2017年 11月 20日
殆どのフルボトルを奪われ、こうなったら龍我に変身してもらうしかないとのこと。
クローズドラゴンはその為の変身アイテムであるが、龍我の精神に呼応し、ある精神性が閾値を超えない限り変身は出来ないとの事。
それは、誰かを守りたいと思う心。

この所、科学はただの技術でしかなく、善悪は人間の使い方、心次第であるという話がありました。強力な力も、使い方ひとつで悪にも善にもなる。
戦兎がクローズドラゴンに用意した機能は、ライダーが悪にならないようにというストッパーの技術。悪人に使われないようにというコトかもしれないし、龍我を信用し切れないという表れなのかもしれないし…。
自分の過去が分からないから善人であろうとする戦兎にとって、その人間が善であるか悪であるかを判断するほどの経験値は無いため、自分自身の判断より機械によって善人性を判断させることの方が信用できる…としたのかもしれないし。

亡き恋人からの手紙で背中を押された龍我は遂に変身。
唯一信用していた人である恋人を失い、自分以外の他者の為に拳を振るうというコトが出来なくなっていたので、ここで信頼する恋人からの一押しは必要だったのかな。そして恋人に代わって守りたいと思える相手が戦兎であったというお話。

誰かを守ろうとする心があれば変身できる。
「錠」は「守る」ための力なのだと。

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2017年 11月 13日
3か国の会談に乗じてパンドラボックスを強奪することに成功したスタークさん。しかしスタークさんは予定と違う行動を取ったことで、ナイトローグさんとも衝突。パンドラボックスを巡って三つ巴の争奪戦となる。
その中において、龍我はハザードレベル3に至りライダー資格者となるも、戦兎は全てのフルボトルを奪われてしまう。
終始みんなバトルしていて、なかなかに忙しい。

次回、龍我が変身するようなのですが、その前にドラゴンと錠のフルボトルをビルドが使っていたのが驚き。2号ライダー用アイテムをお前が先に使うのかと。
クローズドラゴンを作った戦兎の想いを受け入れた龍我が、自分のフルボトルを使わせることで二人の関係性が深化しているというコトでしょかね。
クローズドラゴンとドラゴンフルボトルで変身する龍我は、恋人と戦兎に支えられて変身するというコトになるのかしら。「錠」の要素は、ビルドが元は軍事兵器であるために「戦車」の要素を持っていることから、そのカウンターとして「守る」モノとして「錠」なのかしら…。まぁこれは次回の話。

他人の顔を自由に変えられるスタークさんは葛城巧なのではないかという疑念が沸き上がる。ミスリードっぽくもあり、しかし顔を変えられるとなると、今まで疑わしかったマスターだってマスター本人ではないかもしれないし、こいつは参ったぜ…。

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2017年 10月 30日
葛城のデータに残っていた実況動画によれば、ビルドはネビュラガスの効能から軍事目的で作られたシステムであったと分かる。
ハザードレベルによってガス耐性は変化し、レベル3に至った人間であればライダー適合者になれるらしい。龍我はもう少しでそこに至れる。

スマッシュを生み出し、ライダーを軍事活用させる研究をしていた葛城を龍我は糾弾するも、そのことでまた戦兎と衝突。
科学の進歩とその使われ方は切り離して考えるべきだと。

科学と倫理については科学者も人間であるがゆえに線引きの難しさは常にあるわなぁ。葛城が危険な人体実験をしていたのが事実であれば(氷室幻徳がそう言っているだけなので事実かどうかは何ともながら)、法と倫理の観点からは悪であるし。しかし、純粋に科学技術のみにおいては、そこに善悪は無いと戦兎。
その技術を良い事に使うか、悪い事に使うか、その人間性が試されるのみ。
「仮面ライダーは悪と出自が同じ」という、石ノ森イズム溢れるテーマそのものが、その言及の中に含まれている。

ビルドという存在も、フルボトルを浄化する美空の能力も、邪悪に使う事も出来るし、人助けに使う事も出来る。
前回から、戦兎は佐藤太郎と葛城の融合によって生まれたのではという推測が出ているけれど、もしそうであれば戦兎の善人さは佐藤太郎の方から受け継いでいるというコトになるのだろうか。

今回は美空が普通の女の子の生活を営めないという部分に焦点が当たっていて、いわゆる「改造人間の悲哀」を美空も背負っているのが分かる。
仮面ライダーっぽいモノがふんだんに盛り込まれている一編

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2017年 10月 23日
スマッシュの実験を行い、ファウストを立ち上げ、殺されたという葛城。
葛城の母から生前の話を聞き、研究データを得る為に再び東都へ。しかし攫われてしまった葛城派はスマッシュにされ、データの入ったメモリの奪い合いとなる。

パンドラボックスの研究者であった父の無念を継いだという葛城自身も天才科学者だった。龍我が甘すぎると評す玉子焼きを美味い美味いと頬張る記憶喪失の天才科学者。
当然のように、戦兎が葛城巧なのでは…という疑念が膨らんでくる。死体入れ替えトリック…金田一耕助でよくあるやつ…とか?
あるいは葛城のデータだけが戦兎の中にあるとか…ううむ。
佐藤太郎と葛城のベストマッチの結果が戦兎というコトなのだろうか。


葛城の残したデータを奪い合うものの、ブラッドスタークさんは龍我にデータを渡してくれる。わー、優しい。
ご本人曰く、データを利用してアレを完成させるなら戦兎の頭脳が必要だし、龍我であれば使いこなせるであろうと。
結局、全てはスタークさんの思い通りに動かされているといってもイイ。壮大な実験の一環なのかな。

失われたモノを再び新たに構築するコトがテーマとして描かれているワケですが、戦兎=葛城?という話になるのであれば、それもまたテーマに繋がるワケだなぁ。

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2017年 10月 16日
政府の研究員だった葛城を殺したのは、龍我ではなく戦兎ではないかと疑いがかかる。しかし記憶も無いし、当事者は死んでいるので確認しようがない。
ガスを人体に注入する危険な実験を行っていたとされる葛城は、研究データを北都に住む母親へ渡してる可能性があるとのことで、戦兎たちは北都へと向かう事に。

戦兎たちが北都に行き逮捕され、仮面ライダーの軍用化計画がバレたらえらいこっちゃと幻徳さん…ことナイトローグ。
ナイトローグさんは幻徳さんだったのだ。ミスリードも無く直球で気持ちがイイ。かたやブラッドスタークさんは誰なのか…幻徳さんの横にいるメガネではないというコトが明かされ、となると…戦兎の北都行きを知っていて、なんかロケットのフルボトル持ってたし…ううむ…宇宙飛行士…。

北都に辿り着いた戦兎と龍我は葛城の母親の元へ行くも、息子を殺したとされる容疑者を迎え入れるはずもなく。
しかし、子どもを守る姿を見せられ母親の心理に変化が…というのは次回っぽい。
殺人犯の容疑者から信頼を得る者へと変化するコト、それもまた失われた過去から新しい自分をビルドするというテーマに則しているのかなと。

毎回新情報を与えてくれるブラッドスタークさんによれば、葛城はファウストを組織した人間の一人だという。
初めは接点の無かった秘密組織ファウストと殺人事件とが明確に繋がってくる。ああ、そして今更ながら幻徳さんがナイトローグということなので、東都政府もファウストに繋がっているというコトがハッキリしたのである。
いやまぁ、みんな分かっとったコトであるけれども。

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2017年 10月 09日
立弥を利用してファウストのアジトを突き止めた龍我。
しかし、その乱暴なやり方を巡って戦兎と激突。
腐れる龍我に、記憶の無い戦兎は自分の理想の人間“人助けのビルド”であろうとしているのだろうと石動。

記憶喪失ながら腐らず随分と善人の兄ちゃんよなぁと感じていましたが、そこもまたコンプレックスの裏返しとして出来上がっていたモノだと分かる。
「クシャッと笑っちゃう」とか自分で言うなよという気はしましたが、それもあえて意図的にでも作り上げていかないと怖いという想いがあるのかもしれない。

ファウストのアジト、人体実験の研究所に辿り着く戦兎と龍我。
ブラッドスタークさんから、ふたりは壁から噴出するガスを注入されてもスマッシュにならなかった特殊な実験体だと明かされる。
また一歩、ライダーの適合者に近づく龍我さん。

自分がスマッシュと同じかもしれぬと聞かされ我を忘れる戦兎。
他人の事は助けるけど、自分の事では我を忘れるというブラッドスタークさんの評は面白い。

ブラッドスタークさんを追えば自分の過去が分かるかもしれない、かたや捕まった人たちを助けないとファウストに連れていかれてしまうという状況。
龍我は、「自分の記憶とビルト」どちらを選ぶのかと問い詰める。
つまり、「失われた過去の自分」と「理想に描いたなりたい自分」のどちらを選ぶのかと。
過去か、未来か。

戦兎が選ぶのは、人助けをするヒーローとしてのビルド。

以前のお話で描かれていた通り、壊れてしまった過去ではなく、新しく構築するコトが大事なのであると。新しい姿にビルドしろと。

龍我がいなかったら過去の記憶を選んでいたであろうコトを見ると、戦兎と龍我のバディ感が出てきたなと。
過去を失った戦兎と、未来を失っている龍我。
これがベストマッチか。

てなわけで立弥の証言から、殺人容疑が戦兎に向けられる。
殺人容疑は本郷猛も通った道なのである。

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2017年 10月 02日
マスターはファウストのメンバーなのかという問いを笑い飛ばす石動。
石動はパンドラボックスを発見した宇宙飛行士であり、箱に手を触れて壁を出現させた当人でもあるという。じゃあ、もうだいたいこの人のせいじゃん。
しかし当人はその時の記憶が無いという。さらっと流しているけど、信用できるのか否か判然としないトコロ。

戦兎は自分の過去を知るという立弥に話を聞く。
曰く、本名・佐藤太郎でバンドマン。頭の悪そうな夢を抱いて邁進していたとのこと。それだけ聞くとウソっぽいのに、一緒に写真を撮っているので信憑性が増してしまう。
かつては津上翔一の本名が分かるのにあんだけかかったのに、5話で本名に辿り着くとは…これが天才物理学者か…。

立弥の証言から、戦兎が新薬の被験者になっていたらしいコトが分かり、それがファウストの実験だったのではと予測されてくる。悪の組織でも求人広告とかは普通に出すのです。

また、政府のロボット兵がファウストのロボット兵になるのを目撃したりと、両者のキナ臭い関係性が見えてくる。まぁ視聴者的には「そういえば別組織だった(現時点の説明では)」ぐらいの感覚かと思いますが。

ブラッドスタークさんは立弥をスマッシュにし、ビルドにぶつける。そして怒りによって戦闘能力を上げているコトを発見する。やはりスタークさんにとってはビルドのスマッシュ退治自体も実験のようです。

冤罪の証明に逸る龍我は、元に戻った立弥を再びスマッシュにしてアジトの場所を探ろうとする。前回、2度スマッシュになった鍋島さんがえらい事になっているのを見ているだけに、かなり乱暴な手。
前回ヒーロー側に近づいたけれど、また降り戻されてるのかしら。

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2017年 09月 25日
戦兎はスカイウォールの惨劇時の映像から、パンドラボックスには2枚の板がオプションとして付属していたコトを知る。
そしてパンドラボックスから外れた板は、ファウストの実験室とビルドの基地に供えられていたベストマッチ判定器であると知る。
さらに、協力者であったマスターがパンドラボックスの板を盗んだかもしれない元・宇宙飛行士ではないかと…。

まだ4話ですが続々ミステリー情報が溢れてくる。
海外SFドラマっぽいノリは初期の平成ライダーを彷彿とさせるなぁとも感じる。町にドームが出来るドラマがあるんだから、壁が急に出来るぐらい平和よ。

龍我は自分を嵌めた鍋島の家族を西都から救い出すものの、鍋島は再びスマッシュにされて家族の記憶すら失ってしまった。
自分の事はイイからせめて家族の記憶ぐらい思い出してやれよと言う龍我。ここで前回言っていた、他人の為に自己を犠牲にする存在、ヒーローに近づいたというコトですね。

記憶を失っても、また新しい思い出を作ることは出来るのだと戦兎。
破壊され失われても、また新たに構築(Build)すればいい。

自身の記憶も失われ、国は分断。
自分も世界も破壊されている状態から物語は始まっているので、再び構築していくコトこそが「仮面ライダービルド」としてのテーマなのだと見えてくる。

コブラ男ことブラッドスタークさん。
みーたんに情報提供(?)したコトを見ると、プライベートではアイドル好きの一面があるのかもしれない…。
わざわざビルドを誘い込むようにして居たり、ビルドに毒を撃っても放置していたりと、ビルドに妙に甘い。今回の言動を見ると、ビルドがスマッシュと戦うコト自体が大きな実験の一部なのかなと思える。
それでこそビルド=実験動物というモチーフが活きるしね。

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2017年 09月 18日
龍我を人体実験にかけた者たちと繋がっているであろう鍋島なる男を探すこととした戦兎たち。
ネットアイドルをしている美空が情報を募り、即座に鍋島の情報を手に入れる。

イチ喫茶店の店主がスマッシュの出現情報を入手しているのが謎ではありましたが、 まさかこんな手口があったとは…。ユーチューバー強い…。

鍋島の家族が人質にされており、情報と証言を引き換えに家族を救うという龍我は西都へ密航する船へ。
人助けをする戦兎に対し、自分は見返りの為にやっているだけと自嘲気味。
人助けするとクシャッと笑ってしまうとは戦兎談。てっきりデータ集めのオマケに人助けしているのかと思いきや、割かし人が良いらしい。
ライダーの仮面は醜くなる人相と涙を隠すためのモノとは漫画版の設定ですが、時には仮面の下で笑っているのだ。
ただ、クシャッと笑っちゃうとか自分で言っちゃうのはどうかと思いますが…。

龍我が戦兎と自分を比較して悩むというお話ですが、ということは龍我もヒーローになりたいという思いがあるというコトでもある。先の情報を明確には知りませんが、やはりライダーになる為の布石でもあるのかなと。

ビルドが助けた母親に龍我が救われるという思いやりの連鎖。
国が三つに分断されたという設定とかを考えると、それを破壊して互いに助け合うというトコロへ向かうのが「ビルド」のテーマなのかも…?などと思ったり。

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2017年 09月 12日
殺人容疑のかかっている龍我の逃走に手を貸した戦兎。
自分と同じく人体実験されたにもかかわらず残されている龍我の記憶は、戦兎自身の正体を明かすための手掛かりである。
何故、龍我が人体実験されたのか、もしかしたら件の殺人事件にも関連しているのかと調べ始めるコトに。
まずは龍我に事件現場へ行くよう言った恋人を当たる。

しかして既に人体実験の被害者となっていたその恋人は、スマッシュの姿となって龍我に襲い掛かる。肉体の弱い者はスマッシュ成分を抜き取っても死んでしまうとコウモリ男ことナイトローグに告げられ、倒すに倒せないビルド。

2話にして身内が死ぬという重い展開。
人体実験に殺人容疑、序盤の本郷猛の展開を地で行く万丈龍我です。
おそらく2号ライダーになるであろう人材ですが、亡くなった恋人の成分を使って変身させられるコトになるのでしょうかね。辛いなぁ。

とりあえず序盤のボスとも呼べるナイトローグさんですが、戦兎の事も実験体のモルモットであると言ってのける。ウサギ=実験動物という図式をしっかと教えてくれる。
広島県のうさぎ島(大久野島)にいるウサギは毒ガス開発の実験動物だったそうですが、作中でモズク風呂っぽい実験なのに職員がガスマスクを着けているのは、ウサギ=毒ガス実験という図式があるからなのかなぁ…。
わざわざ台詞で「ガスマスク」って言っているのが印象に残っただけに、モチーフとして重要なのかなぁと。

1話では人体実験してる怪しい組織でしかありませんでしたが、2話でしっかり人死にが出て「あー、悪いやっちゃでコイツら」と悪役らしさを描いてくれる。
ふと間違えそうになるけど、戦兎の目線ではナイトローグ率いるスマッシュ連中と、ビルドを捕まえようとする氷室玄徳率いる東都政府は別々に対抗しうる存在なんですよね。
「どうせ同じなんやろがい」と我々は思ってしまうが、決めつけるのはよくないのだ…のだ。

ナイトローグさんの目の前で変身しちゃってるし、大丈夫なのかという気もしますが…おやっさんもおやっさんで怪しいし…ううむ。
といったわけで2話も楽しい。

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