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手裏剣戦隊ニンニンジャー 忍びの46「終わりの手裏剣、目覚める!」

好天と旋風を交えて牙鬼幻月に挑むニンニンジャー面々。
押せ押せドンドンで突き進みますが、好天は九衛門に斬られて忍タリティを吸収されてしまう。
好天は実は既に死んでおり、終わりの手裏剣の力で人の姿を成していたのだとか。
これによりラストニンジャの力を手に入れた九衛門はパワーップを果たす。

スターウォーズ感ある展開となって参りました(ぇ)。
好天さんはやはり…というところですか。
結局、最後の最後まで自分からは秘密を明かさずに貫き通したんですね。
「ニンニンジャー」という番組的には「忍びなれども忍ばない」が劇中善なので、隠し事というのは必然的に劇中悪という描写になるのですが、好天は忍者としての本流である「隠す事」を最後まで信じて貫き通したのだとも受け取れる。
孫たちの方が正しいなどと安易になびかず、それはそれで自分のやりたい事をやった…という事なのかもしれない。

劇中善・劇中悪という観点で見ると、隠し事をした者が敗北してしまったというのはテーマ的には仕方のない流れでもあるか。
好天がやられて弔い合戦に燃えるのか…というとそうではなく、あくまで自分たちのやりたい事をやる為に戦うニンニンジャー。
死んだ好天の為でなく、自分たちの為に。

フォースと一体化した好天…ではなく、事前に録画しておいたっぽいホログラムにはニンニンジャー各位の贈る言葉が告げられていた。
師匠からの卒業式なんですね、これは。
旋風さんへのお言葉はじんと来るわい。

幻月さんは倒された有明の方を吸収してしまう。
幻月も九衛門も同じ方法でパワーアップして、力の吸収を拒んだニンニンジャーとの対比が明確に。
有明の方は九衛門に「萬月のかたきぃ!」ってドス持って襲い掛かるかと思ったんだけど、そんなことなかったか…。

九衛門は終わりの手裏剣を発動させ、ニンニンジャーは変身も出来なくなってしまう。
この展開は…素面名乗りの布石の為か! と思ったら心が汚れているかもしれない…。

次回、最終回。
うわぁぁぁぁん…。
なんということだ…。

スーパー戦隊 各話レビュー

手裏剣戦隊ニンニンジャー 忍びの45「親子三世代!ニンジャ全員集合」

ラストニンジャになるには先代のラストニンジャを倒して忍タリティを奪いとる。それがラストニンジャの最後の試練である。
天晴たちには好天を斬る覚悟があるわけもなく…。
このままではその覚悟を決めている九衛門がラストニンジャとなってしまうかもしれない。

これまでキンジにやたらとまとまりついていた九衛門。
キンジの中にある心の弱さが自分と似ていると誘いをかけていましたが、それは同時に九衛門にも弱さはあるというコト。
人を捨てる覚悟は強さなのか弱さなのか…。

キンジはニンニンジャーの中で一人だけ血縁者では無いワケですが、それによって九衛門と対比関係になる重要な立ち位置になっているんだなぁ。
九衛門は妖怪になり、キンジは妖怪にはならなかった。
その理由にこそニンニンジャーとしての強さがあるのだと。

幻月の息子として現代に飛ばされ、人間を捨てて妖怪となった九衛門。
好天を斬る覚悟は勿論あるし、旋風から忍タリティを奪いとったりと、ある意味では好天の言う「忍者」に最も忠実な姿であるとも言える。

対して、これまでも好天の教えとは違う形で成長してきたニンニンジャー。
ラストニンジャですらも、これまで伝わってきた別の道を探して超えてやろうと決意する。
伊賀崎流忍術の効かない九衛門にも、自分たちで独自に編み出した忍術を応用させることによって撃破する。

伊賀崎流の教えと道に忠実な九衛門と、どんどん道を外れて自ら切り開いているニンニンジャーとの戦いは決する。
これまで通り、自分たちのやりたいように。

あぁ…いい…実にいい。
ギャグは無いが素直に熱い。
好天が師匠として引っ張ってはいるんですが、旋風のコーチングも凄く大切だったのが活きて来るお話。

忍者としての決められた道に忠実に進んできた祖父と、忍者の道を外れてしまった父。
その二人から教えを学ぶ孫であるニンニンジャーたちは、ラストニンジャという目標はありながらも違う道を進んで超えるんだという決意に至る。
祖父の生き方も、父の生き方も否定せず、どちらも呑み込んで自分たちのやり方を見つけるのです。
好い…凄く好い…。

3世代アカニンジャーもぞくぞくする。
本来なら親殺しの家系では存在しない並びなのですね。
熱いなぁこれ…。

スーパー戦隊 各話レビュー

手裏剣戦隊ニンニンジャー 忍びの44「最終決戦!ラストニンジャの試練」

とうとう復活した牙鬼幻月。
側室の子である九衛門は十六夜九衛門新月と名を改め、蛾眉雷蔵も蘇らせ、布陣も揃う。
幻月復活を知った好天はラストニンジャの最後の試験を行うコトとする。

ラストニンジャ最後の試練は好天との真剣勝負。
それは先代ラストニンジャを殺し、その忍タリティを奪う事で新たなラストニンジャになれるからだという。
好天自身も、実の父親を殺してラストニンジャとなったようで。
実に忍者らしい殺伐とした話ですが、天晴はその話には乗らない。

思い返すとこれまでも好天はキンジにお命頂戴を命じたりと、忍者らしい厳しい試練を与えたりしているのですが、天晴たちは忍者らしくない回答によって毎度それを切り抜けているんですよね。

かたや晦正影は、牙鬼軍団が正義の味方であると町の人々や霞たちの記憶を改ざんする術をかける。
風花と加藤クラウド八雲にもその術をかけて、これまで天晴がしてきたニンニンジャーとしての貢献を全て晦がしてきたように記憶を書き換えようとする。

しかして、風花や八雲にとっての天晴というのは、頼りになるアカニンジャーというだけでなく、バカで頼りない兄と従兄という存在でもある。それを晦と入れ替えることは到底出来はしないのだと術を跳ね返す。

これまでの話の積み重ねという熱さとギャグが混然一体とした描写で、熱っぽさも笑いも大事にするという、実にニンニンジャーらしいくだりで好い。凄く好い。

アカニンジャーの代わりは出来ても、家族に代わりはいないのです。
それこそが天晴が好天を斬れない理由でもあるし、家族の死を利用している幻月親子との対比でもある。
家族を殺して強くなるのでは、牙鬼軍団と同じでしかないのだから。

そんなところで次回へ続きますが、予告の画が凄く楽しみ。

スーパー戦隊 各話レビュー

手裏剣戦隊ニンニンジャー 忍びの43「伝説のニンジャ!妖怪かるた大作戦」

萬月を倒してホッと一息のニンニンジャーの元に、シュリケンジャーが現れる。
忍者協会の会長ジライヤからの依頼で、ニンニンジャーに鍛錬をしに来たのだとか。シュリケンジャー、素性不明なのに協会に登録している忍者なのか…てゆか生きていたのだろうか…。
ハリケン本編では死んだとされ、10YAでも…うぅぅむ。
まぁシュリケンジャーなら生きてても死んでても別に大差ないって気はするけど。

そんなわけでシュリケンジャーの持ってきた妖怪カルタで、これまで戦ってきた相手についての復習をすることに。
しかしそこには妖怪のカミと呼ばれるフダガエシが混じっていて、ニンニンジャーは妖怪カルタの中に吸い込まれてしまう。

かたや萬月の死を知った有明の方から、大量の恐れが溢れて遂に牙鬼幻月は復活。もう今までコツコツ集めてたのがアホらしいぐらい盛大に出てきましたな。

といったわけで総集編ながらシュリケンジャー登場というサプライズと、幻月復活という重要なパートを消化して新年へ。
室内で野球をしたら怒られるんやで。

これまで加藤クラウド八雲のロマンスめいた話の多い毛利回ですが、その中でとうとう本妻は芝刈り機のカーリーだと決着がついた話のようでもある(ぇ)。

まだ年の瀬なのに新年みたいなノリのお話でしたが、新年一発目を「トッキュウvsキョウリュウ」の放送に取られてしまうための配慮でもあったような気もします。
となると残りもう4話ってことになるのかな…。

スーパー戦隊 各話レビュー

手裏剣戦隊ニンニンジャー 忍びの42「オトモ忍ウォーズ!ネコマタの逆襲」

サブタイが時事ネタだったと今気付いた…!

覇王シュリケンジンを萬月に奪われてしまったニンニンジャー。
これを取り戻す為、忍者の匂いがしないであろう旋風がネコマタの姿に化けて潜入することに。
危険な作戦ですが、それが親父のやりたいことならやればいい、と天晴。

獅子王は好天のもとへ行き、孫たちを助けにかない事やら秘密主義やらを叱責する。好天も、自分のやりたいと思う事を考えて終わりの手裏剣を天晴に託す。
これまで色々と隠してきた好天にも遂に「忍ばない」心意気が波及してきたのかな。
終わりの手裏剣とはやはり…って感じですが。

ロボ総出演の今回ですが、家族戦隊という部分をロボ戦でもアピールせんがため、シュリケンジンをおじさん達だけで動かす様は結構胸が熱くなります。歳を取ったせいでしょうかね。
おじさんでも戦えるんやで…。

そんなわけで萬月に勝利したニンニンジャー一家。
萬月にとどめを刺したのは九衛門でしたが、この九衛門が実は萬月の兄であり、幻月の息子であるとの事。
実は幻月打倒の為に潜入していたという可能性も考えていたんですが、そうですか。どんどんラスボス性が増していく…。

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手裏剣戦隊ニンニンジャー 忍びの41「牙鬼パーティー、五番勝負!」

牙鬼萬月の当主継承披露目式に呼ばれて参加することとなったニンニンジャー。
超上級妖怪ショテンドウジと5番勝負をすることに。
勝負はケンカ凧に流鏑馬、ダンス、綱引き、腕相撲。

牙鬼軍団側の反則したりしなかったりの戦いの中(こちらも魔法を使っているが)、勝負の行方は腕相撲に託された。
ここで出張ったのは天晴…ではなくオッサンにはオッサンが相手をするという意気込みで挑む獅子王だった。

天晴たちは師匠である好天を超えていくという守破離の教えに則って、自分たちだけで戦おうとしていたが、それは人の助言を聞かない事とは違うのだと諭す獅子王。
好天よりも天晴たちを信じた獅子王のことを信じろと。
オッサンが珍しく凄く良い事を言っているのです…。

守破離の教えは確かにニンニンジャーの歩みをそのまま言い表していてなるほどと思います。
また、ちょっと視点は変わりますが、「ニンニンジャー書いてやるよ」と師匠の浦沢さんから言われたらしい下山さんが、にもかかわらず師匠には頼まず、「師匠と同じものにする気はない(インタビュー談)」という気持ちで向き合っているこの「ニンニンジャー」が守破離そのものではないかと思えて、ちょっと胸が熱くなるお話でした。

といった所で落ち着くのかと思いきや、ライオンハオーを操られゲキアツダイオーを萬月に奪われてしまう。
そうか…もう年末に向けての戦いが始まったのか…!

牙鬼幻月の予言や、消えそうになっている好天など、終盤らしさが出て来るなぁ。

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手裏剣戦隊ニンニンジャー 忍びの40「あぶないサンタクロース!」

萬月に敗北してからその事を気にするあまりスランプに陥っている霞。
それを本人には悟られまいと風花たちは霞の前で縁起の悪い言葉を封印して接している。
そんな折、妖怪ビンボウガミが一足早くサンタクロースの格好で街へ繰り出し、道行く人に貧しくなる指輪を与えて恐れを集めていた。

いつもなら役に立つ霞の発明品も今回は役に立たず、しかしそのスランプを隠し通そうとする風花たち。
結局、天晴の一言で霞はスランプを吹っ切り、科学と魔法のマリアージュによって発明品を完成…というかパワーアップさせることに。
自分の気持ちを正直に表に出せば、もう少し天晴の域に近づくことが出来るかもしれないと感じる霞たちでした。

霞が自分の気持ちを表に出さない事、風花たちがスランプに気付かない振りをする事、キンジが密かに九衛門を追っていた事。
天晴以外の面々は隠し事しているが、今回はそれを明らかにする。
これまた分かり易く「忍ばない」テーマが如実に出ているお話。

霞の発明をチョロまかした萬月は、それを九衛門に使用。
実は牙鬼軍団の者ではないという九衛門の正体如何に…と面白いところで引く。
もしかしたら味方になるかなーみたいな淡い期待もあったのですが…うーむ、どうなるか。

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手裏剣戦隊ニンニンジャー 忍びの39「牙鬼の息子、萬月あらわる!」

牙鬼幻月の息子・牙鬼萬月が登場。
生後間もないながらに大きく成長している萬月ですが、そのアホさ加減にニンニンジャーは安心しきり。
萬月をお菓子でおびき寄せて退治してやろうと目論見ますが、実は虚けのフリをしていた萬月に返り討ちにあってしまう。

慢心し油断していた事を悔いる霞。
今度は6人全員で作戦を立てて萬月に挑む。

これまで最強キャラに近い描かれ方をしてきた霞ですが、一番の武器である知略を逆手に取られて、初めて弱さに思い至ったという印象。
霞の知略に対して視聴者の方でも信頼が高まっているシリーズ後半だからこその話かなーと思える。
萬月さんのアホっぷりは、終局に向けて和解ルートを模索しうる敵キャラなのかなーと前回の予告から思っていたので、普通に強キャラだった事にはまんまと騙されてしまった。

霞のキャラを深堀りすると同時に、萬月の強キャラを印象付けるお話。
でも年末にはやられちゃうんでしょ?(ぇ)

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手裏剣戦隊ニンニンジャー 忍びの37「手裏剣伝説~ラストニンジャへの道~」

ラストニンジャになりたいという思いを膨らませる凪ですが、そもそもよく考えたらラストニンジャがどういった存在なのかよく分からない。世界を終わらせてまた始める事が出来るというコトですが、それだけ聞くとラスボスのようにしか思えません。
ではゲームで終わりの手裏剣をゲットしてみようということで、好天の用意したRPGの中にみんなで入ってみることに。
さすが忍術、何でもありだぜ…。

途中現れた妖怪モクモクレンに苦戦を強いられ、手に入れた終わりの手裏剣を使って始めにリセットするかと悩んだ末、凪は子どもたちを救うために立ち向かう覚悟をする。
終わりの手裏剣の力を使わない事が正答として、認められる凪。
武器としての終わりの手裏剣を少しだけ使わせて貰う事に。

終わりの手裏剣はたぶん最終回にしか登場しないのだろうと思っていたので、あんなしっかりとした販売用アイテムで登場するとは思いませんでした。
終わりの手裏剣を持つ者には強さと優しさと、美しさ…ではなく覚悟が必要になるとのこと。
それを受けてラストニンジャへの思いを強くする凪…。

ゲームの世界に入ってわちゃわちゃと楽しいお話なのですが、じわじわと好天と終わりの手裏剣への疑心が出てきたりもする。
いまだ全てを話していない様子の、忍んでいるコトは何なのかと。
最後のキンジは、そこに気付いたって事なのか、あるいは…そもそも何故わざわざ橋で撮影したのか…。深まる謎。

スーパー戦隊 各話レビュー

手裏剣戦隊ニンニンジャー 忍びの36「キンジ、栄光のスーパースター!」

妖怪オオカミオトコの姿となってしまったキンジ。
それは妖刀の力によってキンジの中に入った妖力が強化されたからだとか。
妖刀さえ無ければもう妖怪にはならないはずと、妖怪オボログルマと戦う天晴たちの助っ人へ向かうキンジ。
しかし妖刀は自らの意志でキンジの元へと現れ、再びキンジを妖怪にしようとする。

前回の引きからして非常にシリアスな流れだったのに、序盤の巨大戦ではシュリケンジンがペタンコにされて笑いを貪欲に狙ってくる姿勢はさすがニンニンジャーです。大事だよね。

キンジの孤独要素や悩みという面は、それこそオオカミオトコを倒した話の時に決着が着いている部分なので、またそれをぶり返すのかという気持ちもちょっとあったのですが、今回はキンジの精神葛藤の中でも一人でしっかり乗り越えているので、以前よりも強くなっているのだなという面が感じられて腑に落ちる。

恐れや迷いを振り切ることで、妖力から妖しが消えて力だけが残り、妖刀は超絶一番刀となってスターニンジャーをパワーアップさせた。
1話からずっと恐れや迷いは捨てよと言っていますしね、忍ぶのではなく暴れるのだと。

恐れや迷いこそが妖怪の「妖」なのだとすれば、九衛門はずっと恐れと迷いを持ち続けているというコトでもあるのだろうか。話として描くかどうかはともかくとして。
その表れが仮面なんだと思うけれど。

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