2017年 02月 20日
残りのキュウレンジャーを見つけるべく、ダーツの旅で工業惑星へと降り立った面々。
ラッキーはそこでジャークマター相手に盗みを働く怪盗、バランスとナーガと出会い、盗みの仲間になることに。

説明によれば、ジャークマターから宇宙を開放するには、88の星座系を支配する88のダイカーンを潰していくしかないとのこと。そうか、つまりキュウレンジャーは88話もあるのか…いや、そこはいっそ99話でもいいけど。しかし、おそらくですが日本のテレビ局では全話は放送されないのだろうなぁ…。

バランスはお宝を求め、ナーガは感情を求めている。
ラッキーは相手のやりたい事を手助けしてやるのが本当の仲間ってもんだとナーガの探し物を一緒に見つけてやると言う。
バランスさんはラッキーを体よく利用して裏切るものの、最後は助けに戻って来る。

ガルさんは仲間を失った哀しみを補填され、ナーガさんは怒りの感情を手に入れ、バランスは宝物を見つけやすそうだという事でキュウレンジャーに加入する。
みんな、失っていたモノ、求めているモノは違いますが、それがラッキー…というか「仲間」の存在によって補填されるモノであるというのが「戦隊」としての肝の部分でしょうかね。
バランスさんも「一番の宝は仲間だぜ」みたいな、そういうベタベタな着地点に落ち着く可能性大ですしね。

自称・宇宙一ラッキーな男ことラッキーさんですが、2話まで見ているとラッキーも多いけどアンラッキーもかなり多めであるコトが分かる。スピーダーは壊れるし、宇宙に投げ飛ばされるし、仲間と思ったやつにハメられるし。
捉えようによっては「宇宙一アンラッキーな男」としても通用しそうなんですが、あくまで「宇宙一ラッキー」であると自負する、その究極の前向きさが幸運を呼び寄せていると思うと主人公感あります。

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2017年 02月 13日
スーパー戦隊41作目を飾るのは「宇宙戦隊キュウレンジャー」。

ジュウオウジャーがとてもオーソドックスなスタイルだったのに対してか、今までのシリーズとは違う事をしてやろうという気概に溢れつつ、その実しっかと伝統を汲んでいる新シリーズ。

宇宙幕府ジャークマターが宇宙88の星座系を支配する世界。
ジャークマターに対抗するレジスタントは宇宙の伝説に従い9人の救世主を探しているが、今はまだ3人のみ。
そこに現れるのは宇宙一の幸運男を自称するラッキー。

戦隊と言えばメンバーは5人…時折3人というのがフォーマットなわけですが、9人揃ってキュウレンジャーという発想は始めに聞いた時は度肝を抜かれました。
ちょっと自分からは出ない発想だったし、仮に増やしても7人じゃないのかしらと思ったり。まぁ5人戦隊でもシリーズ前半に追加メカが幾つも出るから、9人でいっちゃおう!という感じなのかな。パワフル。

1話では地球は1シーンのみで、後は別の惑星のお話。
なので背景の合成カットが多く、とても手間がかかっている気がする。

シシレッドとオオカミブルーの二人を新たに仲間とし、5人でキュウレンオーを操りツヨインダベーさんを退治する。
設定やキャラを見せつつ戦隊としてのお約束もしっかり入れて、過不足なく…というかむしろ1話で2人加入しているし、通常よりボリューミーで盛沢山な“第1話”だったのではなかろうか。
シシレッドはド派手に、オオカミブルーは熱いドラマで見せていて、かなりよく出来ている“第1話”だと思いました。

9人になっていたり、宇宙を舞台にしていたり、今までのシリーズと違う機軸を盛り込んでいますが、物語は「キュータマを持つ救世主を見つけて支配者を倒す」という「南総里見八犬伝」をベースにした古典的なモノであると言えます。

宇宙を舞台にした南総里見八犬伝ベースの東映作品… そう…
「宇宙からのメッセージ」ですね。

万が一知らない人の為に加筆すると、「宇宙からの~」は「スターウォーズ」が日本で公開される前に便乗しようと日本で制作された、数ある宇宙活劇映画のウチの一本です。
東映は「宇宙からのメッセージ」、東宝は「惑星大戦争」を作りましたが、それぞれSW便乗企画ではありつつ東映・東宝らしい作風が出ているSF作品であると言えます。
ただ、これらを見た後に本家SWを見たらどういう気持ちになるのだろう…という気持ちは両者拭えませんが…。

その「宇宙からの~」は、宇宙を舞台にした里見八犬伝のお話で、もっとざっくり言ってしまうと「宇宙+時代劇」みたいな映画です(SWもそうだろといえば…まぁそうなんだけど…)。
敵キャラもダースベイダー以上に武将っぽい。

東映作品の系譜を見ていくと、東映時代劇と東映特撮の融合として「宇宙からのメッセージ」があるんですが、「キュウレンジャー」を見ると、その正当な後継者であると感じられる。

そんな東映作品の系譜を知らずにみれば「スターウォーズをベースにしているのね」としか思わないでしょうし、実際「宇宙からの~」はSWベースなのだから、それはそれで正しいのですが、より正しくは「『宇宙からのメッセージ』後を継いだ東映作品」であると思うのです。

やたら「宇宙からのメッセージ」について長く書いてしまっていますが、ボクが別に好きなわけではなくて(ぇ)、面白いとも特に思わなかった映画ですし(こら)。
しかし、長きに渡り続いてきたスーパー戦隊シリーズ最新作として新機軸を盛り込んでチャレンジしている中、その実、“東映作品”という文化の血を受け継いでいる事実がとても熱いです。
ここには「東映でなければ作れない!」という要素が詰まっているのです。

というか、過去のリソースを活用して新しいモノを作るという文法が好きなのです。

てな感じで、凄く楽しかった第1話でした。
純粋にシリーズ初回としてもよく出来ているし、東映作品の継承として見ても好い。

そして、戦隊は派手な方が好きだなーと思ったり。

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