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『仮面ライダー 平成ジェネレーションズ FOREVER』

まもなく終わりを告げる平成という時代と共に、平成ライダーの時代も過去のモノとなる。
そんなタイミングでしか出来ないであろうと銘打たれた「平成ジェネレーションズ FOREVER」。

「平成〇〇」という呼称こそ、ゴジラもガメラもウルトラマンでもありますが、自らその呼称を公式化の概念として築いてきた「平成仮面ライダー」シリーズでしか作れない企画の映画になっていて、自分たちの強みを活かした、それでいて王道展開に習うシロモノであったと思います。

今回の敵さんは、スーパータイムジャッカーのを名乗るティードさん。並のタイムジャッカーが平成ライダーの歴史を利用してジオウを消そうとしている中、ティードさんは平成ライダーの歴史そのものを丸ごと消してしまおうと画策する。

全ての始まりは2000年の1月、「仮面ライダークウガ」放送開始の前日。
その日、歴史は「平成ライダーが実在する歴史」と、「平成ライダーが実在しない(テレビの中にだけいる)歴史」とに分岐する。言わば、視聴者にとっての「現実」と、「テレビの中の世界」とに。


現実とフィクションの関係を描く、直球のメタフィクション話。
ディケイドですらそこまでは言わなかったのに…。
しかし、だからこそこの20年間のシリーズを総括する物語として、今の子ども達だけでなく、昔の子ども達にも訴えてくる話となる。

仮面ライダーはテレビの中の絵空事で、実在しない。
でも、子どもの頃に憧れて信じた仮面ライダーの姿は幻ではなく、自分の中に生き続けている。
ならそれは実在するのと変わらないじゃないか。

ジオウというか、オールライダーを描く上での「メタ」と、実在しない人間としての桐生戦兎を重ねて、オールライダーではあるけれど「ジオウとビルド」のお話になっているのが膝を打ちました。いや、なるほど。
オールライダー映画はメタネタが多いコトでお馴染みなのですが、その中でも最も万人に刺さる仕上がりになっているのではないかと感じました。しっかりとメタ話で王道のヒーロー映画になっているので、何なら大人にこそ「これは俺のための物語だ!」と熱く感じるお話になっています。

しみじみと、「そう…これが観たかったんだよ…」と思ってました。
メタ好きおじさんとしても大変満足でした。

あと、公式がバラしてくる情報を逃げていた電王のくだり、登場する事こそ知ってはいてもウルッと来てしまった。自分でも不思議でしたが、やはり久しぶりだからかなぁ…。

「誰の中にも子どもの頃に憧れた仮面ライダーがいる」というのが今回のお話の肝でもあるのですが、これって長年テレビというメディアで放送され続けてきたヒーローだからこそ出来るネタなんですよね。

例えばアメコミヒーローと比較すると、スパイディやバットマンは名前こそみんな知っているけど原作コミックを読んでいる人はアメリカでも案外と少ないし、常に映画やテレビのシリーズがあり続けたわけでも無い。
何なら、アメリカのドラマは2クール放送したら2クールお休みが基本なので、通年で放送し続けるヒーロー番組がほぼ無いと思われる(たぶん)。

通年でテレビ放送し続けて、いつの間にか「日常」と一体化したヒーロー番組だからこそ、今回のようなお話のネタに使用できるのです。
「俺にとってはクウガ」「私にとってはファイズ」といった世代を超えた共通体験の歴史は、大バジェットのマーベル映画にも易々とは作れないのです。
そういう意味では、それこそが日本の…というか東映ヒーローの強みなんだと感じます。

長い歴史があるからこそ、「これは自分の為の物語だ」と多くの人間に訴求させる力がある。
毎回出来るコトでもないのだけれど、しかしこれは強いアドバンテージだよなぁと思うのです。


結局、ティードさんの正体に関しては言及ありませんでしたが、あそこまで平成ライダーの歴史そのものを消したいとなれば、メタルヒーロー過激派か、「燃えろ!!ロボコン」過激派か、この二つのどちらかなんでしょうなぁ…。

『劇場版 仮面ライダービルド Be The One』

東都、西都、北都の三つの国…いや、この時点でエボルトが統一しているから3州(?)で新たに登場した3人の知事たち。
その知事たちはエボルトと協力関係にあったブラッド族なる謎の宇宙生命体(説明なし)で、エボルトの遊びに我慢できず自ら地球を滅ぼしに動き出したのだという。

テレビの方では統一支配されてしまった三ヶ国ですが、映画で再び登場し、ビルドに襲い掛かって来る。
テーマ的にはテレビシリーズの「ビルド」で描かれているモノを70分で見せるように再構築、ビルドしたお話と言えるでしょうか。

地球を滅ぼす為、勝村政信はエボルト因子を持つ万丈と共に2人の知事たちも吸収し、仮面ライダーブラッドとなってビルドを叩きのめす。
ビルドは赤と青のボディカラーですが、敵さんがブラッドと言うからには動脈・静脈を意味したカラーだったというコトなのかしら…。

ブラッドはエボルト同様、他のモノを吸収して支配することによってパワーアップしていくライダー。

かたやビルドに残された手は万丈と戦兎の合体変身。
こちらは変身後もそれぞれの意識が残っていて、どちらかに支配されているワケではない。
Be The One――ひとつになる、のは同じくしながら、似て非なる変身。

互いに仮面ライダーの名を持つビルドとブラッドですが、「人間の自由の為に(ショッカーと)戦う仮面ライダー」においては、自由意思を失っていないライダーにこそアドバンテージが与えられるのです。

また、映画では国民がみな意識を乗っ取られビルドに襲い掛かって来る。まさしく自由意思を奪われてしまう。自由意思を持ったままヒーローにレンガを投げるマーベル市民とどちらがいいのかは、ちょっとよく分からない…。

これまで守って来た人々から嫌われ、襲われる。
それでもヒーローとして人々を守る心はあるのかと突きつけられる。
戦兎は、賞賛も感謝も無くとも、ただラブ&ピースの為にこれまで通り戦うのだと覚悟を見せる。
この辺は映画以上に、テレビ最終回での出来事が鮮烈に見せつけられるテーマでしょうかね。


「仮面ライダービルド」は、三つに分割された国がどういうカタチで一つになるべきなのかを、支配と融和の対立で描いている物語。
日本含め、世界中で人々に分断を煽る状況が見て取れる中、こういう設定の話を出してくるのは実に現代の物語だし、それは視聴者自身の物語でもあるんですよねぇ。

などということを、最終話の記事で書き忘れてたから、ここに書いとこ。

仮面ライダー 各話レビュー

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仮面ライダービルド 第46話「誓いのビー・ザ・ワン」/第47話「ゼロ度の炎」

エボルトに対抗するための白いパネル。
白パネルとボトル、更にエボルトを燃料として利用すればこの世界と別世界とを合体させて、エボルトのいない新世界が出来上がるはずだとの理屈。

結構無茶苦茶なスケールの解決方法を編み出していますが、なるほどその方法で合体するもう一個の世界というのは、おそらく平成2期ライダーが既にいる世界でしょうし、それによって番組終了後もビルドだけパラレル世界なので召喚し辛いみたいな面倒くさいコトが起きずに済むとか、そういう理屈なのかなと理解しました。

平成ジェネレーションズFINALの際、「今後のライダーは最終回後も変身と共演がしやすいまま終わってくれ」と武藤・高橋両作家陣が言及していたので、その責任を果たす意味とエボルト攻略という二つの目的が合体したのではと。そういう意味でも、二面性がある「ビルド」っぽい攻略法。

10分毎に街と人が消える残虐なゲームが始まり、エボルトとの最終決戦となる。

変身すれば死を意味すると忠告を受けたブリザードナックルを使い、命をかけて変身する一海。
文字通りの死闘を終えると、美空に見守られる中で散華していく。
10年越しの平成ライダー2周目でも最終回まで生きられない…。

推しに看取られるという、ドルオタの夢を果たす最期を遂げる。
また、新世界の構築に必要な黒ボトル生成のため、その命を使う。
人間をスマッシュに変える邪悪にすら思えた黒ボトルも、世界を救うために利用出来るコト、死んだ一海の想いが詰まっているコトなどを受けて、その性質が逆転し得る。
Aと同時にBの側面を持つ、一つのモノに詰められた二面性、「ビルド」の描いてきたテーマがそこにも垣間見える。

エボルトの側についていた内海の目的は難波会長の敵討ちのため、エボルドライバーを使いこなす為だったとのコト。それもまた二面性…とか思っていたら実はサイボーグ化されていたと明かされる。
こんな真面目な場面でアバン寸劇のネタを回収するという高度過ぎる展開に驚きを隠せません。
以前、撃たれた時の怪我が…と筋は通るように出来ているけど、まさかそんなネタを回収していこうとするなどとは思わんし…まさかまさかです。
劇場版でもシリーズ序盤の小ネタをこじつける要素ありましたし、何事も無駄にはしないというこの執念はさすがよ…。

仮面ライダー 各話レビュー

仮面ライダービルド 第44話「エボルトの最期」/第45話「希望のサイエンティスト」

父親はエボルトの手先ではないかと迷いが逡巡する中、戦兎は忍ビルドに逃がして貰ったり、ハザードトリガーを外部から停止出来る術を知らされ、やっぱり善人なのかしらとグルグル回る。

4ライダー共闘の中でエボルトリガーを停止し、遂にエボルトを爆散させる。仮面ライダービルド、完!
…と思いきやエボルトから出てきたのは黒いフルボトル。
黒ボトルの生成のため、エボルト自身が被検体となっていたのだという。本来人間にしか出来ないコトだが、人間と同様の感情を手に入れた今のエボルトなら可能だと。生成に必要なのは感情なのか。
一応、これでエボルトが感情を手に入れた展開は回収したコトになるのかしら。

エボルトを封印する為、この好機を待っていたのだとパパさん。
ですが、騙す事には一日の長があるエボルトは、それもまた見抜いて対応済み。葛城忍に毒を撃ち込み、黒ボトルを回収。

黒ボトルを全て揃えたエボルトは、宇宙のどんな惑星にも一瞬でワープ出来るようになる。滅ぼした星のパワーを吸収し、さらに強くなる。ディケイド…。まぁ、ビルドに対するのは破壊者であるので、似ているのも詮無い。

葛城忍が実はエボルトを倒す為に画策していたとか、ハザードトリガーが実は黒ボトルを浄化する能力持ちだとか、今まで悪と思われていたモノが善に裏返る展開が重なる。
これまでにも描かれている通り、人の中にある多面性を描いている。一人の中に別の人格がいる、別の顔があるのだと。そのせいで裏切られる事もあるし、救われる事もある。
だからこそビルドもフルボトル2本で変身するライダーなのだ。

エボルトさんは黒ボトル10本集めると、怪人態になれるとのコト。
一応これは強化っぽいけど、見た目的にはヤラレそう感が一気に高まってしまった。

仮面ライダー 各話レビュー

仮面ライダービルド 第42話「疑惑のレガシー」/第43話「もう一人のビルド」

新政府によって仮面ライダーは反乱者であると高らかに宣伝させられ、追われる身となった一同。
戦兎は自身の父親が黒いフルボトルを作っていたと知り、信じていいものかと迷う。父親の想いを継いでいたつもりであった葛城巧の想いも裏切られたのかと。

ビルドの姿になって現れた父・葛城忍に、エボルトの協力者であったことが判明してショックを受ける。今まで信じてきたモノがまたも壊れる。いや、いつも壊れてばかりなのだけど。
ライダーシステムは平和の為に作られたと信じてきたのに、そもそもその認識自体が間違っていたのかもしれないと。

家族の記憶が無い桐生戦兎の時代からビルドとしてやって来たのに今更父親に裏切られたダメージが…とも思えるけど、その段階でも石動からライダーは正義の使者だと教えられて戦っていたから…ってなコトでしょうか。
周囲にも過去の自分にも色々と裏切られてきた戦兎だけど、ライダーシステムの事だけはそれでも信じていたってコトか。拠り所だったのかもしれない。

追い打ちをかけてくる父親に対し、悲観に暮れる戦兎を救うのは、やっぱり万丈龍我。ライダーシステムにすら裏切られた想いの戦兎ですが、そんな時でも助けてくれるのが万丈なのです。ライダー以上の心の拠り所となっている。

父親の想いを継ぐ重圧や、父親に対する反抗・反攻など、過去の自分を取り戻したら取り戻したで新たな問題が浮上してくるのなぁ。

スマッシュにされた美空を救う為、美空の中のベルナージュを万丈へ移す。そうするコトで美空を人へ戻せるし、万丈の中のエボルトを抑制するコトも出来るとのコト。
そんな人から人へ移せるモンなのか…と思ってまいますけど、エボルトが出来ていたんだからジーニアスにも出来るってコトか。
割と凄い現象がさらりと起きてしまっている感。

仮面ライダー 各話レビュー

仮面ライダービルド 第41話「ベストマッチの真実」

既に地球を滅ぼす力を持っているのにそうしないエボルト。
エボルトの真意を探る為にこれまでの経緯を復習してみる一同。
その中で、エボルトの行動が不明な空白期間がある事と、これまでのスマッシュが戦兎と万丈の周辺人物ではないかという事が確認される。
だとしたら、1話で倒したスマッシュは誰だと調べ上げると、葛城巧の教え子らしいと判明する。

1話冒頭にもスマッシュは出てた気がしますが…というか、1話の前からスマッシュを倒してボトルを集めていたと思いますが…あれはあれで戦兎の身近な人間たちだったのかもしれないが。

感情を持たないエボルトに対抗するためには人間の感情が鍵になると葛城巧の父が思い付き、感情によって上がるハザードレベルをベースにライダーシステムが作られた…のではないかと考える戦兎。
しかして、パンドラボックスの光を最も近距離で浴びた葛城巧の父に、そういった人間性を期待できるのか…という疑問も浮かぶ。身近な人間をスマッシュにするのも、ふたりのハザードレベルを上げようという残酷な思惑かもしれないわけで。
何より「仮面ライダー」なので、父親という存在は敵になると思っておかないとなぁ。

葛城父の動きを追う中、エボルトはジーニアスの能力によってか感情というモノが芽生えてしまう。またプリキュアと繋がってしまった…。
しかしこれは、どういう布石なんでしょうね。まさか最終的にエボルトと和解の可能性があるとか、そういう…?

仮面ライダー 各話レビュー

仮面ライダービルド 第40話「終末のレボリューション」

葛城巧としての記憶を取り戻しつつ復活した桐生戦兎。
悪魔の科学者とラブ&ピースのヒーロー、二つが一つに合わさり、ビルドの最強形態ジーニアスフォームとなる。
ベルトからも小林克也と若本規夫の両方の声が聞こえる。

これで全ての知識が集約される…と思いきや、葛城巧がファウストで実験していた際の記憶は相変わらず封印されいてるという。番組として都合がイイやら悪いやら…。逆に言うと、まだ強くなれる余白がある。

三羽烏が使用していたロストボトルなるモノを利用して人間を自分の手駒にしようと算段するエボルト。地球を壊すのは止めたので、人間同士を争わせて楽しもうというコトらしい。

そんなロストボトルを作ったのは葛城巧の父親だという。
果たして父は何故そんなモノを作ったのか…というのが原動力になって北斗の実家で調べてみる事に。
これまでは「葛城巧は何故こんなものを…」と考えつつ過去の自分と戦ってきたわけですが、葛城巧と和解(?)したことで、ミステリーの対象は葛城巧の父親に移っていく。
しかも葛城巧の父は生きているらしいとまで…。
これまでの展開や、仮面ライダーというテーマを考えても、父親との対決展開という風になっていくのかしら。

ロストボトルを使用した強化スマッシュを倒せば被験者の人間は死んでしまう為、ジーニアスフォームによる適切な処置でガスを抜いて倒す。天ッ才物理学者のなせる業であり、ダブルエクストリームのようなリプログラミングのような…。
単純に強さによる最強フォームではないというコトですね。設定によればデータ収集と思考補助の能力があるとのコトなので、歩く研究所みたいなモンなのかもしれん。

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仮面ライダービルド 第39話「ジーニアスは止まらない」

エボルトの側についてマッドローグとなった内海さん。
かつて小市民的な心情を吐露してくれた内海さんだというのに、なんでこんなことに。内海さんは別にパンドラボックスの光も浴びていないし、内心では苦悩もある様子が見える。
エボルトを騙して悪役をあえて演じてみせている…という風では無さそう。
元はといえばローグの罪を着せて始末しようとしたことが原因ではないかと、幻徳は自責の念に駆られる。確かにアレは酷かった…。

内海と戦兎は、共に幻徳に利用された科学者。
内海は闇落ちしてしまい、同様、仲間を信じる心を失っている葛城巧もそうなってしまわないか…という懸念と対比が浮き彫りにされる。

エボルトの精神がいつ復活するのか分からないのでエボルト同様に万丈も処分しなければと考えていた葛城巧でしたが、窮地で救ってくれたのはその万丈。
愛と平和の理想、仲間といったモノを信じられなかった葛城巧でしたが、桐生戦兎の記憶を垣間見る中で、その理想に賭けてみる事とする。
こうして、再び桐生戦兎が復活し、ジーニアスフォームへと変身する。

これにより桐生戦兎は葛城巧にも認められた存在になった。
今まで悪魔の科学者・葛城巧の贖罪と、その実力を超える為に突っ走って来た戦兎ですが、ここに来て葛城巧と桐生戦兎が協力し、ひとつになる事が出来たのです。
当然、葛城巧の記憶もあるわけですから、失われていた過去を全て取り戻した上で、自意識過剰な正義のヒーローを作り上げた。
これまでぶつかり合っていた二つの要素が協力することで、ビルドは最終フォームへと至る。

そのきっかけは万丈。
戦兎が万丈を作り、万丈が戦兎を作る。
互いが成長する時はいつも相手に影響を受ける。
これがベストマッチ…。

六〇本全てのボトルの力を注ぎ込むジーニアスフォームと、全てを一つに飲み込むブラックホールとの対決。
協力か、融合か、「Be The One(ひとつになれ)」という目標は同じながら、そのやり方はまるで違う。

マッドローグの変身はビルドと同様に赤と青の成分がパイプから注がれる描写なのですが、ビルドは赤と青が個々の色を保ちつつ合体している姿なのに対し、マッドローグは赤と青が融合して紫色になっている。
そこにもまた、協力か、融合か、対立するテーマが垣間見える。

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仮面ライダービルド 第38話「マッドな世界」

葛城巧の記憶と人格が復活し、桐生戦兎の人格が消えてしまう。
色々ややこしい中において、葛城巧がどういう考えで研究をしていたのかも分かる。
父親の遺志を継いでエボルトを倒す為、その為ならば多少の犠牲も仕方ないのだと悪魔に魂を売って研究していたと…。

同じく、天っ才物理学者である桐生戦兎は、敵も味方も犠牲を出したくないという想いを強く持っていて、そこに両者の考えの違いがある。

もう一人の科学者にして難波会長の側近・内海さんは、つい先ごろまでこの国と地球の為に協力してエボルトを倒そうと言っていたのですが、難波会長が消されるや高笑いしてマッドローグに変身し、エボルトの側につく事に。結果、地球は滅ぼされずに済むとのコトですが。

内海さんが科学者である設定って必要だったかなという気がしていたんですが、悪役ライダーになるというココで活きてくるというか、葛城巧や桐生戦兎との対比となる人物だったワケですね。
要すれば、内海さんは闇落ちしきったもう一人の葛城巧の姿であると。

次回おそらく、葛城巧と桐生戦兎の両方の要素がベストマッチ化するコトで最強のビルドが生まれるのだろうと思われるので、科学者対科学者という構図の中、ビルドが到達する結論を描くってコトなんでしょうね。CMで初めて最強フォーム見たので驚きました…。

難波会長…どこかで絶対一つ目の怪人になるんだと信じていたのになぁ…騙しやがって(騙してない)。

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