相手を捉えるようにと言っていたコトがここで役に立つ…のかと思いきや当のディメボルケーノさんがその幻影に騙される始末です。おま…。

マイナソーを生み出したのは、親の意向を汲んで消防学校に入ったものの本当は映画監督になりたい青年。マイナソーさんの「ホンバーン」は青年の心の底を具現化しているモノでもある。
マイナソーというのが人間の抱えている本心をカタチにしたモノといえるわけで、これも一つの「ソウル」の姿なんですね。

人間の心が乗り移ったマイナソーという獣と、リュウソウジャーのソウルが乗り込んだ騎士竜。両者は近しい存在ではあるけれど、マイナソーが人の生気(心?)を喰うのに対し、騎士竜は人と心を通わして戦う。人が騎士竜に従うわけでも、従わせるわけでもなく、対等な仲間であることが現時点でマイナソーとの大きな違い…だろうかな。
お前が一番! 必要なのは騎士と騎士竜の信頼、愛情!

そしてまたお久しぶりの、本放送ではお初の、ガイソーグさんが参上しました。
元々「リュウソウジャー」登場予定の方なのか、せっかくなので本編でも登場させちゃおうというノリなのか、はてさてな…。

騎士竜戦隊リュウソウジャー 第11話「炎のクイズ王」

新たな騎士竜ディメボルケーノが登場します。
例年に比べてロボの追加パーツが少ないようなと思っていたのですが、ちゃんと登場してくれて安堵安堵。
ディメボルケーノはクイズを出してきて満足いく答えが出なかった時は炎で焼き払ってくるという、なかなか気難しいお方です。

ディメボルケーノさんが唯一その心を開いていたのは、目の治療中でモノを見ることが出来なくなっていた少年のみ。
見えないからこそディメボルケーノの姿に恐れるコトなく、問題の本質に素直に答えていたからだとか。
見た目ではなく、その心を見ろ!とな。つまり「ソウル」ですね。

次回、完全に忘れていたガイソーグさんが登場するのですが、あの人もまた外見と中身が別人なので、鎧の中にある心を見なければいけない。リュウソウジャーも鎧を付けて戦う騎士ですが、大切なのは鎧の内側にあるソウル。それは同じく鎧を付けているガイソーグさんが現れる事で余計に浮き彫りにされるのかもしれない。

騎士竜戦隊リュウソウジャー 第10話「無敵のカウンター」

アスナが出会った元ボクサーの青年・健太。
ケンカに巻き込んだ友人を怪我させた過去を後悔しており、そのマイナス感情がマイナソーを成長させる。
贖罪の念から、マイナソーの餌食となって死んでしまっても良いとすら思っているという。

自分の所為で友達を傷付けてしまったという健太。かたや、自分たちの所為でマスターたちを死なせてしまったリュウソウジャー。
今回はその対比によってリュウソウジャーの信念やテーマを浮き彫りにするお話です。

贖罪の気持ちから自暴自棄となっている健太に対し、それで友人が喜ぶのか、償いたいなら友人の為に生きながら何かしてあげなさいと、至極真っ当な説教をするアスナ。

死んだ(友人は死んでないけど)者に対して生者がどう向き合うべきなのか。
リュウソウジャーにとってのそれは、死者の想いを汲んで生きていくこと。死んだマスターがソウルとなってコウ達と一緒にいる事は、そのテーマを体現している。

リュウソウルがアイテムなだけに、「命」というキーワードが多い今作ですが、それは勿論「想い」の事を描いているのであるなぁと。うむうむ。

騎士竜戦隊リュウソウジャー 第9話「怪しい宝箱」

宝探しゲームに参加したリュウソウジャーですが、それはドルイドンの罠でした。宝箱のマイナソーが参加者を飲み込んで、生命エネルギーを吸い取ろうという作戦なのだとか。
それにしても偶然が過ぎるような…ここでまた宝探しゲームを紹介してきた吹越満の怪しさが増してしまうのだなぁ…むむむ。

宝箱を開けると欲しいモノが現れる。お金、化粧品、焼肉 etc...
しかし欲しいモノが手に入っても尽きない欲望によって苦しむ人間からはマイナスエネルギーが生みだされる、という絶妙に遠回りな作戦。

メルトはマスターブルーの幻影から言葉を受けて、仲間を信じる覚悟を決める。メルトが欲しかったモノは仲間への信頼…というコトかしら。それはまたマスタブルーから受け継ぐソウルのことでもある…のか。

宝箱に入っていたのはマスターブルーに渡したはずのアクセサリー。もしかしたら幻ではなく現実に居た…? という可能性を感じさせる。確かにマスターブルーとピンクは明確に死亡した描写は無いのですよね。死んだのではなくリュウソウルになっていたぐらいの事は覚悟しておこう…。

マイナソーの親となっていたのは人間ではなく、誰にも開けられず不貞腐れた箱だったという。人間以外の、無機物ですらマイナソーを生み出せるというのは、なるほど可能性が広がります。
今後はナルトの無いラーメンがマイナソーを生み出して…なんて話も存在し得る。
ゲストエピソード、あるいはレギュラーキャラのエピソードで使い分けもしやすくなりますね。

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