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『仮面ライダー平成ジェネレーションズFINAL ビルド&エグゼイド with レジェンドライダー』

平成時代が間もなく終わりを告げる、平成ライダーも終わってしまうという事で、「平成ジェネレーションズFINAL」と銘打って平成ライダーが集結。
結果的には来年の年末の方がFINALっぽい気がしますが、そこはそれ。

今回の敵さんは、ビルドの世界とエグゼイド他がいる平成2期世界とを繋げて、永遠の命を手に入れようとする最上魁星さん。

つまりビルド世界は平成2期のルールには従わず、世界が繋がっていなかったというのです。通りで設定が久しぶりにスケール感大きいはずです。
本来ならディケイドが再構築した後(平成2期)のライダー世界は全てが繋がっているはずなのですが、10年前に壁が出来たというビルド世界なので、10年前に他ライダー世界からも隔絶されてしまい、そのためディケイドの干渉も受けなかったと解釈することが出来るので問題ないとします(メタ好きおじさんの見解)。
つまり「ビルド」は平成1期と同格の世界観を有しているのだと。はやくディケイドに来てもらって完全に繋げなきゃ…。

二つの世界を融合させて永遠の命を得ようとする。
割と何でも「ディケイドじゃん」と考えてしまう癖が付いているのですが、今回も御多分に漏れず、そう思いました。
「ディケイド」も、融合して永遠の命を作り上げるのか、個々のまま繋がり合って永く生きていくのか、その対決を描いていましたからね。
なので今回の映画、素直にそのままの物語を楽しむことも出来るし、同時にメタ的に見る事も可能になっていてありがたい。

最上魁星の行う計画の影響で、ドクターライダー達は変身出来なくなってしまう。
ライダーとしての能力を失ってしまいます。

この辺はまさに「番組が放送終了したコトでエグゼイドのライダーは消えてしまった」を表しているし、その後の展開においても「新作(ビルド)と協力することで再び過去シリーズ(エグゼイド)も復活出来る」を如実に体現した話になっていて、意図的か否かまでは分かりませんが、とてもメタ的な読み解き方が出来て興奮。

ふたつを融合して一つにすることで永遠の命を得ようとする最上と、それぞれが別々にありつつも協力し合うという仮面ライダーたち。
ライダーに永遠の命こそないけれど、もっと言うと1年間しか与えられない命ではあるんだけど、次のシリーズへバトンを渡し、新作の中でひょっこり顔を出したりもする。そんな命の繋ぎ方もあるのだ。

物語は各仮面ライダーと出会い、話をし、その行動を見る事で、仮面ライダーになったばかりの万丈龍我が「仮面ライダー」を知り、遂に自ら「仮面ライダークローズ」と名乗るまでを描く事が主軸になっている。
メタ的に「平成ライダーシリーズ」を描いていることも鑑みれば、「仮面ライダー」そのものがテーマになっている映画といって良い。

レジェンドライダーの扱いも例年以上に気を配っている印象で、天ノ川学園に宇宙エネルギーが集まるなんて設定は完全に忘れていたから驚きですらありました。よぅ拾ったなぁと。
あんまり、元作品見てないと分からない描写は好ましくは無いと思っているタチなのですが、そのギリギリを詰めたバランスで作られていたなと感じます。

内容を決める前にタイトルが決まっていたそうですが、平成ライダーとしての「FINAL」をちゃんと飾ろうという内容とテーマで、それでいて、しっかり「ビルド」のテーマを描くお話となっている。スクラップ&ビルド。

平成ライダーの破壊者と構築者のテーマが通じるというのは、また奇妙なモノである。

仮面ライダー 各話レビュー

「エグゼイド対キュアぱず」委託・通販おしらせ(電子書籍版追記)



【委託・通販】
【BOOTH - 『真・南海』通信販売受付所】エグゼイド対キュアぱず ネバーエンディング

【メロンブックス】エグゼイド対キュアぱず ネバーエンディング

【とらのあなWebSite】エグゼイド対キュアぱず ネバーエンディング


【電子書籍版】
【BOOTH - 『真・南海』通信販売受付所】エグゼイド対キュアぱず ネバーエンディング

【メロンブックス DL】エグゼイド対キュアぱず ネバーエンディング【『真・南海大決戦』】

【DLsite Home】エグゼイド対キュアぱず ネバーエンディング [『真・南海大決戦』]



先日のレインボーフレーバー17にて頒布しました新刊の通販及び委託先のお知らせです。

イベントではありがたくもいつもより多くの方に来ていただきましたが、そのおかげで当日頒布分が終了してしまい、行き渡らない結果となってしまいました。
委託で掃ける数はそこそこ増減ありますが、イベント分は毎度大差ない推移だので、全く予想しておりませなんだ。
申し訳ないです。うう、機会損失が…。

御面倒おかけしておりますが、どうぞ宜しくお願い致します。

『劇場版 仮面ライダーエグゼイド トゥルー・エンディング』

難病の少女を主軸に、ゲームと現実の中で少女の笑顔を取り戻すべく戦う医者達の物語。

難病で余命幾ばくも無いとされる少女・まどかを救う為、父親は娘と大勢の人間をバグスターウイルスに感染させ、ゲームの世界で娘が生きられるようにしようとしていた。
そして、その計画を利用して復活する仮面ライダークロニクルのラスボス、ゲムデウス。

ゲーム世界に閉じこもろうとする少女と、現実世界で笑顔を手に入れさせようとする医者との闘い。
エグゼイドのテーマを突き詰めて考えていけば仕方ない事でもありますが、やはり春映画と状況が似ています…。まぁ飛彩視点か永夢視点かという違いや、大まかなゴチャゴチャ度はだいぶ違いますが。
いや、春映画すらもエグゼイド正史の中に取り込んだという大胆な仮説を取れば、今回の犯人が春映画の話を見て「使えるやんけ」と思ったのかもしれない。

ゲーム世界では永遠の命が得られる。だから父親は娘に永遠の命を与えようとしたものの、娘の願いは会った事のない父親に会う事。
ゲーム世界で生き永らえることは出来ても、願いは叶えられないので笑顔にはなれない。

「人は死ぬよ 必ず死ぬ いつか君も 俺も死ぬんだ」
とは歌の歌詞ですが、どんな天才医師によって死を先延ばしすることは出来ても、そこから逃れることは出来ない。であれば医者としての永夢は何を成したいのかという部分で「笑顔」となる。
笑顔を与える為に医者として奔走する。

「エグゼイド」のテーマ自体をこの映画でしっかり描こうという内容の映画。
「真の最終回」と銘打っていたので「龍騎FE」的なシリーズにおける謎解きや驚きを提示してくれるのかと思いきや、えらい真っ当に「エグゼイド」としての映画を作っていて、何が最終回なのかピンと来ないまま見終えてしまいました。最終回以降のお話であったと明かされ、時間軸的な意味で「真の最終回」であったのだと分かる。なるほど。
なので、内容的な意味で「最終回」的なモノを求めても仕方なかったのだなと分かるに至るのでした。ははあ。

永夢が話の中心というワケでもないので、ゲストエピソードの一つという認識になってしまうのですが、では何をもって「真の最終回」的な内容における意義があったのか。

映画は親子のお話でした。
最終的に父は娘の願いを叶える為、バグスターの力を借りず、娘に笑顔を与えようとして、ひとつの家族に戻る。
現実をゲーム世界に転換しようとした父親が、それを誤りと気付き、子どもと和解するのです。

そう、これは黎斗と正宗の関係の反転と言える内容です。
最後まで反省も和解も無く散った檀正宗。それは永夢達からすれば「出来なかったこと」の一つですから、そのテレビ最終回で出来なかった事を映画でリベンジしたという意味で、この映画が「真の最終回」足りえる位置付けなのではないでしょうか。

まぁ黎斗が反省も何もしていない時点で、正宗の和解とか反省とかの可能性は無かったと思うが…。

とか考えていくと、また「エグゼイド」の物語の主人公が檀黎斗になってしまう罠なのである…ううむ。

仮面ライダー 各話レビュー

レインボーフレーバー17に参加するの巻



9/10 大田区産業プラザPio レインボーフレーバー17
“あ-14” にて参加予定です。

新刊は上記の通り、地獄のゲーム「プリキュア つながるぱずるん」に挑むエグゼイドの本。

「エグゼイド」「キュアぱず」「魔プリ」の三題噺で今回もあれこれこじつけております。

委託も予定しておりますので、詳細は後程。

宜しくお願い致します。

仮面ライダーエグゼイド 最終話「終わりなき GAME」

ポッピーに続いてパラドも消滅したことで、もはやハイパームテキゲーマーは使えなくなった。ゲムデウスが消えたとて、もはやクロノスに対抗しうる力は無い。
残ったライダーの総力戦で挑む中、永夢はポーズの最中にパンチを繰り出してバグヴァイザーを破壊する。

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仮面ライダーエグゼイド 第44話「最期の smile」

パンデミックが拡大する中、ゲムデウス抗体であるドクターマイティガシャットをポッピーが自身に刺せば、パンデミックを解消出来ると提言。ただしその代わり、ポッピーは消えてしまうであろうと。
それがポッピーの辿り着いた、人間を犠牲に生まれてしまったバグスターとしての贖罪というコトなんでしょうかね。
バグスター誕生システムは本人の意思ならざる部分なわけだから、生まれてきただけで贖罪を背負わなければならないというのはあまりに辛いコトであると思えますが…。

ポッピーは抗体プログラムを拡散させて、パンデミックは収束する。
黎斗とのお別れが最も念が入っていますが、黎斗にとってポッピーは母親から誕生してきた存在なので、母親を死なせない為に云々とは言ってたけど、ここでやっと母親とお別れが出来たのだというコトになる。

黎斗にとってこのパンデミックとその収束は、父親と母親の対決でもある。バックグラウンド(家族関係)が明確化されていない永夢に代わって、「石ノ森イズム」を最も体現しているエグゼイドのキャラクターであると言える。とはいえ、黎斗を完全に信用出来るワケじゃないんだぜ。

丸っきり倒せる手が見つからないゲムデウスでしたが、レベル1であればバグスターと人間を切除して弱体化させられる、攻撃効果があるというコトで、一同レベル1で戦う。
最近めっきり使われていなかったレベル1が何処かでもっかい活躍させられるコトは予想しやすいとして、「ポッピーが教えてくれたこと」として、ポッピー消失のドラマに繋げている部分が細かいながらに上手いなぁと感じる。
特にそういうの無くレベル1が出てきても結構美味しいと思うんですが、永夢の感情としての流れも考慮してレベル1登場になっているので、ドラマ的価値が付与されて更に美味しくなる。

切除したゲムデウスはパラドがドクターマイティの効力を使い、共に消滅。
パラドが消えたことでムテキの力は使えなくなったはずと喜ぶ檀正宗と最後の戦い…ということで次回へ。

ビルドはエグゼイドのデータを回収する為に現れるも、ゲンムと間違えてしまったとのこと。これ、1年前にゴーストでゲンムが出たのも同じような理由だったのかな…?
何で主役を差し置いてゲンムが先に出たのかと不思議でしゃーなかったけれども。

仮面ライダー 各話レビュー

仮面ライダーエグゼイド 第43話「白衣の license」

クロノスによってゲムデウスは倒されたものの、融合によって真のラスボス化を果たした檀正宗の登場により、再びゲムデウスウイルスのパンデミックが始まる。

仮面ライダークロニクルのルールにより、ラスボスへの挑戦権を持っているのはライドプレイヤーであるニコ。ニコが、ラスボスに唯一対抗しうるチカラであるクロノスの副作用に耐えることが出来れば挑戦出来るのである…と、ニコをさらっていった檀正宗。
それはニコが消えればクロニクルはまた初めからやり直しであるという意味でもある。

しかし、これまで何年もライダー医療の副作用に苦しんできた大我であれば、クロニクルの中でクロノスに耐える抗体を持っているのだと、変身。
クロノスに変身は出来たものの、クロノス+ゲムデウスの檀正宗には敵わない。
そこへ助けに入ってきた永夢と飛彩と共に、3人で檀正宗に挑むことに。
物凄く今更ながら、遂に大我が永夢と飛彩の仲間になりました。
そういえばちゃんと仲間になってはいなかったね…と思い出すぐらいに、ようやっとです。
これまで大我がどのような想いで戦って来たのか復習し、チーム医療の元で助け合う。命を大切に想う医者であれば、自分の命も大切にしなくてはと。
患者は、医者に自分の痛みを知ってもらいたいとは思っているけれど、医者に同じ病気になってほしいとは思っていないのであるからして。
だからこそチーム医療が重要になるという論拠でもある。

最近は毎回、クロノスやゲムデウスが「もうこんなん勝たれへんやんけ!」という能力を発揮して、それに対して壇黎斗が新機能で対抗するという感じですかね。
面白いんだけれど、何でもかんでも出来てしまう黎斗に頼り過ぎという気持ちも浮かび、残り話数も僅かとはいえ、そろそろ死んでくれた方がイイかもしれない(ぇ)。

仮面ライダー 各話レビュー

仮面ライダーエグゼイド 第42話「God 降臨!」

全てのガシャットロフィーが授けられ、遂に仮面ライダークロニクルのラスボス・ゲムデウスが降臨する。
ゲムデウスの出現によってゲーム病がパンデミックし、多くの人が苦しめられる。ゲムデウスを攻略しなければ、このゲーム病は治らない。

そこで九条が考えたのはゲムデウスウイルスの抗体作り。
グラファイトがゲムデウスウイスルに対応出来たことから、バグスターの身体であれば抗体が作れるはずだと推測し、コンテニュー出来る黎斗と自身の身体でにウイルスを感染させる。

九条は視聴者人気で復活したのだろうだけに、復活したはいいけど話にはあまり絡まず持て余してるなーと思っていたので、今回は使い方になるほどと膝を打ちました。
既に死んでいる黎斗と九条、その体を研究して生きている人間の治療に役立てる。まさしく監察医のお仕事です。

同時にそれは、クリスマスに殺されたリベンジ戦でもある。
九条本人は敵討ちは終わっているとは言いますが、やはり因縁ある相手だけに復讐という点はどうにも外せない。
抗体作りというストーリーに必要な要素、因縁の相手との決着というドラマ、監察医やコンテニューの設定活用…と、かなり色んな物がしっかり噛み合った展開で、レベルが高いなと感じさせてくれます。
しかも九条の復活は予定されたものではなかったわけですし、それを終盤で上手く活用したもんだなぁと感心。
レーザーがバイクに乗るという画も、色々おかしくて楽しい。

といったわけで、抗体によってゲムデウスウイルスは弱体化。
毎回「こんなん出されたら勝てないでしょ…」みたいな敵の攻撃を1話内で攻略していく。やはり天才…いや、神か…。
正直、クロノス登場から黎斗への依存度はかなり高いですよね。黎斗いなかったら、とっくに詰んでいたのでは…。
毒を持って毒を制する…というか、ウイルスを持ってウイルスを制するのは医学の常套手段か。

弱体化したゲムデウスはクロノスが爆散させる。クロノスは対ゲムデウス用のキャラクターなので、あっさり倒せるのかもしれない。
ゲムデウスのデータはクロノスが吸収し、檀正宗は人間からラスボスのバグスターへと変化。運営にして仮面ライダークロニクルの、そして「仮面ライダーエグゼイド」の真のラスボスとなる。

8月末で終わりですので、やはりそうですよね。
9月末までなら、クロノス倒して衛生省黒幕説まであるんちゃうかなーぐらいに思ってたんですが。
永夢が主役である事を考えると、衛生省の日向さんに期待してしまいますよね。仮面ライダー的な要素として。
クロノスがラスボスだと、その息子である黎斗が主人公みたいだもの。アイツ、ほんと美味しい役やなぁ…。

仮面ライダー 各話レビュー

仮面ライダーエグゼイド 第41話「Reset されたゲーム!」

クロノスのリセットで、ハイパームテキを始め、最近の諸々が無かったことにされてしまう。再びムテキガシャットを作っても同じ事が起きては意味が無いと、過労死を重ねながら対策を講じる永夢に黎斗。
ムテキが使えないのならばグラファイトに宿るゲムデウスの力を利用するしかないと考えるも、グラファイトだけは絶対殺すマンと化している大我と飛彩は反対し、グラファイト討伐に出向く。

スナイプ、ブレイブと決着を着けようと戦うグラファイトはとても楽しそう。それがグラファイトの、敵役として生まれた自身の矜持を全うする行為だから。だから、たとえそれで敗北したとしても本人に悔いは無いのであると。

グラファイトはパラドやポッピーが人間と協力したいというならすればいいと、意外と個人自由主義。自分自身がやりたい事をするからこそ、他のバグスターもまたそうであれと。
グラファイトは人間からしたら命を奪う敵には違いないながら、その心には嘘は無く、自由であったと言える。
「人間の自由の為に戦う」がテーマの仮面ライダーにおいては、敵ではあっても悪ではなかったと言えるのやもしれない。

人間の協力者となったバグスターが生き残り、最後まで敵である事を貫いたバグスターは消え去った。敵である事をプログラムされて生まれたバグスター、その「運命」を変えたモノと、「運命」に従ったモノとの分かれ道なのだろうか。

いや、でもグラファイトは最期に笑顔になったのだから不幸ではなかった。結局、大事なのは「生きるか死ぬか」でなく、「自由であるか否か」なのである。仮面ライダーという番組において。
グラファイト自らが選んだ運命が、たとえ元の運命の道筋と同じであったとしても、その意味は全く違うはずなのだから。

といったわけで新たなハイパームテキガシャットにはセーブ機能が加わり、もうリセットも怖くない。毎度毎度チートを1週で跳ね返しやがって…。なんかBLEACHの後出しじゃんけんのようでもあるが。

ゲムデウス本体が登場し、ここで劇場版とテレビでルートが分岐するとかしないとか…?
果たしてポーズやリセット以上の力をゲムデウスさんは持ちえるのだろうか…ハードル上げられまくっとるぞ。

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仮面ライダーエグゼイド 第40話「運命の reboot!」

前回、パラドを消滅させたかと思われたエグゼイドでしたが、消滅の間際に永夢の中に取り込むことで助けていた…とこの辺りは予想通り。
では、元々消滅させる気が無いならば前回のあれは何の茶番だったのかというと、パラドに命が消える恐怖を理解して貰いたかったから、とのこと。
これによってパラドは命の大切さを知り、自分が消してきた命への後悔に苛まれる。命の大切さを理解したパラドと共に、永夢は協力プレイでクロノスに立ち向かう。

流れとしては想定できた流れで、遂にここまで来たかというカタルシスもありますが、改めて見ると宝生永夢って奴はなかなか恐ろしいヤツです。
心が繋がっているコトからパラドが死への恐怖を感じ始めていたことを分かっていたので、死をリアルに体験させることで理解させようとしたと。
暴力の痛みが分からない奴に殴って分からせるみたいな話です。そういうやり方もまぁあるかもとは分かりますけど、それを医者がやるのか…と思うと、宝生永夢おそろしやです…。以前にもゲンムが一度死ぬ攻略法を提案していたりと、ゲーム攻略に関してはかなりエグイ方法も平気で使います。ブラック・ジャックだったらやりそうな手ではあるがなぁ…。

といったわけで、遂にパラドと協力プレイ。
そもそもパラドは永夢の遊び相手として誕生し、ずっと心のときめきを求め、それは言ってみれば「人間になりたかった」というトコロに落ち着いてしまう。
そして、今のパラドはコンテニュー出来ない仕様になり、命の重さを理解している為、それは人間と変わらない存在であるとも言える。
永夢と共に人間の自由の為に戦うパラド。それによってパラドクスは本当の「仮面ライダー」になったのだと言える。

パラドが仲間になるのではという布石は結構前からあったので納得の面もありつつ、人死にを出した張本人を受け入れるのかという驚きも一方である。まぁ黎斗なんか反省もせずに仲間になったような顔しているので、それに比べたらかなりマシであるという風にも見えるが。

パラドを自分の罪として受け入れながら、しかし医者として前へ進んでいこうという成長です。
ワクチンの考え方と同じで、「ウイルスを駆逐しようとしてもダメ! 上手く有効活用した方がイイ!」というコトでもあるのかもしれんなぁ。
「ウイルス」も「死」も、この世から消し去ることなどは出来ないのだから、上手く折り合いながら進んでいくしかない。
それが死の概念を根本から消し去ろうとしているクロノスへの対抗案でもある。

といったトコロで檀正宗が「リセット」の能力を発揮して、ハイパームテキガシャットを消し去ってしまう。いや、もう…なんだコイツ。

まぁ、ムテキは死の概念を消し去ったガシャットでもあるので、あれはあれで医者からすれば悪魔の力みたいなモンだし、消えてしまうのも仕方ないようにも思える…。

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