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騎士竜戦隊リュウソウジャー 第07話「ケペウス星の王女」/第08話「奇跡の歌声」

新幹部ワイズルーさんが登場し、更に宇宙からやって来たケペウス星の王女姉妹を巻き込んでの前後編。
アバンだけで「今日は坂本監督か…」と分かる安定感よの。

マイナソーの中に囚われたお姫様を救うためアスナが歌を唄う…が、それは歌でマイナソーを鎮めるとか、リュウソウジャーを強化するではなく、アスナの音痴を利用した作戦であった。

坂本監督といえばクライマックスでの主題歌演出だったり、挿入歌で覚醒したりといったお話が多いのですが、特にそれを突き詰めたのが「キョウリュウジャー」であろうかと思います。
そして同じく恐竜モチーフである今作に登板した坂本監督ですが、今回はそのいつものパターンを利用する事によるセルフパロディの装いですらある。
キョウリュウジャーと同じことすると思った? 違うよ、音痴だよ!と。この、ベタベタなギャグをやるという部分がリュウソウジャーの特徴の一つでもあるというのが分かる。

新幹部、突如出てくるお姫様、と前後編もあってなんだか夏の劇場版のよう。

騎士竜戦隊リュウソウジャー 第04話「竜虎!最速バトル」/第05話「地獄の番犬」/第06話「逆襲!!タンクジョウ」

4~6話とトワ・バンバ兄弟がコウ達に感化されていくお話でした。
マイナソーのエネルギー源となっている人間を消せばマイナソーを倒す事は可能であるとドライな判断を下そうとしていた兄弟が、子どもや身近な人がマイナソーの親となる状況にぶち当たって、全員救うというコウ達のポリシーに思いを託していく。

騎士としてドライに判断しようとはするものの、家族を大事にする事へのシンパだとか、その犠牲によってまた救われない人が出てくるだとか、バンバお兄ちゃんを特にガシガシ攻撃してくる。
とはいえ流れとしては、その兄弟の変化があるからこそ騎士竜が仲間になったようにも見えるので、もともと強くはあったものの、これによってようやっと本物の騎士となり得たのだと言える。

コウ達のマスターがお亡くなりになった直後に騎士竜が現れたり、マスターの思い出をティラミーゴの上で回想したり、ソウルが亡きマスターの想いを継いでいるのは勿論ですけど、ティラミーゴもまたマスターの遺志を継いだ存在なのだなと分かります。
であれば、騎士に必要なのは人の想いや命を大事にして、繋いでいくことなのです。だから大勢の為に犠牲止む無しという想いも命も断つ方法は、この世界の騎士においては正道足りえないコトとなる。

コウにとっても、タンクジョウを倒す事が復讐ではなくマスターの想いを受け継いだ上でなければ、騎士の道を外れる事となる。

といったことで、5人の騎士が遂に集結する事でファイブナイツ完成。因縁のタンクジョウさんがまさかこんな序盤でやられてしまうとは…ゴセイジャーを思い出しますなぁ。

騎士竜戦隊リュウソウジャー 第03話「呪いの視線」

マイナソーとの戦いの中で現れた二人のリュウソウジャー。
戦いには慣れた様子であるその兄弟は、マイナソーを倒すならエネルギーの供給源となったういが死ねば解決すると言う。
ひとりの人間と大勢と、重さは比べるまでもないのだと。
対してコウは、どちらも救うためにマイナソーを倒すといって出向いていく。

マイナソーを倒す為なら犠牲やむなしというシビアな考え方を持つバンバとトワ。コウたち3人との違いが際立つお話となっております。
しかしこれは、この二人には騎士竜がいないので、マイナソーが巨大化したら戦いようが無いという選択肢の無さに起因しているようにも見える。
だからこそ、コウ達3人には騎士竜がいると知るや、ういに手をかける必要が無いと判断しているのでしょう。

バンバとトワの方が騎士として強いとはいうものの、騎士竜はいない…認められていないのだと見れば、強さよりも重要なモノを3人が持ち合わせていて、リュウソウジャーに必要なのはむしろそれなのだと意味付け出来る。

今回マイナソーの親となったのはういさん。
父親と居られない寂しさ、動画を見てもらえない寂しさからマイナソーが育ったとの事です。前回同様に割とあっさり台詞のみでゲストのドラマが語られてしまうのですが、今回は兄弟初登場回なのでゲストエピソードを描く尺も無いからってのも分かる。
もうちょっと話数が進んでの通常回でどういう構成となるのかが気にかかる。

騎士竜戦隊リュウソウジャー 第02話「ソウルをひとつに」

6500万年も前に地球を離れたドルイドンが何故今更になって戻って来たのかと疑問を口にするリュウソウジャー面々。
そんな折、ドルイドンのクレオンさんが人間からマイナソーを作り出す事が出来ると分かり、その術で地球を我が物にしに来たのではとなかろうかと腑に落ちる。
マイナソーなる巨大生物自体は元々地球に居る災害のようなモノで、自然発生的に現れる事もある…らしい。

人間のマイナスエネルギーからマイナソーという怪物が現れるという設定は、戦隊では初めてお見受けするように思いますが…全ての戦隊をチェックしているわけでもないので有識者の判断が気にかかります。
プリキュアや平成ライダーではちょいちょい使用される設定ですが、戦隊でやられると新鮮に感じます。

このクレオン産マイナソーは倒さないでいると人間のマイナスエネルギーによって急成長して巨大化するという。
つまり等身大戦と巨大戦は明確に繋がっているので、これまでのような巨大戦は消化試合…感が出ないようにというコトでしょう。

チーフPの雑誌インタビューによれば、今回のシリーズは巨大戦の扱い方を変えてみたいとのコトを言っていたので、それがこの設定に現れているのかなと感じます。
ドラマや話のクライマックスを等身大戦ではなく巨大戦の方に置く事で、巨大戦も話の中で有機的に処理したいのだろうなと。

巨大戦への試み自体はゴーバスターズでも行われていますが、結局それが受け継がれているかというとそうでもないため、今度は王道的戦隊で再チャレンジという印象で受け止めております。

マイナソーに人格が無さそうな事や、巨大戦をドラマの頂点に置く事で、はたしてドラマ自体はどんな構成になるのか気にかかります。
例年通りのフォーマットままでは不向きな部分もありそうなので、その辺のやり方をどうするのかなと…。

騎士竜戦隊リュウソウジャー 第01話「ケボーン!!竜装者」

43作目のスーパー戦隊となる「騎士竜戦隊リュウソウジャー」。

三人のリュウソウジャーが師匠から剣を継承し、新たな戦士となる所から物語は始まります。
古代人の末裔リュウソウ族が恐竜を模したメカ・騎士竜のチカラを用いて、かつて地球から去ったドルイドン族に対抗するというのは基本設定とのことです。
ファンタジー系の戦隊らしい始まり方ですが、はっきり騎士竜はメカであるとも明言されていたりするのですね。

1話はとにかくテンポが早い早い。

騎士の継承の儀、ドルイドン襲撃、神殿だけは守れ、神殿に侵入される、死にそうなマスターが案の定死ぬ、いきなりの巨大戦…。
めちゃくちゃ駆け抜けた印象の第1話です。
この神殿の攻防戦を1年間繰り広げるんだなと思ったらいきなり壊れるし、合体シークエンス無しで早速ロボ戦までやってのけますし、詰め込んでますなぁ。

スーツ主体でありながら物凄い動きを見せて驚かせてくれた巨大戦も感動なのですが、1話でロボ戦までやりたいが為、あえて恐竜型メカの登場をすっ飛ばしている手法は膝を打ちました。
恐竜メカが出てくる物語内の驚きよりも、まずはロボ戦まで見せたい!という意気込みの方が勝っているというのは感心しましたし、実際のロボ戦も新しさに溢れていて、自信の表れなのだなと感じられました。

恐竜とロボ、チビッコにおいてどちらが人気あるのかは分かりませんが、制作陣が見せたいのはロボだ!とよく分かるのです。

今作で使われるのはリュウソウルなるアイテム。

ソウルの名で思い出すゴーオンジャー“炎神ソウル”は、劇中でのドラマとアイテムの有機的繋がりが見事だったのを覚えています。ソウルと名付ける事によって「心」「魂」と意味付け出来て、ドラマの流れと使いどころが噛み合いやすかったのです。
てなことを鑑みて、リュウソウルにもドラマとの繋ぎを期待してしまいます。

主人公たちの師匠であるマスター達、いかにも途中で死にそうだなと思えましたが案の定お亡くなりになられました。2~3話ぐらい期待していたのだけれど。
そのマスター達の魂がリュウソウルに宿るというのが1話のお話。

リュウソウジャーは代々受け継がれる戦士なので、リュウソウルは過去の騎士たちの想いが受け継がれているというコトになりますなぁ。
過去戦隊リュウソウル出しやすいじゃん…とかしょうもないコトが即座に浮かんでしまう…。
しかしま、スーパー戦隊最強バトルのバトンを受け取っているコトを考えると、多くの過去戦隊の想いを受け継いでのリュウソウジャーという見方も当然出来るのであります。

先代が死んだところから始まるのもメタ的に…いや、それは意地悪すぎる…。

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