2017年 03月 20日
キュウレンジャーも9人揃い、リーダーでも決めようかという話題が盛り上がる。立候補するハミィ、ガル、ラッキー他。
そこで次の出撃で最も活躍した者がリーダーとなる事に決められる。
リーダーの座をハミィとガルが争っている中、ラッキーはペガサスキュータマのペガさんの手綱を引くのに絶賛奮闘中。
そして、これはもうダンスしかない!(?)という当然の帰結により、みんなでダンスを踊ることに。

ハミィがリーダーになりたいのはラッキーに率いられたくないからという対抗心から。幸運なだけでチームを仕切られては堪らないという至極当然のツッコミが入るが、ガルさんやロンポーはただ幸運なだけではなく、ひたすらに前向きな男なのだと諭す。

宇宙イチ幸運を自称するラッキーさんですが、今までの事を思い返すと確かにラッキーもあるけど、アンラッキーな事も結構多いのです。第1話では2度もバイクが落ちている。
それでも宇宙イチ幸運であると言い切れる、その物事の捉え方、前向きさに幸運が呼び寄せられるのだという。

いつも能天気そうなハミィさんがラッキーに対して対抗心を燃やしていたという意外な面が現れるのですが、確かに初期3人の中で「私は努力してきたのにアイツは運だけじゃん」というツッコミを入れられるのはハミィさんだけだなというのも分かる。一人はロボットだし、一人は料理人だし。

ダンスをするというのはチームワークとか楽しむ事だとか、ジャークマターという組織とキュウレンジャーというチームの違いを見せるコトでもありました。
また、EDダンスを踊ることで本編の重要要素に取り込んでしまっているのも楽しい。OP主題歌なんかは本編中に流れる事はよくありますが、EDはなかなか本編と融合しませんからね。嬉しい事です。

結局、スーパースターの集まったキュウレンジャーにリーダーはいらんだろうという結論となり、今まで通りに。まぁ司令官はいるんですけども。

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2017年 03月 13日
8人まで揃ったキュウレンジャー。
残りの一人スティンガーをどうするのかという問題と、本当に地球の解放から行った方がいいのかという問題点が持ち上がる。
前回、地球人が希望を失い解放を願っていないように見えたことも、ラッキーにとっては引っかかる。地元住民にやる気がないのに解放など出来るのかと。

今週もクジで決まった5人が出撃。ラッキーは運がいいので今週も入っています。というか、たぶん毎回出てくる。
ラッキー達は、幼い兄弟がジャークマターに反抗する姿を目にする。地球にもそういう気概のある奴が残っているのだとラッキーも元気づけられる。

ジャークマターは宇宙を征服して、人々の自由を奪う悪漢なわけですが、キュウレンジャーがジャークマターを追いやるのであれば、まずはそこに暮らす人々がそれを臨むのか否かというのは、とても大事。
ヒーローは正義ではなく、正義を成すものの味方をするだけ、「正義の味方」でしかないのだという川内康範イズムを思い起こします。

エリードロンさんに捕まった兄弟は、キュウレンジャーを誘い出す人質となってしまう。しかし、スティンガーさんの機転によって救出される。なんとスティンガーさんはロンポーが差し向けたスパイだったのだと。なんでそれ言わへんねん…!

かくしてスティンガーさんは悪人ではないと分かり、9人の救世主が揃う。「9人揃ってキュウレンジャー!」その言葉が聞きたかった。

となるとチャンプの博士を殺した犯人は…と考えが及び、当然のように第一容疑者となるのはスティンガーさんが探しているというお兄さん。現在はジャークマターの殺し屋となっているのだとか。
物凄い状況証拠が積み重なっている容疑者ですが、真実はまだ分からない。
貴虎兄さんだって、後半は味方になったでしょうに…。

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2017年 03月 06日
3話。
砂漠の惑星ニードルではジャークマターさんらが惑星のエネルギー“プラネジューム”を吸い取っていた。これを吸い取り過ぎると惑星は爆発してしまうらしく、プラネジューム吸引マシンを破壊する事がその星の解放に直結するのだとか。

そんな砂漠の惑星で新たなキュータマを持つスティンガーなる男と遭遇する。8人目のキュウレンジャーかと思いきや、スティンガーはチャンプの産みの博士を殺した仇敵であるらしく、互いに争い始める。

順調にメンバーが集まるかと思いきや、サソリオレンジはキュウレンジャーと敵対する。こういうヒネたキャラは大概ブラックとかシルバーがの色味であるコトが多いのですが、オレンジというキラッキラに明るいカラーの奴がこういうキャラ配置されているのも、これまでの戦隊に対してのカウンターと言えようか。

果たしてチャンプの博士を殺したのはスティンガーなのか…という謎は明らかにされぬまま、しかしラッキーはスティンガーがイイ奴だと信じることとする。キュータマが選んだのなら大丈夫だろうと。
キュウレンジャーというタイトルからして、さすがに9人揃うのをあまり引っ張るとも思えないので、スティンガーが悪い奴ではないだろうという布石は早めに入れておくのですね。ふむ。


4話。
次の目的地チキュウという惑星は、恐ろしい数のプラネジューム吸引装置とダイカーンが配されている。88のダイカーンは88の星座系に一人ずついるわけではないのだと分かりました。ずっと星々を巡るわけではなく、今後は地球でダイカーンを潰していく作業になる。

サファリでカレーを食べると、子どもの夢を食い物にする(文字通りの意味)ダイカーン・ユメパックンさんに遭遇。
実はヒーロー願望を持っていたラプター283は目を付けられて狙われてしまう。アンドロイドの夢さえも食べられるのか…。

ラプターの夢を知り、一緒に戦おうと言うラッキーですが、スパーダは戦闘用アンドロイドではないラプターさんには危険だと承服しない。カジキさんはあのメンバーの中にあって割と常識人ポジションぽいなぁ。
しかし、それでは夢を食うユメパックンさんと同じではないかとラッキー。2話でも言ってましたが、仲間の願いを叶えるために協力するのが仲間ってもんなのです。

感情を見つける事、仇敵を倒す事、ヒーローになる事、仲間の願いは叶えてやりてえラッキーさんなのだ。

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2017年 02月 20日
残りのキュウレンジャーを見つけるべく、ダーツの旅で工業惑星へと降り立った面々。
ラッキーはそこでジャークマター相手に盗みを働く怪盗、バランスとナーガと出会い、盗みの仲間になることに。

説明によれば、ジャークマターから宇宙を開放するには、88の星座系を支配する88のダイカーンを潰していくしかないとのこと。そうか、つまりキュウレンジャーは88話もあるのか…いや、そこはいっそ99話でもいいけど。しかし、おそらくですが日本のテレビ局では全話は放送されないのだろうなぁ…。

バランスはお宝を求め、ナーガは感情を求めている。
ラッキーは相手のやりたい事を手助けしてやるのが本当の仲間ってもんだとナーガの探し物を一緒に見つけてやると言う。
バランスさんはラッキーを体よく利用して裏切るものの、最後は助けに戻って来る。

ガルさんは仲間を失った哀しみを補填され、ナーガさんは怒りの感情を手に入れ、バランスは宝物を見つけやすそうだという事でキュウレンジャーに加入する。
みんな、失っていたモノ、求めているモノは違いますが、それがラッキー…というか「仲間」の存在によって補填されるモノであるというのが「戦隊」としての肝の部分でしょうかね。
バランスさんも「一番の宝は仲間だぜ」みたいな、そういうベタベタな着地点に落ち着く可能性大ですしね。

自称・宇宙一ラッキーな男ことラッキーさんですが、2話まで見ているとラッキーも多いけどアンラッキーもかなり多めであるコトが分かる。スピーダーは壊れるし、宇宙に投げ飛ばされるし、仲間と思ったやつにハメられるし。
捉えようによっては「宇宙一アンラッキーな男」としても通用しそうなんですが、あくまで「宇宙一ラッキー」であると自負する、その究極の前向きさが幸運を呼び寄せていると思うと主人公感あります。

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2017年 02月 13日
スーパー戦隊41作目を飾るのは「宇宙戦隊キュウレンジャー」。

ジュウオウジャーがとてもオーソドックスなスタイルだったのに対してか、今までのシリーズとは違う事をしてやろうという気概に溢れつつ、その実しっかと伝統を汲んでいる新シリーズ。

宇宙幕府ジャークマターが宇宙88の星座系を支配する世界。
ジャークマターに対抗するレジスタントは宇宙の伝説に従い9人の救世主を探しているが、今はまだ3人のみ。
そこに現れるのは宇宙一の幸運男を自称するラッキー。

戦隊と言えばメンバーは5人…時折3人というのがフォーマットなわけですが、9人揃ってキュウレンジャーという発想は始めに聞いた時は度肝を抜かれました。
ちょっと自分からは出ない発想だったし、仮に増やしても7人じゃないのかしらと思ったり。まぁ5人戦隊でもシリーズ前半に追加メカが幾つも出るから、9人でいっちゃおう!という感じなのかな。パワフル。

1話では地球は1シーンのみで、後は別の惑星のお話。
なので背景の合成カットが多く、とても手間がかかっている気がする。

シシレッドとオオカミブルーの二人を新たに仲間とし、5人でキュウレンオーを操りツヨインダベーさんを退治する。
設定やキャラを見せつつ戦隊としてのお約束もしっかり入れて、過不足なく…というかむしろ1話で2人加入しているし、通常よりボリューミーで盛沢山な“第1話”だったのではなかろうか。
シシレッドはド派手に、オオカミブルーは熱いドラマで見せていて、かなりよく出来ている“第1話”だと思いました。

9人になっていたり、宇宙を舞台にしていたり、今までのシリーズと違う機軸を盛り込んでいますが、物語は「キュータマを持つ救世主を見つけて支配者を倒す」という「南総里見八犬伝」をベースにした古典的なモノであると言えます。

宇宙を舞台にした南総里見八犬伝ベースの東映作品… そう…
「宇宙からのメッセージ」ですね。

万が一知らない人の為に加筆すると、「宇宙からの~」は「スターウォーズ」が日本で公開される前に便乗しようと日本で制作された、数ある宇宙活劇映画のウチの一本です。
東映は「宇宙からのメッセージ」、東宝は「惑星大戦争」を作りましたが、それぞれSW便乗企画ではありつつ東映・東宝らしい作風が出ているSF作品であると言えます。
ただ、これらを見た後に本家SWを見たらどういう気持ちになるのだろう…という気持ちは両者拭えませんが…。

その「宇宙からの~」は、宇宙を舞台にした里見八犬伝のお話で、もっとざっくり言ってしまうと「宇宙+時代劇」みたいな映画です(SWもそうだろといえば…まぁそうなんだけど…)。
敵キャラもダースベイダー以上に武将っぽい。

東映作品の系譜を見ていくと、東映時代劇と東映特撮の融合として「宇宙からのメッセージ」があるんですが、「キュウレンジャー」を見ると、その正当な後継者であると感じられる。

そんな東映作品の系譜を知らずにみれば「スターウォーズをベースにしているのね」としか思わないでしょうし、実際「宇宙からの~」はSWベースなのだから、それはそれで正しいのですが、より正しくは「『宇宙からのメッセージ』後を継いだ東映作品」であると思うのです。

やたら「宇宙からのメッセージ」について長く書いてしまっていますが、ボクが別に好きなわけではなくて(ぇ)、面白いとも特に思わなかった映画ですし(こら)。
しかし、長きに渡り続いてきたスーパー戦隊シリーズ最新作として新機軸を盛り込んでチャレンジしている中、その実、“東映作品”という文化の血を受け継いでいる事実がとても熱いです。
ここには「東映でなければ作れない!」という要素が詰まっているのです。

というか、過去のリソースを活用して新しいモノを作るという文法が好きなのです。

てな感じで、凄く楽しかった第1話でした。
純粋にシリーズ初回としてもよく出来ているし、東映作品の継承として見ても好い。

そして、戦隊は派手な方が好きだなーと思ったり。

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