2009/12/14

この世でもあの世でも無い三途の川から生まれた、死人でも生者でもない外道衆。
そのどうにもどちらつかずの処遇から生まれる羨望や怒りや妬み、それが外道衆がこの世を襲う理由なのだとしたら、同じようにあの世に思い焦がれる外道衆がいても何ら不思議は無い。
そして、それがアクマロという外道衆だったのだと。
ドウコクを倒して自分が頭目になるとか、自分こそがこの世を頂くとかの自己顕示的な願いではなく、地獄というモノを見てみたいという…興味関心、ある意味とてもピュアな願いであるとすら言える気がする。
ありがちな下克上の理由などよりは理解も納得もし易くて、そんな気持ちも分からんではない…とすら思います。
「二百年野望」とは言いつつも、アクマロにとっては結構純粋な「夢」だったわけですね。まさかアクマロにまでドラマを用意しているとは思いもよらなんだ…ほぅほぅ。
もうあれじゃないかな。
これ、最終決戦てコトでイイんじゃないかな?
「気にくわねえ」みたいな平たい理由でこの世を攻めようとしているドウコクさんよりエモーショナルな高ぶりがあるような気がするんだがなぁ、うん。
まぁ、一つ問題があるとすれば、アクマロさんの眼中にはシンケンジャーが一切無い、関係無い、どうでもいいってコトだけですね(え)。
そのぐらいは…ありだよ。うん、ありあり。
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