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2018年 11月 09日
本日放送は「あい棒」「アトカラホントスピーカー」でした。

「あい棒」は、二人で触れる事で共同作業に従事する道具。
職人やテレビドラマから相棒という存在に憧れ、自らも相棒が欲しいと言いだすのび太。
以前、映画で「特命係」という台詞もあったように、ドラ世界ではドラマ「相棒」が放送されているのです。
きっちりテーマソングも流れていて、贅沢な出演なのが分かります。再放送しにくそう(ぇ)。
ジャイアンと対決する為にスネ夫と協力し、熱い友情を育みながら目的を達成します。
相棒コラボありきなのか、この話が決まってからのオファーなのか…「相棒」と言わざるを得ない話になっているのを見る限り、前者かなと思っておりますが。

「アトカラ~」は、どんなウソでも本当になってしまうという道具をスネ夫が使う事で起こる騒動。
"うそつ機"や"ソノウソホント"によく似た道具。普段からウソばかり吐いているスネ夫が、そのウソの所為で苦しみだしたため、同情から道具を貸す事に。しかし、ウソで何でも叶うと分かるや都合よく利用し始めるコトに。
嘘をごまかす為に本当の事にして、嘘を嘘で塗り重ねて自分の首を絞める。万能めいた道具ではありますが、扱う人間は不完全でしかないため、最終的にツケを払う事になる。
なんで加速装置みたいに歯の奥に入れるんだと疑問も氷解する風刺と教訓のオチ。

オオカミ少年の話と、オオカミ少年(バンパイヤの水谷豊)という高度なコラボ回でしたね(ぇ
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2018年 11月 02日
本日放送は「いろいろソーダセット」「マジックボックス」でした。

「いろいろ~」は、飲むだけで特殊効果を得られるソーダ水。
「カテソーダ」「マケソーダ」「スカレソーダ」「キラワレソーダ」etc..バフ、デバフ効果を飲んだ者に与えるコトが出来ます。
ただし効果はトイレで用を足すまでの間となる。アンキパンもそーだけど、生理的分かり易さがあります。
出木杉を落としめんとキラワレソーダを飲ませようとするも、炭酸の暴発でのび太が飲んでしまい、みんなに嫌われてしまう。因果は巡る。ちゃんとソーダ水でなければ成立しないオチになっているのがきれいです。
また、出木杉が道具の効果ですが「のび太くんの事が嫌い」と言うのが、意外な見どころかもしれない。しずちゃんやドラえもんとも違い、全く感情的でなく「嫌い」だと言っている。嫌いだけど感情的にはならない人格者の一面なのか、あるいはここまで来ると感情が欠落しているのかと心配になるレベル。出木杉くんの深層は見えない…。

「マジック~」は、箱を通じて筒を動かし、目や手や足で行動が可能になるというアイテム。
遠隔操作で行動が出来るという道具なのですが、それだけなら色んな方向性がある中で、なんでこんなスタイルにしたのかが不思議です。目的からではなく、ビジュアルとしての発想から出来上がった話なのかしら。
そんな道具を使ってのび太が行うのは、奪われた漫画の奪還と復讐。漫画だけ奪って帰ればいいものを、ここぞとばかりジャイアンとスネ夫にリベンジを果たす。暴力の連鎖…人間の愚かしさが詰まっているなぁ。
どんな最新技術があっても人間のやる事は変わらないのだろうかと一石を投じるような投じていないような…。
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2018年 10月 26日
本日放送は「合体ノリ」「行け!ノビタマン」でした。

「合体~」は、動物や人と合体してその体と能力を身につけられるノリ。
合体とはいえ乗っ取る側の頭部だけが首の上に乗っかるわけで、その光景はなかなかに恐ろしい。
ヘビや犬、鳥や魚と合体して、それぞれの能力を駆使して失われたヘリコプターの玩具を探します。
動物の特殊能力の面白さを見せると同時に、顔だけはのびドラという絵面のインパクトで魅せてくれます。
サイエンスと漫画としての面白さの両立。

「行け!~」は、地球とよく似た別の星へやって来たのび太達がヒーローになってしまうお話。
地球によく似てはいるが、重力が小さいために建物も脆く、のび太達はその星の人々と比較すれば強大なパワーを持つスーパーヒーローと同じであると描かれる。
「宇宙開拓史」のベースのお話ですが、「『スーパーマン』はどうしてスーパーパワーを持っているのか」という疑問をSF的解釈で、しかもとても分かり易く見せてくれる。また、道具によって強化されるという「パーマン」とは別の解釈になっていますね。
SFとして「なるほど」という面白さはありつつ、シンプルに誰もがヒーローに慣れるかもと思わせる痛快なヒーロー譚として出来ていて、非常に楽しい話です。
別の星なのにどう見ても地球にしか見えない設定なのは、どちらかというと並行宇宙設定の活用にも感じられますが、とにもかくにも「スーパーマンをやりたいんだよ!」という作者の想いが溢れている。
今風に言う「俺TUEEE」系にも連なるのですが、別にのび太自身は強くなっていないコトに対しての説明がシンプルで分かり易い。そしてまた、あくまで一時の夢でしかないと描かれる。長く居ると「迷惑ガリバー」の話みたいに「出てけ!」って言われそうだし、その方がF作品ぽいかなとも思えますが。
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2018年 10月 19日
本日放送は「魔法使いのび太」「野比家、夢の温泉旅行」でした。

「魔法~」は、魔女っ子番組にあこがれ自ら魔法使いになりたがるのび太の為、自分で魔法の使用法を決められる“魔法辞典”での一編。
箒で空を飛ぶ時は頭を3回触る、あるいは「スーイスイ」と唱えるなど、行動や呪文によって発生条件を決めることが出来る。一種のプログラミングですね。
なので、あまりに簡単過ぎる条件だと使いたくない時にまで頻繁に発生してしまうし、複雑すぎると使い辛くなる。組み合わせまでプログラミングするとさらに複雑ではあるが面白そうでもあるアイテム。
原作では「女の子の番組だろ?」というドラえもんの問いに「女でも男でもおもしろいものはおもしろい。」と答えているのですが、今回その性差発言自体がオミットされておりのですね。むしろ原作ままの方が現代的なメッセージに則していると思うので、切る必要も無かろうと思うのですが。
まぁ、その場合は22世紀のロボットのくせに考えが古いという矛盾が生まれたりもするわけですが。

「野比家~」は、立体映像を映す“室内旅行機”で野比家を温泉旅館にしてしまうお話。
立体映像によって室内に居ながら、ジャングルでも宇宙でも行ったような気分が味わえるアイテムを用い、束の間の温泉旅行気分を味わう野比家。
とはいえ、どんなに見た目が旅館に見えても野比家である事は変わりないので所作には気を付けなければならない。
幼き頃の印象でとても楽しそうに見えた話。普段暮らしている家が全く別の空間に変化してしまうというのは、実にドラえもん的な面白さだと感じます。見慣れた日常が少しだけ非日常に変化するという、それ。

帽子をかぶってない安雄というレアな画もありましたが、今週は来年公開の映画情報も解禁されました。
去年もちょっと遅かったけど、今年はすこぶる遅いです。遅めに情報を出すことで、一気に放出する狙いなのか、今年の映画が思いのほかヒットしたから遅れたのか。
とはいえ安堵安堵。
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2018年 10月 12日
本日放送は「時を走れ!タイム借り物競走」「時限バカ弾」でした。

「時を~」は、借り物競争の練習と称し、時空を超えた借り物競争をする“タイム借り物競争キット”で遊ぶお話。
カードに書かれたモノを既定の年代から借りてくる競技。競技でありつつ歴史や文化の勉強になるというコトらしいですね。
今は無き洗濯板(そうかな?)から古代のオリーブ冠まで、色んな時代から借りてくる。お客さんには伝わり辛そうですが、競技者にとっては冒険も味わえて楽しそうです。
借り物競争の体を成してはいるものの、そのアイテムがいつごろ使われていて、どういう意味があるのかなどが勉強になるのです。

「時限~」は、爆発するとバカな事をしてしまう爆弾。
出木杉への嫉妬に狂ったのび太は、バカ弾を出木杉に使用してしずちゃんの前で恥をかかせてやろうと企むのです。うーむ卑劣。
シンプルな悪戯アイテムで、爆発すると謎言語を喋って踊り出す。正直、この辺にF先生はナンセンスギャグ漫画は苦手なんだなというのが垣間見える(ぇ)。難しいからね。い、いや、バカである事を見せるくだりだからギャグとして成立している必要はないのだ…うん。
罪無き者を狙った攻撃はのび太自身へと返って来る。しかし、「バカみたい」というしずちゃんの評価は話の始めと終わりで何ら変わっていないという、帰結の綺麗なとても哀しみ溢れるオチ。
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2018年 09月 14日
本日放送は「ドラえもんの歌」「相関図メーカー」でした。

「ドラえもんの歌」は、ジャイアンの歌の酷さは先刻承知の中、ドラえもんまでもが酷い歌でリサイタルを開催しようとするお話。
ドラえもんの歌はジャイアンより酷いという定説はかねてより囁かれていたコトですが、この話はてんコミに収録されていないので自分の目で確認することが難しくもあったのですよねぇ。初めて読めたときは「噂は本当だったんだ…!」と目を輝かせた記憶。
ジャイアンよりも酷い歌だというのに自意識が肥大化してリサイタルを無理やり開催しようとしてしまうドラえもん。電子頭脳にマツムシが入り込んで故障していたのだと分かる。マツムシが入り込んで故障…????? マツムシで…????
繊細なんですね…。
ジャイアンがいつもしている事をドラえもんがしたらという視点逆転のお話。そしてジャイアン以上に恐ろしい結果を招く。歌下手問題は後手後手にではなく根本的解決策が見つからない限り、新たな歌下手者が現れて被害は繰り返される…おそろしや。

「相関図~」は、周囲の人間関係を自由に変更できてしまうアイテム。
パパをのび太の子どもにしてしまったり、ジャイアンとスネ夫を子分にしてしまったり。自分にとって都合の良い人間関係を構築する。
案の定、最終的には王と家来の関係性に集約させるのび太。いつもの…。
これもまた視点変化の話で、相手の立場の方が自分よりもよく見えても、実際その立場になると問題点にぶち当たるというコトを、子ども視点で分かり易く見せてくれているかなと感じる。
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2018年 09月 12日
警察に出頭してきたギャングラー怪人。
ギャングラー組織の情報と引き換えに、証人保護プログラムを受ける司法取引を申し出る。プログラムが受理されれば新しい土地で新しい戸籍をもとに暮らすことが出来る。
まさかギャングラーにも戸籍や人権が認められている世界だったなんて…。
世の中には平和に暮らしているギャングラーもいるというコトかな…。
ギャングラーの言う事が信用できるのか否か。罠の可能性も鑑み、議論は逡巡する。ギャングラーは信用出来ない強硬派ノエルと、取り調べによって徐々に信用していくつかさ。

この怪人はイイ奴なのかそれとも…という戦隊での定番ネタでありつつ、刑事ドラマにおいての定番ネタでもある。
その正体や、コレクションの能力で善人と悪人が入れ替わっていたのだという。
善人のギャングラーは初めからいなかった…と、かなり残酷な現実でもありますが、善人であろうとなかろうと、その場合場合に応じて警察官として常に適切な行動を取るだけというつかさの矜持を見せる。
予断なく、目の前の事実でただ判断するのだと。

警察官としてもそうですが、「今」を守ることが使命たるパトレンジャーのテーマにおいても、過去の行いや偏見による予断を排除するというコトはとても大事なのだ。だからこそ悪人だと分かってもノエルに任せず自ら引き金を引く。

まぁ、それはともかくとして、悪人と分かったとはいえ悪行を行った形跡が見えないヤツも消すのか…という怖さは相変わらずあるのであった。

スーパー戦隊 各話レビュー
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2018年 09月 07日
本日放送は「クジラとまぼろしのパイプ島」でした。

おざしき釣り堀で遭遇したクジラとオカリナの因果関係を調査する為、7000年前の時代へ行ってみるコトにした一同。
クジラの故郷たるその島では、紀元前とも思えぬ高度に発達した文明が築かれていた。
聞けば、赤ん坊の頃にピトと共に漂流してきたオーパーツを解析し、その島では発達した文明を享受出来ているのだという。
はたしてピトは何処から来た何者なのか…?

7000年前に存在した謎の文明を匂わせつつ話は進んでいきますが、最終的にピトが何者で何処から来たのかは語られる事なく終わります。他の話はシンプルに進むながら、その点に関して意外や意外な展開です。
そんだけ振っておいて語らないということは、語らない事にこそテーマがあるというコトでしょう。誕生日スペシャルであるコトを鑑みると、自分のルーツが何処にあろうと現在まわりに居る人々と共に懸命に生きるコト…みたいなテーマなのかなと。
誕生日SPですが、誕生そのものに対しての感謝云々はこれまで描いてきているし、そこから一歩離れて、今まで生きて来れたコト、育ててくれたコトに対しての想いを大事にしましょうという話なのかなと。
子ども向けのメッセージと仮定して、子どもの誰もが実親と暮らせているわけではないという部分に目を向けている…のかもしれない。

ピトの両親の事も分からない、母国の事も分からない、これまで暮らした島も消えた。
自分の過去という過去が消滅してしまい、状況はひどく残酷だけど、しかし仲間達がいるコトで新たな世界を作ることが出来る。
失ってもまた作り出せる、誕生出来るという意味での誕生日SPであるとも言えるかも。

てな感じで、誕生日SPであるコトを鑑みると、テーマが色々深堀り出来そうな、そんなお話でした。
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2018年 08月 31日
本日放送は「仙人らくらくコース」「悪運ダイヤ」でした。

「仙人~」は、仙人ロボットの指導のもとで仙人になる修行をするお話。
世の中が嫌になり山にでもこもりたいと捻るのび太に、仙人ロボットが指南を与える。
雲に乗ったり、霞を食べたり、全ては心をカラッポにするコトから始まる。しかして、最後には仙人ロボット自身が下心で自壊してしまう。
ロボットですら仙人になれないというのであれば、もはや人間になどなりえるものではなかろうと…同時に、仙人になっても楽しそうじゃないなとも思えるので、半面的に人間賛歌しているお話でもある。
嫉妬深く強欲で愚かな人間だけど、だからこそ楽しいのかなと。

「悪運ダイヤ」は、自分に起きた運の悪い出来事を他者になすりつけられるアイテム。
たとえ自分がどんな酷い目に遭ったとしても、ダイヤを持っている人間に全て押し付けられる。
あまりに酷いアイテムなのでそんなモノ誰が引き受けるかい! てなもんですが、ダイヤモンドという誰もが欲しがるモノであるというのがなかなか考えられたタチの悪さです。商品開発者のずる賢さが光る。
後半、誰かに不幸を押し付けて自分だけ幸福にはなれない!と高らかに謳ったのび太が、オチで「ジャイアンならいいか…」と納得しているのも面白い。やはり人間はそういう生き物か。
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2018年 08月 17日
本日放送は「額縁をくぐって海へ」「チューケンパー」でした。

「額縁~」は、実際の風景を眺めることが出来る“実景ひきよせ額縁”を応用して、その実景のある場所に行って遊ぶお話。
単純に色んな場所を眺めるだけで役割を全うしていそうなもんですが、そこを一歩踏み込んで(物理)、どこでもドア的に使ってしまう。
原作にもある超巨大立体テレビでも、同様に眺めているだけかと思いきや中に入れるというお話がありましたっけね。テレビという何でもありの世界に比べてしまうと、こちらは実在する風景だけなのでやや地味ではありますが。
風景だけ眺めている事と、実際の場所に行くのとでは違うという話のようにも感じる。見ると行くとで大違い、と。
それまた視点変化の話だし、想像力理解力の話なのだ。

「チューケンパー」は、自分に忠実で何でも言う事を聞いてくれる友達が欲しいという要望を叶える“チューケンパー”という犬型ロボットの一編。
のび太の願いを何でも叶えてくれるチューケンパーですが、案の定、のび太にアダなす事、悲しませる者に対しては攻撃を与えるという凶暴な性格。登録した人間以外にはキバを向きまくる、融通の利かないお犬さま。
ロボ子にも通じる、愛が重すぎるロボットなのですが、やはりポケットから出てくるロボットは大概において何かしら破綻しているので長続きしない。逆にそれによってドラえもんというロボットが持つ人間味のクオリティがより浮き彫りにされるとも言える。やはりある程度は値段の高いモノじゃないとダメなんだ…。
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