2018年 02月 19日
東都と北都の代表選が行われている隙に、北斗を制圧することに成功した西都。さらに東都にも宣戦布告を出して、東都の戦時はまだ続くコトに。
一海たちの農場スタッフを人質に軍門へ下れと迫る西都。戦兎たちが北斗に行くことは出来ないが、東都まで連れてきてくれたら一緒に戦えると一海に伝える。

今のビルドは東都政府の管理下にある為、行動には常に政治的意味が付随されてしまうので自由に動くことが出来ない。仮面ライダーは自由の戦士のはずが、今はそれを奪われている状態なのだ。

リモコンブロスとエンジンブロスの兄弟にやられてしまう一海達。黄羽散華。
戦兎と万丈が戦いを引き継ぐも、更にやって来た仮面ライダーローグが圧倒的なパワーを見せつけて勝利。

「ビルド」はテンポの早さの中でどんどんインフレーションが進んでゆきますね。ついこの前まで最強だった奴がもう下位に落とされてる。
予想通りにライダーとなって帰還した幻徳さん、以前敗北したスパークリングをボコにしてまずは面目躍如。

一海らのコトを考えると、西都の兄弟も敵ではあるけど悪ではないという話へ繋がってゆくのかな。
エグゼイド同様、敵がどんどん仲間になるドラゴンボールスタイルでもあるのなぁ。

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2018年 02月 12日
東都と北都の戦争は、ビルドとグリスの一騎打ちにて決する事となった。
能力自体はグリスの方が上ながら、スタークから渡された北都や西都のフルボトルを使ってトリッキーに戦って翻弄するビルド。
それでもままならず、再びハザードトリガーに手を伸ばす。

戦兎はハザードフォームが暴走した時の保険として、停止装置を美空に渡しておく。しかし、スイッチを押せば戦兎自身も消滅する装置であるとの事。
案の定ビルドは暴走し(しなかったコトは無いのだが)、美空はスイッチを押せずにいると、万丈が身体を張ってビルドを止めようとする。
「俺しか止められねえ!」という熱意のもと、クラッシュドライバーのビリビリを克服し、殻を破った万丈。バディモノすなぁ…。
万丈がクローズに初めて変身した時も戦兎を助けるためだったし、戦兎を助けたいと思う度にコイツは成長していくのかな。

一海は仲間に余計な心配をかけたくないので記憶を失ったというコトにしていたとのコト。戦兎との共通点による対比かと思われていましたが、そういうワケではありませんでしたか。実は美空と身内なのではとすら推察されていたが、それもないかな。

ずっとバトル漬けの熱い話が展開する裏ではスタークさんが相変わらず暗躍。東都政府とつるんでいたスタークさんは、実は北都と繋がっていた…かと思いきや、本当は西都の協力者だったんだ!という誰もが予想した通りの流れ。悪いやっちゃなぁ。

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2018年 02月 06日
石動から受け取ったハザードトリガー。
これを使えば強大なパワーが使えるので暴走した万丈を止めることも出来るだろうとのこと。ただし、トリガーを使えば自我を失う危険もあるという。欠陥が強すぎて兵器としても利用出来ない代物です。禁断のアイテムというか、ただの失敗作なんだろうなぁ…。

幻徳さんはお父さんが回復したことで臨時首相の座を追われる。ライダーの力に感心し、次はパワーアップして再登場するぞと匂わせて去っていく。次はライダーになってるんやろなぁ…。

万丈は戦争を早期終結させる為と信じて北都に侵攻しようとするも、スカイウォール目前でグリスたちと戦闘に。
線とは万丈を止める為、ハザードトリバーを使用しハザードフォームに。
そのあまりにも致命的すぎる欠陥のおかげで、ビルドは青羽を倒し、殺してしまう。
誰も死なせないために戦う、ハザードトリガーを使うに至ったのもそれを守る為だったはずなのに…。

これまでも救えない命、目の前で自害する者はいたけれど、自分で死なせてしまったのは初めて(ゲンムを除く)のコトで、戦兎はとてつもないショックを受ける。
生気が失われ、思い出すだけで吐き気を催す。

思い返すと、ライダーで主人公が明確に人を殺してしまうという描写は意外と少ない気がする…。敵が人間である場合では、大体において悪党に始末されるとか、もう人間ではなくなってしまった者とか、ヤバイ副作用で自滅とかいった描写がされることで、その罪業の部分はぼかして描かれるわけで。

今回は帰還兵のPTSDを思わせる描写で、その部分も逃げずに描こうというのに感心している。その分、見ていて非常に重い。面白いけど、販促と相性悪い部分でもあるから、難しいなぁ…。

戦局縮小の為、仮面ライダー同士の代表選で戦争の決着を着ける事に。急に少年漫画というか古代の戦争みたいな展開!

PTSDを患っている戦兎に対し、「それでも戦うしかないんだよ」とけし掛けて立ち上がらせる石動。負けたら死ぬ手術も、ハザードトリガー渡したのもお前だし、てゆか大体のコトはお前のせいだからな!と沸々と怒りが湧いてきますが、石動はビルドを鍛えるためにボトルを渡す。
石動さん、最終的にどうしたいんだろうな…急にイイ人にならないでほしい…。

これでまた、まんまと石動さんの手のひらの上で踊らされる結果になっている訳ですが、特訓で赤と緑のボトルばかり使っていたのは、スターク(赤と緑)にビルドが染められているというコトなのかもしらんなぁ。
第2章の戦兎はずっと転げ落ちている印象で、辛い展開が続くわい。

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2018年 01月 22日
スクラッシュドライバーを使い続けると精神汚染されるので龍我には使ってもらいたくない戦兎。かたや、戦争の責任を感じる戦兎の為、危険なドライバーを使ってでもとっとと戦争を終わらせたい龍我。
北都の一派もまた、一海は仲間の為、三羽烏は一海や家族の為に戦う。三羽烏は負ければ命が無くなる改造を受け入れてまで。

戦兎も一海達も、周りの人間の為に戦っているだけの者たち。敵ではあるけれど悪党ではないのだと描かれる。
そんな仲間や家族のためにという想いを両者とも為政者に利用されて自己犠牲の沼に沈められてしまう。戦争だなぁ。

スタークさんは内海さんを助けていたり、ハザードレベルを確認したり、三羽烏に改造を指揮したり、戦兎に新アイテムをほのめかしたり、八面六臂の大活躍。
檀黎斗以上にゲームマスターしている。だいたい全部この人の所為です、本当に。やっぱり運営の人って仕事が忙しそうです…。

美空が触れるコトで龍我の傷が消える現象。仮面ライダーカブトでベルトに起きた現象かな…?
何となく、美空の浄化機能が助けてくれてるのかなーと想像できますが、そうなると新アイテムが要らなくなってしまうのでマズイですね…。

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2018年 01月 17日
壁の所為で戦車も戦闘機もまともに入って来れない為、実質、ライダーが戦争において最も有効的な兵器となる。
戦車が入れないのは分かるけど戦闘機は何とかなりそうと思えてしまうのだけれど、壁の上空にも何らかの効力なろバーリア的なモノが発生しているってコトなのかもしれないなぁ。
いずれにせよ、壁の設定によって必然的にライダーバトルが発生するコトが説明されて、なるほどなと感心。ライダーバトル自体の必然性もそうだけど、戦車とか戦闘機といったお金のかかるシーンを作らなくてもよいという理由付けにもなっていて、膝を打つ。

ボトルの力を効率的に使用できるものの、副作用の強いスクラッシュドライバーは使用者の精神に支障を来すため龍我には使わせたくない戦兎。対して、「俺が死んでも誰も文句言わねえ」と言う龍我と、誰も傷つかせまいと龍我を守る戦兎。
結果、お前ら仲良しかよという図が出来上がっていて尊い。

一応、幻徳の命の元で東都防衛の任に着く事になった戦兎ですが、「敵も味方も、誰も死なせない」という部分だけは譲れないとのこと。体の自由は奪われても、心までは…てやつですね。自由が無くなっては仮面ライダーでなくなってしまう。

北都のライダーであるグリスの資格者・音也…でなく一海は、どうやら過去の記憶がないご様子。戦兎と同様の境遇にある。こうなるといずれ登場の西都ライダーも記憶無さそうであるなぁ。
一海もスクラップ&ビルドしていく存在なのかもしれないけれど、スクラッシュドライバーの音声は「スクラップ!」とか言ってるし、「scrap」+「crash」でスクラッシュだし、破壊しか考えてなさそうな感はある。
そこが対立軸になっていくのか、あるいは一海もbuildしていくのか…。
最後に現れたみーたんのファンである一面。
そこに記憶喪失との関連があるのか否かがこの対北都編でのうねりになるのかなあ。

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2018年 01月 11日
平成時代が間もなく終わりを告げる、平成ライダーも終わってしまうという事で、「平成ジェネレーションズFINAL」と銘打って平成ライダーが集結。
結果的には来年の年末の方がFINALっぽい気がしますが、そこはそれ。

今回の敵さんは、ビルドの世界とエグゼイド他がいる平成2期世界とを繋げて、永遠の命を手に入れようとする最上魁星さん。

つまりビルド世界は平成2期のルールには従わず、世界が繋がっていなかったというのです。通りで設定が久しぶりにスケール感大きいはずです。
本来ならディケイドが再構築した後(平成2期)のライダー世界は全てが繋がっているはずなのですが、10年前に壁が出来たというビルド世界なので、10年前に他ライダー世界からも隔絶されてしまい、そのためディケイドの干渉も受けなかったと解釈することが出来るので問題ないとします(メタ好きおじさんの見解)。
つまり「ビルド」は平成1期と同格の世界観を有しているのだと。はやくディケイドに来てもらって完全に繋げなきゃ…。

二つの世界を融合させて永遠の命を得ようとする。
割と何でも「ディケイドじゃん」と考えてしまう癖が付いているのですが、今回も御多分に漏れず、そう思いました。
「ディケイド」も、融合して永遠の命を作り上げるのか、個々のまま繋がり合って永く生きていくのか、その対決を描いていましたからね。
なので今回の映画、素直にそのままの物語を楽しむことも出来るし、同時にメタ的に見る事も可能になっていてありがたい。

最上魁星の行う計画の影響で、ドクターライダー達は変身出来なくなってしまう。
ライダーとしての能力を失ってしまいます。

この辺はまさに「番組が放送終了したコトでエグゼイドのライダーは消えてしまった」を表しているし、その後の展開においても「新作(ビルド)と協力することで再び過去シリーズ(エグゼイド)も復活出来る」を如実に体現した話になっていて、意図的か否かまでは分かりませんが、とてもメタ的な読み解き方が出来て興奮。

ふたつを融合して一つにすることで永遠の命を得ようとする最上と、それぞれが別々にありつつも協力し合うという仮面ライダーたち。
ライダーに永遠の命こそないけれど、もっと言うと1年間しか与えられない命ではあるんだけど、次のシリーズへバトンを渡し、新作の中でひょっこり顔を出したりもする。そんな命の繋ぎ方もあるのだ。

物語は各仮面ライダーと出会い、話をし、その行動を見る事で、仮面ライダーになったばかりの万丈龍我が「仮面ライダー」を知り、遂に自ら「仮面ライダークローズ」と名乗るまでを描く事が主軸になっている。
メタ的に「平成ライダーシリーズ」を描いていることも鑑みれば、「仮面ライダー」そのものがテーマになっている映画といって良い。

レジェンドライダーの扱いも例年以上に気を配っている印象で、天ノ川学園に宇宙エネルギーが集まるなんて設定は完全に忘れていたから驚きですらありました。よぅ拾ったなぁと。
あんまり、元作品見てないと分からない描写は好ましくは無いと思っているタチなのですが、そのギリギリを詰めたバランスで作られていたなと感じます。

内容を決める前にタイトルが決まっていたそうですが、平成ライダーとしての「FINAL」をちゃんと飾ろうという内容とテーマで、それでいて、しっかり「ビルド」のテーマを描くお話となっている。スクラップ&ビルド。

平成ライダーの破壊者と構築者のテーマが通じるというのは、また奇妙なモノである。

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2018年 01月 08日
北都との戦争が始まり、幻徳は戦兎と万丈にも戦えと言って来る。てか、戦争吹っ掛けたのは幻徳さんなのに、実際に始まるや味方でもないこの二人に頼るとかもう…ホント幻徳さんって感じだわ。

戦争の道具にはなりたくない戦兎と、冤罪を晴らすためには仕方なしと思う万丈。本来なら幻徳さんらの悪事が露呈して冤罪だと明かされるはずだったのですが…だいたい全部スタークの所為です。

戦争に巻き込まれたくないという気持ちと、戦争の原因が葛城にも多分にあるという事実、目の前で傷付く人達という状況で想いは錯綜する。
戦兎は自分と美空の為、ビルドやフルボトルが人を傷つけるためのモノではないと証明する為に変身する。

戦兎は自分やビルドの事を「正義と愛のヒーロー」とちゃっかり言っちゃうタチなんですけど、こと戦争ともなると単純にその構図が当てはまらなくなる。これもまた“スクラップ”なのでしょう。
大戦中のキャプテンアメリカを思い起こさせる状況。

テレビでも映画でも「正義の」って言っちゃってるのが若干気にかかっていて、というのも「戦争ではどちらも自分が正義だという。だから仮面ライダーは正義ではなく人間の自由のために戦う」と初代「仮面ライダー」企画時に市川森一氏が唱えたコトがアイデンティティとして強いとボクのなかで印象付けられているから。

それを言ったのは石森先生ではないにしても、仮面ライダーとしてのアイデンティティであるには違いないし、この1クールほど、ちょっと気にかかっていたのですが、こういった展開になるって事は今まで構築してきた「正義のヒーローとしてのビルド」自体を破壊・スクラップして、「自由のために戦う仮面ライダー」を構築・ビルドしていく作業なのかなと思えてきました。

そんな仮説を元にやや文化史的な見方をすると、敗戦による価値観の大きな変化を経る事によって、戦後の日本のヒーローは仮面ライダーにしても月光仮面にしても、「自由の為」とか「正義(を成す人)の味方」だとかは言いますが、「ヒーロー=正義」という構図は使わなくなるんですよね(全てがとは言わんが)。

で、仮にこの「仮面ライダービルド」という物語において、戦争を経る事で「正義のヒーロー」から「自由の為のヒーロー」への変化を描くなんてコトがあれば、それは戦前から戦後の日本のヒーロー史観そのものを物語化、再構築(build)しているとも読み解けるかもしれない。
そうだったらいいなぁ…。

まぁ、そういうメタ的な、批評的物語が見たいなぁという個人的嗜好なのだけど。

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2017年 12月 27日
正体が葛城巧であると教えられる桐生戦兎。
記憶を消され、佐藤太郎の顔に変えられ、石動の手のひらで踊りながらビルドとして人助けをしていたという。
ファウストを結成し、人間を怪物へ変える非人道的実験を行っていた悪魔の科学者が自分自身であったと知り、足元が揺らぐ。

ずっと知りたかった過去の自分の事が分かったというのに、知りたくなかったと思ってしまう過去。下手な真実なら知らないくらいがいいのに…。

過去の自分が沢山の人間を苦しめ殺した事を考えると、人助けのビルドはあまりに欺瞞なのではないかと映るわけで、戦兎の拳は鈍る。

そんな戦兎に、葛城巧でも佐藤太郎でもなく、桐生戦兎としてやってきたコトに自負を持てと言う万丈龍我。
石動に操られて作られた偽者でも、悪魔の過去があっても、今の桐生戦兎がナルシストで自意識過剰な天才科学者で人助けのビルドであるというコトは変わらない。偽物だったはずの自分に救われる。スクラップ&ビルドしていくしかない。

劇場版で仮面ライダーという存在の魂に触れて、その名前を自ら名乗る決意に至る龍我ですが、それがあるからここで戦兎に助け舟を出せるのだなと思える。
ヒーローとしての心を失った戦兎に、戦兎や他ライダーからヒーローを教わった龍我がその魂を還元する。

割と好きな流れが出来ていて、熱くてありがたい話。たのしい。

しかし佐藤太郎が死んでたの普通に哀しくて辛い。
あんなに出番少ないし、死んでも支障ないキャラとして作っていたはずなのに辛い。

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2017年 12月 18日
石動のおやっさんから氷室幻徳がナイトローグだと知らされる戦兎。
一方、幻徳には戦兎が解明したデータと、戦兎の正体が死んだはずの葛城巧であると教える。
毎回、何らかの助言を与えて両者を引っ掻き回すブラッドスタークこと石動さん。ゲームマスターとして楽しそうである。

石動さん、戦兎たちにはファウストの者であると明かしたにも関わらず、美空にはコーヒー豆の栽培で出かけるとだけ言う。
戦兎らから聞けばすぐに分かる嘘だし、美空自身も勘付いている事ではあるけれど、それでも吐いた嘘。そこには美空には父親としての顔を残しておきたいという情がまだあるというコトなのかな…とも思える。

ナイトローグはビルドに敗北し、その上、父親にファウストであるコトがバレる。恥ずかしい。
スタークが去り、ナイトローグが政府に捕まったので敵がいなくなってしまう…と思ったけど、まだ二つも国があった。北都編・西都編がまだまだあるのかな。

美空にしても東都首相にしても家族が壊れてしまった話になっていて、今後のスクラップ&ビルドが期待される。

戦兎の正体は葛城巧と明かされる。
公開中の映画は前回と今回の間でしか成立しないピンポイントな話になっているのですな。
葛城巧であることは予想しえたコトなワケですが、顔を佐藤太郎に変えただけなのか、あるいは佐藤太郎の肉体に頭脳だけ葛城巧がインプットされているのかが、ちょっと気になる。
二つの要素を合わせて変身するビルドであるコトを考えると、後者の方がテーマが共通していると見るが…あるいはまた別の手なのか…。

前回やっと桐生戦兎としてのアイデンティティを決意したばかりなのに、それがまた揺るがされる事実を突きつけられる。立てては崩れ、崩れては立てる。

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2017年 12月 11日
奪われたパンドラボックスを奪取する為に難波重工へと潜入するビルドとクローズ。スタークさんとの闘いの中、初出のオクトパスライトで箱とパネルを回収する戦兎ら。
オクトパスライトへの対応から、スタークの正体はマスターの石動であると確信に至る戦兎。

スタークであり戦兎をサポートするおやっさんでもあった石動さんは、みーたんにボトル浄化をさせる為、「正義のヒーロー」として働いてくれる仮面ライダーが必要だっただけだと明かす。

おやっさんが実は敵だったと遂に明かされるお話。
このために「家族みたいに思ってる」などと如実に裏切りフラグを立てる立てる。

過去の記憶がない戦兎にとって、「人助けの為のビルド」は自分が唯一信じられるアイデンティティ。
元の自分はIQ低そうなミュージシャンかもしれないし、人殺しかもしれないという疑念もある中、ビルドでいる間だけは人助けによって間違いなく世界と繋がることが出来る。
そして、そのアイデンティティを与えてくれたのは石動のおやっさんなのである。

そんな信じていたビルドが、実は悪事の為に利用されていただけであり、「仮面ライダーごっこ」でしかないとされて崩壊する。

しかし戦兎は、たとえ石動が与えたアイデンティティが偽物であっても、自分が信じたその正義は本物だと言ってのける。
ラビットタンクスパークリングは、葛城巧の設計図にも無い、戦兎自身が作り出したビルドの姿。
ファウストも葛城巧も石動も関係なく、桐生戦兎が生み出した、誰の借り物でもないオリジナルな姿、ファウストの手を離れた戦兎自身が信じるビルドの姿。
偽りの仮面ライダーから本物の仮面ライダーへと昇華する。

これによってビルドとクローズ、ファウストの手から完全に離れたオリジナルのライダーが揃ったのだと言える。

「ビルド」は国が分割したり、記憶が無かったり、冤罪かけられたり、色んなモノが破壊されてしまうけれど、そこから新たに構築し直していこう、ビルドしていこうという物語。
石動のおやっさんが裏切り者であると分かり、今まで信じていたモノが崩壊してしまうものの、まためげずに立て直しビルドするというテーマそのものがこのお話の中に詰まっていました。

そんなテーマを考えると、今後も戦兎は色んな裏切りに遭う可能性があるわけだけど、そのたびにビルドして立ち上がらなくてはならない。

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