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仮面ライダーゼロワン 第17話「ワタシこそが社長で仮面ライダー」/第18話「コレがワタシのいける華」

飛電を買収すると宣言したZAIAの天津垓社長は、ヒューマギアとザイアスペックの勝負をして、ヒューマギアが勝ち越せば買収はしないと持ち掛けてくる。
そんな経緯で始まったヒューマギアvsザイアスペックの五番勝負。しかも一勝負に2週もかけるので10週もこの勝負をするのかとそこそこの驚きを持って始まりました。

ザイアスペックは人間に端末を装着して、人間自体の能力を底上げするシステム。言わば人間それ自体を進化させる。
対してヒューマギアはあくまで人間のサポート要員であり、人間自身は進化しない。
天津垓は是之助・前社長に羨望を持ちつつ、保守的なヒューマギアへの思想には忸怩たる思いを持っている様子です。
是之助社長の思想は、人類自体の進化は各自の自由意思によって決定されるのでヒューマギアがそこに影響を与えてはいかんってコトなのかな。

一番勝負は生け花対決。いきなりの芸術分野で人間に有利なテーマです。案の定、生け花の立花流家元にヒューマギアのサクヨは敗北を喫するものの、瞬間、憎悪の感情を沸き上がらせたサクヨはマギアへ変化する。
最近勃発しているマギア化は、滅亡迅雷が逐一サポートしていたのとは違い、このように自然発生的に起きていたのが分かりました。
つまりこれまで以上に飛電のセキュリティかプログラムの責任問題じゃないか。株主総会で耐えきれるのか…?

サクヨは家元に嘘を教えられ、その憤りで美しい花すらも醜く見えてしまったと後に証言します。それはまさに心の発芽としか思えない。
嘘という複雑な心理に対応できないはずのヒューマギアが、それによって心を発芽させる進化を果たしている。

一方で負けられないプレッシャーに追い込まれた家元は、サクヨから立花流の教えを思い出させられる。
人間によってヒューマギアは進化するし、ヒューマギアによって人間は教えられて変化する事もある。

サクヨと家元、どちらもマギア化するお話でしたが、それはヒューマギアだけでなく人間も、関わり合いの中で進化の可能性があるという語りです。勿論、その進化のベクトルがマギアではない方が良いのですが。

といったわけで天津社長のサウザー登場と、人間がマギアになってしまう驚き展開なお話でした。
人間がマギアになるのは衝撃でありつつ、仮面ライダーらしい展開で、そういえばこれはキカイダーじゃなくて仮面ライダーなんだったと思わされる。

仮面ライダーゼロワン 第15話「ソレゾレの終わり」/第16話「コレがZAIAの夜明け」

滅亡迅雷のアジトが判明し、強襲を仕掛けるAIMS。
戦いの果てに滅を倒す事が出来たものの、イズも深手を負ってしまう。
アークの意思により、滅が破壊される事は迅の成長に繋がると判断され、滅は身を挺して迅を守る。
一方で、イズは戦いの最中にあまりに呑気に登場して負傷してしまったのですが、これも実はゼアの意思だったのではないかと疑うレベルです。

復讐に燃えるコトによって心が成長する迅は、人類殲滅のために進行を始める。或人は、ヒューマギアが友達だというなら、どうしてヒューマギアを傷付けるんだと言葉を投げる。
この或人の言葉は迅の矛盾を突く言葉であるけれど、同時に或人自身にも降りかかっているコトでもある。ヒューマギアと人間の共存を信じているのに、社長としてヒューマギアを破壊しなければならない矛盾を抱えている。

シャイニングアサルトホッパーは、復讐の未来であるアサルトと、ヒューマギアとの共存の未来であるシャイニングが同居している姿。ジオウII とほぼ同じ意味合いでしょうか。
このフォームに変身するためには或人に復讐心が無いといけないので、イズが呑気に負傷したのはゼアの意思ではないかと…また疑念が深くなってしまうのだ。

滅亡迅雷が崩壊し、これでヒューマギアが暴走する事も無い…と思われていたのに、案の定再びヒューマギアが魔ギア化し、人々を襲い始める。ヒューマギアのセキュリティ対策が弱いからではと突き上げられる。そらそうです。

そこへZAIAの天津社長が飛電にTOBを仕掛けると言い出して来年へ続く。そして、この社長こそがアークを作り出した張本人だと仰る。

人類を滅亡させようとするアークを作ったのが人間だったというのは、知ってた定期ではありますが、滅亡迅雷の行為を正当化し得る情報でもある。
人類は邪悪なので滅びるしかない…と。

結局、理想を信じるのも邪悪な野望を抱くのも、人間でしかない。
或人が本当に倒さなくてはいけないのは人間だったわけで、それは滅亡迅雷がやろうとしていた人間殲滅にも重なって来る。
やはり人類が滅びるのが一番平和か…。

仮面ライダーゼロワン 第10・11話/第12・13話/第14話

えらくサボっておりましたが、絶妙にタイミングが合わなかったり、怠け癖が付いていただけなので、怠けていただけではないのだ…。

この間に放送されたのは、役者のヒューマギアが登場する大和田伸也編と、大和田氏を撃った犯人を追う暗殺ちゃん追撃編でした。

飛電の話題作りとして制作される事となった役者ヒューマギアを主役とした特別ドラマ。しかし、想像性の高い仕事をが求められる役者業に、ヒューマギアは着いていけず、大和田氏の信用を失う。が、或人のヒューマギアに夢を見る姿に感化され、大和田氏はヒューマギアの成長のために一役買うと言ってくれる。

アドリブが利かない役者ヒューマギアに対し、自分で台詞を変更する暗殺ちゃんの対比で、暗殺ちゃんがシンギュラリティ獲得に向けて成長している様が描かれます。同時に、役者に必要な想像性は“心”が無ければいけないというコトでもある。

人間には“心”があるからこそ、美味い寿司が握れたり、心を打つ芝居が出来たりする。
ヒューマギアと人間の違いを認識させることで「人間(らしさ)とは何か」を描いている。

■ ■ ■

成長して自我が芽生えた暗殺ちゃんを追って、旧世代ヒューマギアの探偵ワズが登場する12・13話。

シャイニングホッパー登場編でもありますが、まず最初の使用時は失敗してから後半で成功させるという展開が三条さんっぽい書き味ですね。
シャイニングホッパーは或人のデータ不足によって本来の能力を活かせていなかったとの事。そのため、データを補完するためにワズが犠牲となってシャイニングホッパーを完成させる。

イズの兄とされる旧型のワズ。現在形ISに対して、過去形のWASです。
つまりシャイニングホッパーに必要だったのは“過去”の要素なのです。
過去のデータを手に入れる事で、最初の発動時よりもゼロワンの攻撃パターンの可能性がずっと増える事によって、暗殺ちゃんの予測が作用しなくなる。

“過去”の要素を手にするコトによって、“未来”の可能性が広がるわけです。

ヒューマギアは人類の夢・未来だと謳う或人にとって、ゼロワンは未来を守るための存在です。
そこに“過去”のデータが注入される事によって、未来の可能性は格段に広がる。
これまで、或人は“未来”、不破さんは“過去”、唯阿は“現在”のテーマを背負っていましたが、それらが融合することによって未来は良いモノへと補強されていくという描写になっている。

■ ■ ■

そして14話。
衛星ゼアを管理する宇宙技術士ヒューマギアの兄弟が登場。
医者、刑事(役の俳優)、探偵、宇宙飛行士…これは平成ライダーモチーフの狙いでもあるのかしら…?

シャイニングホッパーがプログライズキーの過去データによって補強されたのと同様、アークもキーの過去データによって復活を遂げる。あえて違うとすれば、アークにはワズのデータが存在しないコトでしょうかね…。これが後々聞いて来るのかしら。

そうして出来たのがアサルトウルフのキー。あっさりと不破さんに奪われ、ヒューマギアにしか使えない筈のキーを使って見せる不破さんです。どいつもこいつも実はヒューマギア説が出るような行動を…。

不破さんは元々復讐という“過去”をテーマに背負っている人なので、過去データを補強して誕生したアサルトウルフには、未来を向く力は殆ど無さそうです。

或人がいつも言っている「人の笑顔」は、人類の明るい夢・未来を意味しているので、不破さんの言う「笑いなんかいらねえ」は、未来を信じておらず、より復讐への想いを強固にしている状態だと言えます。そういう意味ではアサルトウルフはかなり闇落ちに近いフォームであるなぁ。

しかし…シザースですら2週は登場したのに、1週で倒されるライダーが出て来るなんて…。

仮面ライダーゼロワン 第09話「ソノ生命、預かります!」

ネットから独立したサーバーを利用していた病院すらも滅亡迅雷.netの毒牙にかかってしまったコトから、ヒューマギアの暴走を食い止めるために事前に病院のヒューマギアを全停止する措置が取られるコトに。それは法的に可能なのだろうか…とか気にかかります。
まぁ物理的に病院のサーバーが破壊される事態なので、対抗策は病院のセキュリティや警察力の話になって来ますが。
ちなみに暴走したヒューマギアは目が赤くなるという豆知識も出てきました。わざわざそんな言及をしてしまうと、ゼロワンの目が赤い事に意味がありそうではないかと勘ぐってしまいます…。

或人はヒューマギアの善意の可能性を信じて、再び再起動する。
世界中が信じていなくても、自分だけはヒューマギアを信じるのだと。或人は変わらずにヒューマギアに未来を見ている。

ハッキングされた形跡があるのに通常業務をこなすDrオミゴト。
これはハッキングされてもオミゴト独自の制御によって、つまり善意によって悪意を跳ね返していた…のかもしれないと、唯阿はヒューマギアに善なる心の可能性を見る。
ヒューマギアに善や悪の可能性を感じる或人や唯阿、不破ですが、それはどちらにせよ、ヒューマギアの中に心の存在を見ているんですよね。ヒューマギアに心など無いと言っているのはイブぐらいで、人間はみんなヒューマギアに心があるのだと思っている…ように見える。

悪意を植え付けられても善意で跳ね返したと思われるDrオミゴトの件は、滅亡迅雷の力が初めて及ばなかったケースであり、ギルの笛の音に苦しみながらもキカイダーになるジローみたいなモノかもしれない。
シンギュラリティが人の心と同様のモノであるなら、良心回路のように善と悪で揺れ動く事によって進化するのかもしれない。

不破さんはヒューマギアに命を助けられて、もう揺らめいている。
令和でも2号ライダーはちょろいかもしれない。

仮面ライダーゼロワン 第08話「ココからが滅びの始まり」

今週のお仕事探訪は病院です。
ヒューマギアは元々医療用に作られたとあって、他の職場よりもヒューマギアが浸透しているのだとか。
医者のサポート用だけでなく、医者のヒューマギアもいるとあって、生身の人類はどうしていくべきか考えさせられます。
そしてさらっと或人はそんな生身の人間ですよというシーンが挿まれています。
…いや待て、メーテルのことがあるのでレントゲン写真など信用してはいけない!

医療用ヒューマギアいうて、また今週もクラッキングされてしまうんでしょうと思われる中、病院は外部ネットには繋がっておらず、独自サーバーでヒューマギアは動いているので安心であるとのことです。
ではそんな病院を相手に滅亡迅雷がどうやってアクセスを試みるのかと思ったら、物理的にサーバールームを破壊するのです。やはり物理が最強です。

ヒューマギアに自我が発生する件について、イブは本来そんなことはあり得ないと言いつつ、シンギュラリティなる域に達したヒューマギアであれば可能性があるという。
ということは自我の発生は微妙に想定の範囲内であるとも取れる。

滅亡迅雷.netは“アーク”の意思によって人類を滅亡するために動いているとの事です。
コンピューターが計算の結果、人類を滅ぼす結論に辿り着くお馴染みのやつですね。
うーん、実際しょうがないね。

仮面ライダーゼロワン 第07話「ワタシは熱血ヒューマギア先生!」

バスケ部顧問のヒューマギアが熱血過ぎて困ると報告を受けた社長は、現地で実態調査を行う。
本来、プログラムされた命令を忠実にこなす筈のヒューマギアが、部活動の終了時間をオーバーし、立ち入り禁止区域にまで入ってしまうというコンプライアンス問題の発生が確認されてしまう。

契約者の命令を聞くはずのヒューマギアが、バスケ部顧問の仕事をする中で生徒の願いを叶える事こそを最優先事項に上書きしてしまっている。それは顧問ヒューマギアとして正しいラーニング結果でもあり、また迅曰くの自我が発生した結果でもある。

ヒューマギアに自我が発生し得ると知った或人と不破。ヒューマギアの自我は危険だと判断する不破に対し、それを受け入れようとする或人です。

生徒の夢、人間の夢に触れている内にヒューマギアに自我が発生したのだとされ、人の夢が在り得ないモノを生み出すコトや、人間の気持ちの伝播はヒューマギアにも伝わるのだと今週も描かれる。

「情熱が必要なんだ」と言った回で炎を出すフレイミングタイガーが出ましたが、元々熱血のヒューマギア相手には冷凍技のフリージングベアーが活躍します。
フレイミングタイガーは或人の発想ですが、情熱を抑え込むフリージングは唯阿から借りたモノになっているのは矛盾なきよう上手いこと処理しておりますなぁ。

仮面ライダーゼロワン 第04話「バスガイドは見た!アンナ真実」/第05話「カレの情熱まんが道」/第06話「アナタの声を聞きたい」

-ZeroFour

12年前に起きた爆発事故・デイブレイクがヒューマギアの暴走、さらには滅亡迅雷.netが関与していた事が判明する。
デイブレイクで亡くなった父親が、実は被害を最小化することに尽力したと知った事で1人の少年は救われる。

デイブレイクによって人生が狂ってしまった不破は少年に共感し、前へ向かって進めと助言する。

これ、不破さん自身はデイブレイクの復讐という理念に突き動かされている、過去に囚われてしまっている人だというのが実に皮肉です。他者には未来を向けと言えるのに、自分はそれが出来ない哀しみです。


-ZeroFive

人気漫画家・石墨超一郎は、今や作画は全てヒューマギアに任せ、ストーリーも自分で考えておらず、情熱を失っているのではないかと或人は感じる。
そして、情熱なき者にヒューマギアは売れないと、販売を断る判断を下す。

ヒューマギアが作画してくれるならそりゃあさあ…と思えてしまうのですが、ヒューマギアは情熱ある人間をサポートする存在であって、たとえ仕事を代わって貰っても人間が情熱を失ってはいけないのだというお話。
作業自体はヒューマギアの方が正確だし疲労も無いのだから、人間が情熱や心を失ってしまえば、後はもうヒューマギアに取って代わられるしかないじゃないか…となる。
人間とヒューマギアを分けるモノは「心」にある…。

では「心」が生まれたヒューマギアはもう人間と同じではないか…という理屈でもある。


-ZeroSix

声優ヒューマギア・香菜澤セイネは幾つもの声を発する事が出来る。多くの役をコレ一台で演じられるので、コストを抑えられる…のかな?
しかしてそれは、事務所の社長が死んだ娘の姿を模して造らせたヒューマギア。故人を含めた本人の許可なくヒューマギアを実在の人物の姿にしてはいけないという法律に抵触するとの事です。
なるほど、たしかに勝手にそっくりさんが作れてしまうと問題ありありだもんなぁ。

ヒューマギアは人類の夢・未来を担って開発されたのだと考えると、死んだ人を蘇らせるというのは過去に囚われる行為に当たるので、ヒューマギアの利用条件に則していないとテーマ的にも見る事が出来る。

今回はヒューマギアに心が生まれるだけでなく、それがまるで死んだ娘のような心であったコトが描かれます。そうラーニングしたからではあるのだけれど、つまり人間がヒューマギアに心を込める事によって新たな心が生まれるといった感じなのでしょうか。

5話で前社長の訓示をイブが思い出したように、人の想いは人間だけでなくヒューマギアを介することでも伝わっていくのだと。その仮定で、ヒューマギアにも心が発生し得る。
それは一種の親子関係的でもある。だから親子モチーフが多いのかしら…いや、これはキカイダーモチーフだからさもありなん。

仮面ライダーゼロワン 第03話「ソノ男、寿司職人」

弟子が全員辞めてしまった寿司屋にヒューマギアの職人を営業する或人。しかして、ロボットに寿司は握れないと頑なな主人に追い返されるのみ。寿司屋の親父曰く、寿司職人に必要なのは心であると。

ヒューマギアに心は無いものの、店主の謎トリッキー技を会得して心を氷解することは出来る。改めて考えると心が何を指すのか迷子になりますが、心の存在を模索して店主の心を動かすヒューマギアのそれは、ヒトである事と大差ないのではないか…とも考えられる。

或人はヒューマギアにも心があるのではないかと信じている。
ヒューマギアの父を持つ或人にとっては、人もヒューマギアも大差ない存在になっている。

3人目のライダー・バルキリーの資格者はエイムズの唯阿さん。
ヒューマギアはただの道具であり、有益なら便利に使うし、害為す時は破壊するというドライなお方です。

前回書いた通り、ヒューマギアに人類の夢・未来を見る或人と、復讐という過去を見る不破、そして今あるがままの姿しか受け取らない唯阿と、未来・過去・今、それぞれにヒューマギアの受け取り方が異なる方々なのだと分かる。

仮面ライダーゼロワン 第02話「AIなアイツは敵?味方?」

人々の笑顔の為にゼロワンになり、ついでに社長を引き受ける運びとなった或人の初仕事は政府組織エイムズからの事情聴取でした。
ヒューマギアの暴走について飛電インテリジェンスが何らかの隠蔽をしているのではないかと疑っています。ほぼ事実だが。

子どもの頃にヒューマギアに命を救われた或人は、ヒューマギアが人類の夢だと信じている。
腹筋崩壊太郎が或人の夢を実現させていたように、ヒューマギアには或人自身の希望や未来の姿が映し出されているからこそ、そう信じている。
かたやヒューマギアに襲われた過去を持つ不破は、人類の敵であるヒューマギアは全て潰すのだと躍起になる。
ヒューマギアに抱くのは恨みの感情。かつて起きた事、過去への憎悪が映し出されている。

ヒューマギアに未来を見る或人と、ヒューマギアに過去を見る不破という対照関係になっている。
であれば、3人目のライダー・唯阿さんはフラットに「今」の姿だけを見て対応する立場になるのかも…?

ゼロワンを見るや、すかさず襲い掛かって来るバルカンさんは凄く初期平成ライダーみがあって、令和の時代でも平成という時代の積み重ねを感じるキャラクターなんですなぁ。

飛電インテリジェンスはヒューマギアが悪意ある者によってクラッキングされた事実を公表し、ヒューマギアが悪いわけでは無いのだと伝えます。秘密裏に処理しようとしていた事が疑われる前社長よりも信頼ある対応がなされているように感じます。
しかし、どうにせよリコール案件なのでは…。

Wi-Fi機能が無い旧型ヒューマギアならクラッキングの干渉を受けないのだ、とおじいちゃんヒューマギアが活躍する回は来ますかね。

仮面ライダーゼロワン 第01話「オレが社長で仮面ライダー」

人工知能が発達し、あらゆる業種にAIを組み込んだロボット・ヒューマギアが投入されている世界。
売れない芸人をしている飛電アルトは、逝去した祖父からヒューマギアの製造メーカー・飛電インテリジェンスの社長を託され、暴走したヒューマギアを止めるために仮面ライダーゼロワンとなる。

人間を絶滅させようという謎一派のクラッキングによってヒューマギアは暴走してしまう。これを止められるのは飛電ゼロワンドライバーを使用できる会社の社長のみ、とのことです。
生前から暴走するセキュリティの穴を把握していたらしい前社長なのですが、リコールに踏み切らなかったという点と、社長にしか使えないドライバーが一本だけというコトから、絶妙に信用できません。

そんなゼロワン君の初めてのお仕事は、暴走したお笑い芸人ヒューマギア。
アルトと同じく人を笑わせるコトに生きがいと喜びを感じていた腹筋崩壊太郎は、狂暴化したマギアへと変貌してしまう。
ヒューマギアからマギアへ、人間性が消えて異物へと変身する。

腹筋崩壊太郎がプログラム通りに芸を行っているだけの人形ではなく、休憩中に人を笑わせた記憶を思い出して喜んでいるコトから、ヒューマギアにも人間的な心があるというのが分かる。
もしかしたら、それ自体が本来はヒューマギアとしてのバグで、それが狂暴化に利用されているとかはあるのかもしれませんなぁ。
心があるからこそ、優しくも狂暴にもなり得る。完全なる良心回路は存在しない。石ノ森的だぞ…。

芸人として人を笑顔に出来る腹筋崩壊太郎は、アルトにとって理想であり未来の姿なのですが、そんな相手が1話に登場するという事は、アルト自身がヒューマギアで、暴走する可能性を有している…と、そう思わせてくれる。

やはりこの番組はキカイダーなのでは…? 仮面ライダーキカイはもっと先の筈だのに…。

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