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2019年 08月 09日
本日放送は「ゾクゾク!?学校の七不思議」「人食いハウス」でした。

「ゾクゾク~」は、学校の七不思議に合わせて怪奇現象が巻き起こるお話。
珍しく序盤を録画ミスしていてたいそう落ち込み気分です。TVerで配信しろ…。
自分の脳内のイメージをホログラムとして再現する“空想ディスク”を使って、ピアノの先生を驚かそうと一計を案じる。
イタズラ目的であった道具が最後にほろっとした話を展開するアイテムへと変わる。しかし、当初の目的がしずちゃんを泣かせた先生をこらしめる(改心させる)ことだったと考えると、その本来目的は達成されたというコトになるのですね。
新たに出てきたゲストキャラのイイ話を見せられて移入出来るかどうかは置いておいて、この十何分かの尺中で展開させてココまで描き切っているのは見事だなぁとも感じました。

「人食い~」は、謎の簡易小屋が次々と人を食らってゆく夏らしい一編。
いつものように部屋に危険な秘密道具を忘れていくドラえもんと、それをいつも通り勝手に使うのび太
小屋に近づくとふらふらと吸い寄せられるように人間は中に入ってしまう。そして、そこから出てくることはない…。
ここで、しずちゃんが「この前怖い映画を見たの。家が入って来た人を食べちゃうの」とホラー映画の話をします。
この原作の連載時期を把握しておりませんが、素直に考えれば大林宣彦監督の「HOUSE ハウス」だろうと推定されます。
どちらかというとマニアックな部類の映画なので、「元ネタそこ!?」と結構驚いて読んだ記憶が…。気に入っていたのかな…。
映画だけでなくアイドルやアニメなど、連載時にあったモノのパロディは結構仕込まれているのだけど、後世の人間なのでまだまだ気付いていないモノが潜んでいるのだろうなぁ。
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2019年 08月 02日
本日放送は「大パニック!のび太のヒマワリ日記」「けん銃王コンテスト」でした。

「大パニック~」は、“新種植物製造機”によって頭脳を持った植物を生み出してしまうお話。
夏休みの自由研究にと、珍しい…というか新種の植物を作る事となり、まるで動物のように動き回り、言葉を話すヒマワリを誕生させるのび太。しかし、徐々に横柄になっていくヒワマリはいつしかのび太達を支配する側に回る。
人類が生み出した新たな生物が人類を支配しようとする、という古典的なSFパニックモノです。新たに生み出された植物たちには人間の醜さがコピーされている…と同時に、人の勇気ある部分をコピーした植物もいる…と90分ぐらいでも出来そうなお話を10数分でさらりとやってしまう。
古典的だけど、普遍的なSFなのです。

「けん銃王~」は、指に塗ると空気の弾を打てる“空気ピストル”を使って、町内イチの拳銃王を決定しようという一編です。
何をやってもてんでダメだが、射撃なら右に出るものなしののび太が、次々とライバルたちを蹴散らしていく様は単純な痛快さがあります。
そしてまたシンプルに西部劇アクションとして面白いのですよね。この原作以外の西部劇エピソードもですが、西部劇になった際におけるF先生の気合の入りようというのをヒシヒシ感じ取れます。ホンマ好きなんやなぁ。
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2019年 07月 19日
本日放送は「イロガラドラえもん」「海に入らず海底を散歩する方法」「22世紀で夏休み」と、40年前に本放送だった「恐竜ハンター」でした。

「イロ~」は、ツヤ出しワックスと間違えて、身体に触れたモノと同じ柄に変わるワックスを塗ってしまったドラえもんが、カメレオンのように次々模様を変化させていくお話でした。
色だけでなく柄も自在に変化するとあって、アニメらしい見て楽しむ面白さを込めたお話になっていると思われます。と同時に、柄モノは微妙に作画コストが高まる。
普段とは違う楽しさと、いつも通りの安心感が味わえる。妙にラストがイイ話っぽいまとめなのが不思議ですが。

「海に~」は、水よけロープで水中に入らずに海底に入ってしまうお話です。
これまた便利な道具で、お話にもあるように誰でも簡単に密猟が出来るんです(ぇ)。
ロープを結んだ範囲は制空権も得るため、垂直方向に水禁止エリアが出来上がる。これは漫画で見ていても、絵で納得させる力がとても強いという印象なんですよね。結構無茶苦茶な範囲なのに、絵で見た瞬間に「なるほどな」と思えてしまう。
ラスト、その水よけロープで出来た穴にクルーザーが落ちてしまいますが(全く悪びれないドラえもん)、この道具の持つエリア指定の違和感がここで繋がるというか、あえてツッコミどころのある道具にしているのも全て計算づくだったのだろうかと、末恐ろしくなる。

「22世紀~」は、ドラえもんが久しぶりに22世紀で休暇を過ごしますが、いつものくせでセワシにお節介をしだすの巻です。
ドラえもんがセワシの宿題を自ら手伝おうとするという、普段とは舞台も構図もちょっと異なる番外編的なエピソード。
セワシがロボットを作る宿題をロボットのドラえもんが手伝うという、一口にロボットと言ってもその定義は様々だなと感じられるシチュエーションです。
セワシがロボットを育てると捉えると、のび太とセワシは反転したキャラクターなのだなぁとも思える。

でまた、40年前に放送された「恐竜ハンター」が再放送。ドラえもんとのび太が白亜紀で恐竜をハンティングします。
この令和の時代にまさかコンテ森脇真琴回のドラえもんが放送されるなんて…。
このお話と言えば「のび太の恐竜」との矛盾でツッコミが多いお話でもあります。未来では恐竜をハントしてペットにするスポーツが流行っているのだそうです。この話を聞くだけだと普通に邪悪ですが、まぁ22世紀の倫理観のヤバさは他の話でも証明されているので今更でもある。
「恐竜ハンター」に対し、「大長編 のび太の恐竜」「TPぼん」「白亜荘二泊三日」などは過去の生物と極力接触してはいけないという厳しいルール(航時法)が出来ていて、原作が連載された時期によって倫理観の変遷が見て取れます。
「白亜荘」では、人間の狩猟本能は抑えられないから金を払えば恐竜狩りも出来るというルールもあって、それはそれでゲスくて面白いです。これを踏まえると、政府(タイムパトロール)が恐竜ハンターを取り締まるのは、歴史を守る為だけではなく政府に支払われるべきハンティング料金を守る為でもあるという部分が見えてくるなぁ。ふふふ…。
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2019年 07月 05日
本日放送は「わたがし雲メーカー」「ねがい七夕ロケット」でした。

「わたがし~」は、雲を綿菓子にして食べられるようにするというアイテム。
誰もが一度は夢想するコトを具現させる道具で、雲を綿菓子にして、さらに色んな味にして楽しめる。分かりやすくシンプルな道具です。
とはいえ、食べてしまえば綿菓子と大差ないため、雲だとか綿菓子だとかを活かした展開が難しそうなアイテムでもあります。
オリジナルなのですが、巨大戦は原作にはなかったパートを足したんだろうなという謎の納得がある。

「ねがい~」は、願いの書いた短冊を付けると叶えてくれるロケット(なぜ?)…かと思いきや、願いを反転させてしまう“うら七夕ロケット”のお話です。
おこづかいが欲しいと願って見ると持ち金を失くしてしまったため、願いとは逆の事を書けば良いのだと気付く事に。
そもそも何でこんな道具が発売されているのかといういつもの疑問はありつつ、視点をわずかに変える事で物事が反転するのはF漫画らしい展開なのだなぁ。

来年の劇場版が「のび太の新恐竜」であると発表されました。
何も分からない現時点で言えることは、オリジナルなのに大長編リメイクと感じさせるようなタイトルはちょっとなぁ…ぐらいです。
「宝島」と同じなので、短いのが好きな監督なのかな。
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2019年 06月 28日
本日放送は「本人ビデオでほめられたい」「ホ、ホ、ホタル来い」でした。

「本人~」は、過去に起きた出来事を本人が目の前で再現してくれる装置。
珍しく先生の褒められたことが事実であると証明する為、本人ビデオで実際に先生にその時の事を再現してもらう。
バラエティ番組の本人再現VTRが如くでもあり、舞台再演のようでもある。日常のどんな一瞬でもショーにしてしまうコトが出来る。
この道具自体は家庭用ビデオカメラからの着想かと思いますが、いつ何時でも気軽にスマホ録画が出来る現代は、よりこの道具のコンセプトに近づいた時代だと言える。

「ホ~」は、蛍を呼ぶ歌の如く、打ち水で人やその他を呼び寄せたり遠ざけたりできる道具。
人や虫を集める事に使用されつつ、最後はホタルを集めて綺麗な映像で終了…ではなく、ジャイアンが痛い目を見るオチで終わる。
どちらのオチで終わるのかに作品性がにじみ出るような気もする。ギャグ漫画としての矜持か。
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2019年 06月 21日
本日放送は「ガワラオニ」「チョージャワラシベ」でした。

「ガワラ~」は、家から災いを遠ざけてくれる魔よけのお守り。
ネズミの発生や雨漏り、その他etc...といった野比家の災いを追い払うため、鬼型のロボットが全ての災いに対処してくれる。まさに一家に一台の必需品たりえる道具です。
野比家に災いをもたらしていたのは実はのび太であったと分かり、ガワラオニはのび太を災いと判断して追い出す。
因果の巡りでもあり、行い次第で幸不幸は変わるという風にも見える。謎の災いとして恐れられていた事も、科学的に検証されて理由が分かると実は大したことではなかったりしますが、これもまたそういう面を描いているのかな。「ドラえもん」らしいと言える。

「チョージャ~」は、物々交換して自分の望みの物が手に入れられるワラシベ。
新しいグローブが欲しいとワラシベを持って歩きまわるのび太。ワラシベから同人誌の詩集、詩集から飲み物、飴玉、新聞紙と交換されて、最後にグローブを手に入れる。
原作ではワラシベをシャボン玉のストローとして渡すのですが、これは原作を読んでいても「いや、藁とストローは違うだろ…いや、藁はたしかにStrawだけど…違うじゃん!」となるくだりなので、アニメ化における尺の兼ね合いとストローへの自然な流れが作られていたのはとても腑に落ちました。
また、最後にジャイアンがモデルガンを手に入れる(?)くだりも、悪事への因果応報という流れが出来て分かり易い。
ワラシベの交換は改めて確認すると、全て人助け、親切心によって繋がっているんですよね。
つまり優しさを持たぬ者は求めるモノを得られはしないという…教訓深いアイテムなのだ。
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2019年 06月 14日
本日放送は「大スタージャイアン!?」「恐怖のディナーショー」でした。

「大スター~」は、ジャイアンが歌番組で歌を披露する事となり、それをどうにか食い止めようとするのび太達の奮闘劇。
歌が上手くなる“のど自慢アメ”をなめたジャイアンを偶然にも発見したのは、テレビ局のプロデューサー。早速ちびっこのど自慢への出演が決まるも、このままではジャイアンの歌が日本中のお茶の間に流れて日本は滅亡する!
町内的なノリからスケール感のある危機が描かれ、世界を守る戦いが大げさに繰り広げられる楽しいお話です。
無事に世界の平和は守れたものの、一方でこれがオチでは平和すぎるのでまだ破壊行為が行われなければならないと期待感がつのる視聴者でもあり、最後にジャイアンの歌で民衆が苦しむ姿に安堵します。
世界が守られてほしいと思いつつ、民衆に苦しんでもらいたいというこの矛盾をどうすればいいのか…。

「恐怖の~」は、ジャイアンが歌と自作料理のディナーショーを開催すると告知し、地獄と化す町内の一編。
ジャイアンが立ち上げた恐ろしい凶行の計画に従うしかないファンクラブ会長・野比のび太は、チケットを配り回るも命にかかわるそれを誰も買ってはくれない。のび太とドラえもんは唯一チケットを買ってくれた出木杉と共に対抗策に打って出る。
このお話、秘密道具は登場こそすれ特に機能はしないので、シンプルにシチュエーションコメディとして楽しめる内容です。その、ちょっとフォーマットが違うノリなのが妙に好きな原作なんですよね。
出木杉が珍しく子どもらしい部分を見せているのも楽しい。ジャイアンの不幸を聞いて出木杉が喜んでいる所なんて貴重ですわね。
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2019年 06月 07日
本日放送は「ネアンデルタール人を救え」「のび太もたまには考える」でした。

「ネアン~」は、4万年前に絶滅したとされるネアンデルタール人にロマンを感じ、実際のネアンデルタール人を見学しに行こうという歴史探訪。
何となく名前だけは知っているけどそれ以上分からないネアンデルタール人。言葉をあまり使わなかったとか、お墓に花を供える文化があったとか、ほぉほぉへぇと勉強になります。
お話自体はひとりぼっちのネアンデルタール人の少年を人類の先祖と仲良くさせようという内容で、ネアンデルタール人である必然性はそこまでないのですが、そもそもネアンデルタール人がどういうモノなのかまだまだ分からない所が多いだけに掘りようがないというコトでもあろうか。
現在のホモサピエンスにはネアンデルタール人の遺伝子も受け継がれている事から、このお話自体が現在の人類創生の起源となりえる…と思えるようになっているてなトコロでしょうか。

「のび太も~」は、“能力カセット”で色んなプロフェッショナル能力を身につけるのび太のお話。
おつかいに行くのにマラソン選手のカセットを、算数の宿題に数学者のカセットを使用してお手軽に解決する。
カセットというのが原作の時代を反映していて、実に良いです。わざわざ透明ケースに入っている所まで再現せんでも。
便利にカセットを使いこなす中、“考える人”のカセットを入れたコトでのび太は考える。カセットの力で何かを成したつもりになっていても、自分は進歩していないではないかと。そして深く深く考えた結果、カセットをドラえもんに返すことにする。
カセットの能力はいわば借り物で、自分のモノではない。そして、そこに気付いた思慮深さもまたカセットの力なんですよね。
じゃあ、カセットの力を借りたその思考もまた意味が無かったのか…というと、そんなことはなくて、それはちゃんとのび太の血になっている。
ただ借り物がダメなのではなく、その借り物の中から自分の血肉として成長することは出来るのです。
今見返すとそういう受け止め方も出来るなぁと感じさせます。
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2019年 05月 31日
本日放送は「トランポリンゲン」「シャボン玉宅配便」でした。

「トラン~」は、スプレーしたモノがトランプリンと化してしまうアイテムのお話。
よく転んでケガをするのび太曰く、人間社会の周りのモノが固いモノばかりなのが悪いからであり、柔らかければ良いではないかと訴える。そこで取り出されたのが、何でもトランポリンのようにしてしまうスプレー。22世紀でも同じ発想の人間が居たのだろうか。
ありとあらゆる周囲のモノに使っていたが、もうこうなったら自分をトランポリンにした方が手っ取り早いと人体実験を試みるのび太です。ドラえもんもナイスアイディアだと言いますが、人体に使っていいのかどうか確認している感じはないですね。いつも通りです。
硬いか柔らかいかというのは相対的なコトですが、自分がもっと柔らかくなることでリスクが解消されるというのも一種の視点変換という気がします。

「シャボン玉~」は、シャボン玉に入れたモノが宙を舞いながら相手まで届く便利な一品。
シャボン玉でありつつ届け終わるまでは絶対に壊れないという、ドラえもんの道具にしてはセキュリティ面がしっかりしているアイテムでもあります。かといって壊れない事がリスクになる話ではありませんでしたが。
シャボン玉はジャイアンに見つからないよう漫画や玩具を運搬するコトに利用され、それを知ったジャイアンが怒る狂うという理不尽オブ理不尽が繰り広げられます。
といった割とシンプルな展開なお話でしたね。もそっとアイテムのギミックが活かされる展開もありえたように思えますが。ふむむ。
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2019年 05月 17日
本日放送は「しつけキャンディー」「人間味調味料」でした。

「しつけ~」は、しつけとして利用されてきた迷信やモノの例えを具現化するキャンディー。
90歳を超えたスネ夫のひいおばあちゃまは迷信をよく口にする。嘘をつくと閻魔様に舌を抜かれる、食べてすぐ寝ると牛になるetc...
そんなひいおばあちゃまをバカにするのは許せんと怒りに燃えるドラえもんはキャンディーを使って迷信を具現化させる。
お腹からスイカの目が出たり、牛になったり、迷信を具現化させることでビジュアル的な面白さが発生するのは勿論ですが、そういう迷信があるんだというコトを「迷信」として教えてくれるお話でもある。食べてすぐ寝ると牛になるとか、この漫画で初見だったことを覚えております。

「人間~」はタイトルが怖い…と思わせるも、人間としての渋みや甘み、しょっぱさといった味付けを付与させるアイテム。これまた文学的アイテム。
渋みを付け加えれば絵柄もハードに、塩をふれば塩対応になってしまう。絵柄が変わるのは漫画でも可能だろうけど、声色の変化は実にアニメ的でメディア特性が活かされている。今話のアイディア協力となっている関智一の本領発揮回でもあります。
≪メッセージもどうぞ。